21話 Sクラス
教室に入った二人は教団の上に行きこれからクラスメートとなる30人程のSクラスの生徒たちを見た。その生徒たちの瞳には困惑の色が強かった
「じゃあ、二人共自己紹介して」
「じゃぁ~俺からね~みんな知ってると思うけど元Fクラス、グレイ=ゾルディアだよ~、妹ともどもよろしくねぇ~」
「俺は元Fクラス、ラッシュ=ルーカスだ」
教室からはまばらに拍手が聞こえてくる。やはりFクラスからいきなりSクラスにやってきた二人のことはあまり歓迎されていないようだ。
「じゃあ、二人は後ろの空いてる席に座ってね」
レイラの指示に従いグレイは窓際の後ろにそのまえにはラッシュは座った
「じゃあ、これからHR始めるけど、今日はひとつだけ。そろそろ始まる学年別タッグトーナメントの代表選手をそろそろ決めないといけないから今日は模擬戦をやって代表6人決めるからみんな気合入れてね~以上」
そう言うとレイラは教室からすぐに出て行った。
そうしてすぐクラスの中はタッグトーナメントの話題で一色になった
「タッグトーナメントねぇ~去年は俺たちには関係なかったよなラッシュ~」
「ククッ、そりゃそうだろ、Fクラスがそんなイベントに出れるわけがない」
「そうだよなぁ~、だから俺たち、どんなイベントかしらねんだよなぁ~」
「そうなのか?それなら俺が教えてやろうか?」
「ああ、よろしく頼む・・・・・・・・って!お前誰だ?」
タッグトーナメントのことにグレイたちが迷っていると隣の席の男がグレイたちに話しかけてきた
「俺は、リク=グラスだ。よろしく」
「おう!よろしく、リク」
「グラスというと、三大貴族のグラス家か?」
「ああ、その次期当主だ」
ラッシュがリクに質問をするとその答えは肯定だった。そして
リクがそういった時に顔に影がかかったように見えたがグレイたちは気のせいだと思い話を続けた
「で、タッグマッチのことで聴きたんだが教えてくれるか?」
「いいぞ、で早速説明するが・・・・・・」
「何やってるのですか?リク」
リクが説明をはじめようとするとリクの前の席から突如違う声に話しかけられ中断された
「おお、アリアか何、今からグレイたちがタッグマッチのこと知らないようだから教えてやろうとな。あ、グレイ、ラッシュこいつはアリア=カルティアで俺の幼馴染かな?」
「アリア=カルティアです。一応リクとは幼馴染のようなものですが、私は貴族じゃないです。あとよろしくです」
「よろしくなぁ~、アリアちゃん」
「よろしく」
「じゃ、今度こそ説明す・・・・・・」
説明をまたリクが始めようとすると今度は同時に授業はじまりの合図のチャイムが鳴ったことにより結局グレイたちはタッグマッチのことについては聞くことができなかった
「わり、後で説明するわ。」
「よろしく頼むぞリク!」
すぐに先生が入ってきたのでさっきまで騒いでなものも静かになりそれに合わせグレイたちもしゃべるのをやめると号令がかかり一時間目の授業が始まった




