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青い髪の少女
「ここにいたのね。」
深い深い眠りの中。長い長い夢の中で。泣いて笑って、憎み憎まれ、許し許されて、生まれて、死んで、そして全てが混ざり合い、溶けて行った。
「皆んなで探したのよ。」
溶けてドロドロになって、それが嵐の海の様に激しく荒れ狂い、やがてそれがおさまって穏やかな波の様子を見せ始めた頃。
「本当に、のろまなカメなんだから。」
ぼんやりと目を開けると、巨大な少女が僕を見下ろしていた。
「アックが1番最後よ?ダントツ最下位!」
何だか怒ってる?
波音が聞こえる。見渡せば青い空に、透き通る青い海。白い砂浜に座っている巨大な青い髪の少女。僕はその手のひらに乗せられて、お説教されているらしい。
「全く…どれだけ待ったと思う?」
そうだ…僕はきっと、この少女のことを知っている。
「500万年よ!5、百、万、年!しかも、こんなに小さくなっちゃって…。」
少しずつ頭がはっきりとして来た。そうだ、死んだ後に神さまと会って、その後…どうなったんだろう。
「ハァ、もう…。」
深い溜息をついた少女は、僕を握り締めて……そして思いっ切り海に放り投げた。
チャッポン。
「…えっ!?」
転生1日目にして、僕は海に捨てられた。
「貴方には、地球での記憶は無い方が良いわ…。この星の海で、擦り切れた心を癒して来なさい。……おかえり。……アック。」




