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18話 消える

教室でレイラの帰りを待っていたグレイたちのもとに

なにか呆然とした表情のレイラがやってきた


「レイちゃん、俺たちの退学はどうなったの?」


グレイはニヤニヤとしながらレイラに質問をする

自分の質問に対する答えがわかってるかのように


「あ、え、ええあなたたちの退学は取り消しになったわ」


呆然としていたレイラだったがグレイの質問で

はっと目が覚めたかのように質問に答えた


「ククッ、さすがレイちゃん先生だな

 俺たちの退学を消すとはなかなか」


「いいえ、私は何もできなかったわ。

 だけど、学園長がたまたま来た手紙を見たあとに私を追い出して

 また呼ばれたかと思うとなぜか手のひらを返したように

 あなたたちの退学処分がなくなったのよ」


なぜかしら?なんて思っているレイラだったが

ラッシュはなぜそうなったのかわかってるかのようにグレイに視線を向けると

グレイは右の親指をグッと突き出していた


「そうなんだ、よかったよかったこれで俺たちは

 退学せずに済んだのかそしてFクラスも存続できると」


グレイは白々しく言っていた


「いいえ、Fクラスの解体は決定でシルバーウルフから

 生きて帰って来れたアナタ達はこれから私の受け持つもうひとつのクラス

 sクラスにきてもらいます」


「「へっ」」


ふたり揃って間抜けな声を出してしまった

ラッシュはグレイの方に再び視線を向けるがグレイは

腕を顔の前でブンブンと横に振り何かを否定していた

そしてこの時グレイとラッシュのSクラス行きが決定してしまった。


ここで少々時間はさかのぼり学園長のもとに手紙が届いたあとのことである

学園長はレイラを退出させたあと手紙を開いてその中身を読んだその内容は


”メルカティア学園長様へ

 こんな急なお手紙を申し訳ありません

 しかし私も今はある一件で忙しい身であるので

 簡単に言います

 現在あなたの学園に所属するFクラスの生徒

 グレイ=ゾルディア、ラッシュ=ルーカス

 二名の退学を取り消すようお願いしまします

 ただし、お願いと書いておりますがこれは私からの命令です

 もし断るようなことがあればわかりますね

 ではこのあたりで失礼させていただきます

 



 PS Fクラスは解体し上記二名はSクラスに移動すること


                     武神より”


これを読んだ学園長はすぐさまレイラにグレイたちの

退学を取り消すように言いこうしてグレイたちの退学は

はれてなくなったのだがこれはもちろんグレイが書いたものである

だが学園長は『武神』という名に

ビビリなんの確認もせずに一年も前に姿を消した

『武神』の手紙をすぐさま処分した。

だがこの手紙には一つグレイたちも予想していないことが書いてある

それは

処分された手紙の”Fクラスは解体し上記二名はSクラスに移動すること”がいつの間にか消えていることで

わかるであろう

しかし、これに気づいたものは誰ひとりとしていなかった

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