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KNIFE & BLUE ROSE  作者: cowori
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13/25

ことの結び様は

「「カァー、カァー」」


「カラスくん、おはよう。達丸くんは居るかい?」


「よう、アック。昨日振りだな。」


「達丸くん、よろしくね!」


「こちらこそ、よろしく頼むぜ。」


「達丸くんは、地球での記憶はあるの?」


「あるぜ。オレは八咫烏つってな。結構長く生きてんだ。他の奴らは、まだまだひよっ子でな。何も覚えちゃいないよ。」


「そうなんだね。達丸くんたちは、いつもこの辺りに居るのかい?」


「ああ、ここは故郷に似てて落ち着くな。アックもそうだろ?」


「うん、僕もそうだね。これから、ことのむすび様にお供えに行ってくるから、また後でね。」


「おう、じゃぁな。」


−−−−−−−−−−−−


「おはようございます。今日は果物を色々持って来ました!」


ことのむすび様は祠の前で出迎えてくれた。


『良く来たの。さあ、ついて来るがよい。』


祠の側には、揺らめく鏡の様なものが浮いていた。そして、ことのむすび様はすうっとその中に消えて行く。

僕は少しためらったが、ことのむすび様の後を追って飛び込んだ。


すると、そこは…


「…温泉だ。」


目の前を流れる川から立ち昇る湯煙り。灯籠が並び風情ある道の先には古風な温泉旅館があった。


『いらっしやいませ!むすび旅館へようこそ!』


「あのぅ…ことのむすび様?…ですよね?」


『そうですけど?』


「随分と…そのぅ…雰囲気が、変わられましたね?」


『ああ!あの水鏡を潜ると、どういう訳かあんな風になっちゃうのよ。もう嫌になっちゃう!』


「…………。」


『さあ、入って入って!』


「お、お邪魔します。」


なんとも、異世界な展開であった。


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