VSメフィスト
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爆発が収まっても辺りは爆発で発生した粉塵で見える状態ではなかった。
「確かにこいつらじゃあお前には敵わないかもな。」
粉塵が徐々に収まる。
するとそこにいたのは凛と玲子ではなく勇斗だった。
「俺ならどうかな。」
そしてその顔には笑顔があった。
凛と玲子はまだ動ける状態ではなかったが辛うじて意識はあったので目の前にいる勇斗に驚きを隠せていなかった。
「どうして…あなたは…私が…倒した…はずなのに…」
勇斗は顔だけを後ろに向け二人に笑顔を向けた。
「おいおい、今の攻撃防いだのは俺だぞ?」
扉の奥にいたのは卓也だった。
「別にとる気はないぞ?」
勇斗はやさしい口調で言った。
「ほう、君はたしか前線の攻撃部隊だったはずだけど?」
「あぁ、前線には俺の分身を置いてきた。お前がたった三人で基地に戻ったのを見てちょっと不思議でな。戻ってみたらこいつが倒れてるじゃないか。しかも理由を聞いてみたらお前の悪事を言ったからな。」
卓也は勇斗を指さしながら言った。
「君は僕よりその栖鳳君を信じるのかい?」
「あぁ、俺は勇斗を助けるためにここにいるんだからな。」
「なら君も僕に抗うってことなのかい?」
「その通りだな。なにはともあれお前のやろうとしてることは見過ごせねぇからな。」
「そうかい。君はいい駒になるとおもったんだけどねぇ。仕方がない。もう戻れないからね。」
そういうとメフィストは席から立ち上がり着ていたマントを投げ捨てた。
その直後ものすごい風圧が勇斗たちを襲い、メフィストの下の床が凹んだ。
「もとから戻るつもりなんてないさ、なぁ勇斗。」
「あぁ、ここでお前を倒す、メフィスト。」
「そう。なら僕も全力で君たちを潰すとしようか。」
メフィストの声はさっきまでのものとは違う低いものになっていた。
そしてこの会話の後、勇斗、卓也、メフィストの三人は目にも止まらない速さで相手に向かって攻撃を仕掛けた。




