炎との別れ
14
勇斗は作戦本部にいた。するとそこに古くから知っている人間がきた。
相手も勇斗を見てとても驚いていた。
「勇斗!」「卓也!」
2人の声はほとんど同時だった。
「まさかお前がここにいたとはな…」
「それはこっちのセリフだぜ。少し前までP.Sに居たのによ。」
「まあ、分け合ってここにいるんだ。」
「そうか。これからは仲間ってことか。よろしくな。」
「あぁ。」
作戦は至極簡単なものだった。
研究者と思しき者は確保。それだけだった。
つまりはそれ以外は始末ということだ。
勇斗はそれを理解した上で善戦に立っていた――卓也が反対したにもかかわらず。
炎はここに来て以来ほとんど声を発していない。自分に呆れてでもいるのだろうか。
彼女たちは元気だろうか。メフィストのことは信用しているわけではない。
考え事をしていたせいだろう、敵に気づくのが遅れた。
敵から炎の玉が飛んできた。一般兵なら一瞬で死ぬ威力だ。
しかし、相手が悪かった。勇斗にそのレベルの能力は通用しない。
勇斗は右手を前に出した。すると敵の放った玉の数倍の大きさの玉が相手に襲い掛かった――敵の炎すらも飲み込んで。
辺りを見回すとそこは行き止まりだった。おそらく施設の端まで来たのだろう。
引き返そうと後ろを向いたときだった。突如炎が自分の前に現れた。
「マスター、あんたの目的は何だい?」
「炎か。久しぶりに出てきたと思ったらずいぶん怖い顔をしてるな。」
「はぐらかそうとするな。目的は何だ?」
「目的か。なんだろうな。」
「答えないつもりか。ならこっちにも考えがある。」
そういうと勇斗の腕からブレスレットが消えた。
「解放軍の考えは世界を滅ぼす。そんなとこで力を使うのはごめんだね。」
炎は最後に「マスター失望したよ。」と言い残すと消えていった。
毎度毎度更新が遅れております…
話を考えるのは難しいですね。(これでも面白い話にはなっていないのですが…)
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