【 運命 】
何故だか分からないけど、ファニーが住んでいるお城で僕は嫌われているようだ。
でもファニーだけは、僕を大切にしてくれた。
ファニーには双子の姉妹がいる。
ティファだ。
彼女の髪はブロンドで瞳の色は赤い。
青い髪と青い瞳を持つ、活発なファニーとは雰囲気や性格も違っていた。
ティファは僕をイジメたりする事は無かったし、大人しい彼女は良く読書をしていたので、顔を合わす事も少なかった。
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最近、お城がやけに騒がしい。
噂では”赤の魔眼”が発現するらしい。
なんでも、女王様のオッドアイ…赤と青の瞳から、赤の魔眼が飛び出して闇の女王が生まれるそうだ。
数千年に一度のこの悲劇は、ブルーローズが誕生してから永遠と繰り返されてきたらしい。
その度に、この星は滅亡と誕生を繰り返してきたのだそうだ。
ファニーが僕に教えてくれた。
ある科学者が、女王を赤い砂と青い砂に分けた。
青い砂の半分で、ファニーが生まれた。
赤い砂の半分で、ティファが生まれた。
残りの青と赤い砂で、新たな女王が生まれた。
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その事実を知らされた時、ファニーは酷く怒ったらしい。
女王とティファは、闇の女王と共に消滅させられるだろう事を察したからだ。
そして、遂にその時が来たのだという。
女王は星の半分を犠牲にしてまで戦ったが、相手は自分自身である。
どちらかの勝利など有りはしない。
この星は、再び滅亡を迎えようとしていた。
だが、ファニーは密かに闇の女王に挑む事を決めたのだった。
『アック…ごめんね。私、行って来るわ。』
そして、僕は一人だけ水鏡で何処かに飛ばされたのだった。




