↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/31

16話 忘れ物

「ククッ、そろそろいいかグレイ」


「ああ、大丈夫か?ミリア」


「うん」


今まで空気だったラッシュがグレイたちの感動の

シーンが終わると同時に話しかけた


「よし、これで依頼も終わったし帰って報告しようぜ~」


「そうだな」


グレイはミリアとの仲が元に戻り

上機嫌に学園へと戻ろうとしたが


「ラッシュ~何か忘れてないか」


「何かってなんだ?」


グレイは何か忘れてるような気がしてならなかった


「ねぇ、お兄ちゃんレイラ先生は?

 さっきラッシュさん背負ってなかった?」


ミリアはグレイが昔のままだったので

これからは兄貴ではなくお兄ちゃんと呼ぶよにしたようだ

そして忘れられたレイラはというと

そこらへんの草むらで未だに気絶していた


「ど、ど~しよう~~~~レイちゃん

 殴って気絶させちゃったけど怒られないよね!ね!」


「ククッ、どうだろうな」


「なに!?お兄ちゃん達レイラ先生殴ったの!!」


「いや、その、俺たちの実力は隠していくつもりだったから」


グレイ達は冷や汗をかいていた

このままレイラが起きたら自分がどうなってしまうのかと

その時


「う、う~~~ん」


レイラが起き上がり周りをキョロキョロ

見渡したあとグレイたちの方を見て


「・・・・・・・・・・あっ!グレイくん達!

 あの時どうなったの私いきなり気が遠くなって

 倒れたけどそのあとどうなったの!」


レイラはなぜ自分が気絶してしまったのか気づいていなかったようだ

そのことに安心したグレイは嘘をつくことにした


「いや~、レイちゃんが気絶したあと

 俺の可愛い妹であるミリアが助けに来てくれてね

 見事に追っ払ってくれたよ。な!ラッシュ」


「そうだな、あの時はどうなることかと思ったよ」


そのあとグレイたちはミリアに目配せして

話を合わせるように伝えた


「え、ええ、たまたま来ていた私がお兄ちゃん達と協力して

 見事に追っ払いましたよ」


「そ、そう無事なら良かったわでもミリアさん

 この森は危険がいっぱいあるので

 一人では来ないでくださいね!」


何かと頭がまだうまく働いていないのか

レイラはミリアがどうしてたまたまこの森にいたのかは疑いもせずに

軽く注意をしてその話を切り上げた


「レイちゃんもうシルバーウルフもいなくなったんだし

 転移して帰ろうよ~」


「そうしましょうか」


グレイは早く帰りたいのかレイラに早く転移して欲しいと頼み

レイラもすぐさま転移魔法を発動させ

数分後にはグレイたち四人は学園の前にいた


「グレイ君、ラッシュ君あなたたちにまだ命があることは

 とても嬉しいことですしかし依頼は失敗していまいました

 だけど安心してください絶対に私があなたたちを退学にさせませんから!!」


妙に気合の入ったレイラの言葉にグレイたちは

すぐに反応できなかったがミリアは違ったようで


「あの~レイラ先生お兄ちゃん達はシルバーウルフを

 たい・・・追っ払ったので依頼は成功ではないのですか?」


「いいえ、今回は討伐なので

 シルバーウルフの牙を持ってこなければいけないのです」


レイラの言葉に今まで思考の停止していた

グレイは自分たちが何を忘れていたのかに気づいた


「が~~~~!!そうだった牙だよ牙!

 あいつから取るの忘れてた~~~!!」


「ククッ、これやってしまったな」


「も~う!お兄ちゃんなんでそんな大事なこと忘れてたの

 もうお兄ちゃん退学になっちゃうよ!」


そのあとも約3名の大声が学園前に響き渡っていたが

レイラがその場を収めミリアだけを家に返し

グレイとラッシュはFクラスの教室で待機となりレイラは学園長室へと向かった。

その時のミリアの顔は不満でいっぱいだったが

グレイが耳元で何かをつぶやくと今までの顔がウソだったかのように

なりスキップしながら家へと帰っていった

何を言ったかは秘密である。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。