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最強チートで無双してるのに、美人で可愛くてスタイル抜群な三人のヒロインから“キモいセクハラ野郎”と罵られ続ける俺の異世界冒険記  作者: トワイライト
第1章 異世界転移&チート持ち──確かにハーレムだけど、想像してたやつと全然違った件

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第17話 ディナー解散──美少女集団との距離が縮まり、“ハーレム計画”が一歩前進

 〈ロイヤル・グラン=イグニス〉の重厚な扉が静かに閉じられ、夜風が四人の周囲を通り抜けた。

 魔石灯が淡く照らす石畳の上に、三人のヒロインが同時に肩の力を抜く。


「……やっと終わったわ」


 エステルが、心底疲れたという顔でため息を吐く。


「嫌だって言いながら……めっちゃ美味しそうに食べてたけどな」


「うるさい!」


 反射で噛みつくように返すエステル。金髪を揺らして、ぷいと横を向く。


 カナタは三人へ視線を向け、何気ない口調で言った。


「……でも、会計一人十万ゴールドもしたわ」


 カナタの言葉に、セラフィナが淡々と答える。


「……お金持ちはすごいですね。食事でそれだけ払えるなんて」


「はぁ!? 飯一回に十万ゴールドとか、正気じゃないんだけど!!」


 エステルが即座に噛みつくように怒鳴る。

 怒りと呆れが入り混じった声が夜気に散ったその直後、リヴィアが静かに口を開いた。


「……とにかく。これで終わり。もうあなたと関わるつもりはないから」


 凛とした黒髪の剣士が、真正面から突き放すように告げる。

 その声音には、一切の迷いがなかった。


「わかってるよ」


 カナタの返事に、リヴィアはわずかに目を細めた。

 そのまま口を開くこともなく、静かに視線だけを別の方向へそらす。


(……さて。せっかくの機会だし、ここらで一つ、異世界には存在しないであろう、

 女性が確実に嬉しいやつを渡しておくか。

 こういう積み重ねが大事なんだよな、ハーレム計画ってやつは)


 カナタは意識を向けただけで、空気がわずかに揺れた。

 次の瞬間、淡い光が一点へ静かに集まり、三つの紙袋がそこに現れる。


 カナタはそのまま光が収束した袋を手に取り、三人へそっと差し出した。


 カナタは肩にかけていた袋を下ろし、三人の前へそっと差し出した。


「これ。宿に戻ってから確認してみて。色々役立つものが入ってるから」


 三人は同時に紙袋へ視線を落とす。


「……なにこれ?」とエステル。


 その横でセラフィナが袋を受け取りつつ、淡々と告げた。


「ドレスは外れでしたけどね。これはどうでしょう」


「……いや、今回はちゃんと“使える”やつのはず」


 カナタが苦笑しながら答えると、リヴィアも静かに袋を受け取った。


「話は終わったでしょ。もう帰っていい?」


「うん。今日は付き合ってくれてありがとう」


 カナタがそう言うと、リヴィアは特に言葉を返すこともなく、小さく頷いただけで踵を返した。

 セラフィナも紙袋を抱え直し、静かな足取りで後に続く。

 夜の空気が揺れ、三人のタイトドレスが淡い光を反射しながら揺らめいた。


 エステルは一歩遅れて振り返り、金髪をきつく揺らしてカナタを睨みつける。


「──いい? あんた、もう絶対に会いに来ないでよ!」


 吐き捨てるような声。

 タイトドレスの裾を乱暴に払うと、そのまま二人の後を追って歩き出した。


 三人がカナタの前から離れ、ゆっくりと夜道へ歩き出した。

 その背中を、カナタはしばらく黙って見送った。


 リヴィアの背中は、黒髪と深紺のドレスが静かに揺れ、

 引き締まった腰のラインが灯りに沿って際立ち、

 長い脚線がすらりと伸びて、影まで凛として見える。


 エステルは金髪をふわりと揺らし、真紅の布が腰から(もも)へ吸い付くように沿い、

 歩くたびに豊かな曲線が柔らかく浮き上がり、

 背中から腰にかけてのラインがひときわ艶めいていた。


 セラフィナは淡い紫が銀髪と溶け合い、

 控えめなのに目を奪う曲線が背から腰へすっと流れ、

 歩くたび裾が揺れて、上品な色気だけが淡く残る。


 三者三様の美しい後ろ姿だったが、

 タイトすぎるドレスのせいか歩幅はどれも小さく、

 裾をそっと押さえながら歩く仕草には、どこかぎこちなさもあった。


(……ドレス姿、やっぱり綺麗だったな。

 あんな色っぽい後ろ姿が見られるとは……今日は良い日だったわ)


 思わず口元が緩む。

 拒絶されても嫌われても、こうして距離を縮める“きっかけ”を一つ積み重ねられた事実は動かない。


(プレゼントも渡したし……よし、これで少しは印象良くなっただろ……)


 自分に言い聞かせるように心の中でうなずく。

 もちろん、三人から見れば好意どころか警戒心の塊に見えているのは分かっている。

 それでも――今日の一歩が無駄になるとは思っていなかった。


(ここから先が本番だな……ハーレム計画、ひとまず一歩前進ってところか……)


 そう呟いて歩き出す。

 石畳に響く軽い足音が、どこか浮き立つ気分を示していた。


 夜の街を照らす魔石灯の下、カナタはひとり満足げに微笑みながら、ゆっくりと宿へ向かっていった。

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