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雨の詩  作者: 入江 涼子
4/6

4詩、呼ばれる雨

 空は快晴だが


 ゲコゲコと田んぼから鳴き声がした


 カエルだ


 アイツらが鳴くと


 雨が呼ばれると言う


 要は降ると言う事だ


 しばらくして、にわかに曇り出す


 ぽつぽつと雫が落ちてくる


 ザァーと降り出してきた


 室内にいたから、良かったけど


 外にいたらヤバかった


 ずぶ濡れになっていたろうな


 私は電気ケトルから、お湯をカップに注ぐ


 コポコポと音がして湯気が立つ


 相変わらず、コーヒーを淹れたのだ


 まあ、今は暑いし


 冷蔵庫に近づいて


 下にある冷凍庫の扉を開けた


 目当ては氷だ


 ガサガサと音を立てながら、スコップ状の道具で何個か、氷を掬う


 カップの中にそれを投入した


 傍らにあるスプーンで素早く混ぜる


 冷凍庫に道具を戻し、扉を閉めた


 出来上がったアイスコーヒーを口に含む


 冷たいながらに程よい苦味と甘みが口内に広がる


 美味しい


 素直にそう言う感想が出た


 ちびちびと飲みながら、窓ガラスに当たる雨粒を見つめた


 外では雨風が強まっていたのだった

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