26話 ミリアVSアリア
試合を観戦していたグレイのもとには先程試合を終えたラッシュが来ていた。リクはというと一度グレイのところに来てから出番を待って緊張しているアリア達のもとに行ったようだ
「ククッ、どうだ、グレイ?お前の目にかなうやつはいたか」
「う~ん、ざっと見た感じだとみんな学生にしてはみんな強いな、でもその中で抜け出て強い奴はリク、アリア、ルカ、俺の愛しの妹ミリア、そしてあと二人」
「ククッ、妥当だな、で、あと二人は?」
「わかってるだろ、あそこにいる物静かな子確か、ククル=アスルークだったっけ?となんか俺たちに敵意むき出しのロイ=マルクスだな」
グレイはそう言いながらそれぞれ指をさしていた
「まぁ、こんなもんだろ」
「そうだな。」
「じゃ、俺たちもミリアのところに行ってくるか」
「そうだな」
そうしてグレイたちはこの話を打ち切り未だに緊張しているであろうミリアたちのもとへと向かっていった。
「お、お兄ちゃん!緊張するよ~」
グレイを見た瞬間ミリアはグレイに駆け寄っていき開口一番に今の不安を言った
「そうかそうか。なら、俺が緊張を解くためのおまじないをかけてやる」
「えっ」
するとグレイはミリアの頭に手を起き優しく撫で始めた。それにミリアの顔も少々緩んできている
「お兄さん何やってるの!」
「グレイ、こんな時に兄弟で」
「授業中によくやるです」
「ククッ、グレイお前はとうとう兄弟で禁断の道に」
するとそこにルカ達も現れ自体が少々ややこしくなったがそこはグレイが全力で弁明し無実を勝ち取った。明らかにラッシュは遊んでいたが
「じゃあ次の試合は、ミリア=ゾルディア、アリア=カルティア出てこい」
そのままミリアたちと話をしているあいだにミリアとアリアは呼ばれた
「アリア、ミリアちゃん頑張るんだぞ」
「ミリア~負けないでよ」
「二人共頑張れよ」
「二人共頑張ってくるんだぞ、みんな応援してるからな、ま、アリアには悪いがウチのミリアが勝つけど」
「そうなるとは限らないです」
「私も負けないよ」
みんなの声援を聞きアリアとミリアは結界の中に入っていった
「準備はいいか?」
「「はい」」
ミリアはレイピアを構えアリアは杖のようなものを持っていた
「では、始め!」
ガロスの声がかかると同時に動き出したのはアリア
「私から行くです、水属性 水斬」
アリアは杖に水を纏わせそれを振ると水のカッターがミリアに襲い掛かる
「そのぐらいじゃやられないよ、風属性 風壁」
ミリアはそれに対し風の壁を作り出し水のカッターを防ぎきる。そしてそのままアリアに向かって突撃していく。ミリアはアリアの武器が杖であったため遠距離型だと思い近接戦闘に持ち込むことにしたようだ
「その判断は正しいでしょうが私の場合は間違いです。水属性付加 杖 状態 剣」
ミリアがアリアの前に来たときアリアは呪文を唱え杖が剣状になるように水を纏わせミリアの刺突を防いでいく。だが、ミリアも負けずに
「風属性 風纏」
レイピアに風属性の魔法を付与しレイピアの刃には、風が渦巻いているアリアは風を纏ったレイピアの刺突を先ほどと同じようにさばいていこうとするが杖がレイピアに触れた瞬間杖は風によって吹き飛ばされた
「これで決めるよ。」
そのチャンスを見逃さずアリアはさらに追撃をかける
「水属性 噴水」
ミリアの刺突がアリアに当たる直前アリアは水を地面から上に打ち上げるようにしてミリアの手を打ち上げた。だが、かなりの衝撃だったにもかかわらずレイピアをはなさなかったミリアも対したものだろう。
「まだです」
「水属性 水手」
アリアからミリアの元に水でできた手が向かっていったがその動きは早いわけではなくミリアは余裕に避けた
「そんなのじゃ当たらないわよ」
「いえ、目的は達成です」
「えっ」
アリアの目的それはミリアの後ろにあった自分の杖。水の手がそれを掴むと同時にアリアは呪文を唱える
「水属性 双水弾」
するとアリアの手からひとつの水弾が飛んでいく。先ほどの水手と比べても明らかに早い。だがミリアにとってよけられないほどの速さではない。だが、さきほど、避けてしまい相手に杖を渡してしまったのが、ミリアの心に残ってしまったのか、ミリアは水弾を避けようとせずレイピアで切り裂いた。レイピアは刺突に優れてるとは言え剣なのだ。そして安心したミリアだが、ふと、ミリアの手元から伸びている水手をみた。
(あれ?なんでまだ水手を戻してないんだろ?杖も手元にない!ってことは)
ミリアは気づくがもう遅い背後の水手が未だに持っている杖からも水弾は飛んできたのだ。双水弾これは二つ水弾で相手を倒す技であった。そしてそのまま水弾はミリアに直撃した
(これは、もう無理)
そうしてミリアは倒れた
「勝者 アリア=カルティア!」
こうしてミリアVSアリアの戦いはアリアの勝利で終わった




