24話 模擬戦前
Sクラスの生徒たちはガロスによって闘技場の中心へと集められ整列させられるとガロスは今日の授業について話し始めた
「みんな知ってると思うがもうすぐ学年別タッグトーナメントが開催される。そのために今日の授業はみんなに模擬戦をしてもらう。これを参考に代表6名3組をつくるから気合入れとけ」
そうガロスが言うとsクラスのみんなが騒ぎ始めグレイたちの近くからもみんなの意気込む声が聞こえてくる
「騒ぐな騒ぐな、タッグマッチについてルールも一応確認しておくぞ。そうだなゾルディア妹言ってみろ」
「そんな風に呼ばないでくださいガロス先生!私のことはミリアでいいですから」
「そうかそうか、でゾルディア妹答えてみろ」
「だからですね!」
ガロスは完璧にミリアで遊んでいた。そのことにグレイは気づきミリアを援護するため口を開いた
「ガロスせんせーい!いくら俺に口で負かされるからって人の妹に当たらんでください。器小さいですよ」
「くっ、それもそうかじゃ、遊びはこのへんでゾルディアルールの説明を頼む」
「はい、分かりましたよ。では、学年別トーナメントのルールは簡単各クラス代表6名を選出し三組のチームを作ります。そして戦闘は決められた正方形のフィールドが用意されそこから離れ10秒以上フィールド外にいたものはすぐさま失格となります。さらにタッグのうちのどちらか一人が戦闘不能などに陥っても負けとなります。こんな感じでしょうか?」
「そうだな、そんなもんでいいだろう。じゃ、早速模擬戦はじめるから呼ばれたやつから来いよ。まずはリク=グラスとラッシュ=ルーカスだ。ほかのやつは結界の中から出てろよ」
まずはじめに呼ばれたのはまさかのリクとラッシュだった。このカードはなかなか面白そうなのでどの生徒も注目している。なぜならまず、リク=グラスからは三大貴族の一つグラス家の次期当主であり実力もSクラスの中でもトップクラスなのだ。そしてもうひとり ラッシュ=ルーカス彼は元Fクラスではあるが誰ひとりとして彼の戦闘を見たことがないのだ。まぁそれも当然だろうなぜならラッシュはいつもグレイに付き合い実践の時はいつもさぼていたのだから、
「準備できたな、こっちも結界もうすぐ結界貼り終わるからもうちょっと待ってろ」
結界、これはある特殊の効果を持つもので外からの攻撃を守るだけじゃなく結界ないの人間のダメージも減らしてくれる代物だ。だがこれは主にこういう模擬戦の時などにしか使わず本物の戦闘の時は使われないなぜならこれは外側からの攻撃を遮断するだけじゃなく内側からの攻撃もしっかりと遮断してしまうからである。
まぁ、そんなことは置いといてグレイはラッシュたちの戦闘を見ようと一人で壁際にいた。ちなみになぜ一人かというとほかの皆が、それぞれ模擬戦に備え武器などの確認をしているからである。そんな彼のもとに一人の人影が近づいてくる
「おや?Fクラスだったグレイくんじゃないか?どうしたんだいこんなところにひとりで?しかもなんの準備をしてないなんて結構な自信じゃないか」
「誰だ?君は」
「おっと!失礼したね、僕は ロイ=マルクス由緒正しいマルクス家の三男だ。」
嫌味ったらしくグレイに話しかけてきたのはロイ=マルクス 上流貴族のおぼっちゃまだが実力はリクと同等のものである
「で~ロイくんが俺に何のようだ?」
「いやいや、ただ今までFクラスだった君があまりにも余裕そうだったんで声をかけただけだよ」
「そうか、でもあんたもなんの準備してないようだけど?」
「僕は余裕だからね。でも君はあんまり舐めないほうがいいよ。sクラスみんな結構強いからね。君の戦闘は見たことないけど所詮Fクラスだった君は気お付けなよ」
「ふ~ん、まぁ俺は大丈夫だから気にせんでいいよ」
「・・・・・その余裕がいつまでもつかな」
そう言うとロイはその場から立ち去った。その顔がなにか悔しそうな表情をしていたのはグレイからは見えなかった。
「結界の準備も整ったから、はじめるぞ。ルールは簡単相手を倒せばいいそれだけだ。だが、いくら結界を張ったからといって大丈夫だとはわからんから俺が危険だと思ったら止めるからな、じゃあ二人共準備はいいか?」
「はい」
リクは自分の身の丈ほどある大剣を構えた。
「ククッ、いいよ」
それに対しラッシュは愛用のトンファーを構え戦闘態勢に入った
「では、始め!」
こうして模擬戦一回戦リクVSラッシュの戦いの火蓋が切って落とされた




