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かわいいこ
『全部、壊せばいい。お前以外不要だから』
私以外を望まない彼が娘を見たことが嬉しかった。
他を必要としたことが嬉しかった。
許せない私は許されない。
私は私以外をあなたに望んで欲しくて欲しくなかった。
どうしようもなく育った矛盾。
これは私への罰?
じりじりとひきのばされた繰り返しへの猶予はズルズルと進んでいく。
世界が進んでいく。
あの人はいない。
空が見える。
「おはようございます。奥様。先生はあなたに贈る花園を望まれました。ひとが、いいえ。あなたが笑顔であれるように」
ヒトは生き延びているのかしら?




