表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
天来  作者:
超越者達
84/102

黒蝕.1

「はぁ…はぁ…」

激しく乱れた大地は戦闘の存在証明。

1人が立ち上がれず跪く形になっている。

跪いているのはヨタ、ヴァーデンの配下。

「殺していいんだっけ?」

そこに歩み寄る者がいる。

メアリーだ。

そして、傍にはヴェインがいた。

(ヴァーデン様を呼ばねば…!)

ヨタは笛を吹こうとする。

「ダメだよ」

ヴェインが笛を掴んで、それを阻止する。

「ヴァーデンを呼ぶのもダメだし、この女を殺すのもダメだ」

ヴェインがそう言った。

「彼女にはメッセンジャーになってもらわないと」

「メッセンジャーだと…?」

ヨタは不審そうにヴェインを見る。

「我々はスニレイク王国の者だ。我々はヴァーデン・ヴェルハイムを討伐する。」

「なっ!?」

「では、頼んだよ」

そうして、ヴェイン達は姿を消した。


同刻、スニレイク王国では…

「何っ、ヴァーデンが!?」

「えぇ、こちらに攻めてくると」

かつての魔王、ヴァーデンが攻め込んで来るとの兵士から知らせがあった。

「女王様、どうしますか?」

側近が女王に尋ねる。

「攻めてくる前に潰す。ちょうどセントに作ってもらったのじゃ、存分に使ってやろう。」

女王はそう答えた。


女王に報告した兵士は城から急いで出た。

「ふぅ、危ない」

皮膚が溶け落ち、その正体を露わにする。

「全身を作るのは楽じゃないんだよ。」

ヴェインに拾われた芸人はシャルーダという名をつけられた。

「まぁ、これでヴァーデンって奴とスニレイク王国の戦は間違いないな」

シャルーダはケラケラと笑う。


ヴァーデンの住む古城、そこにヴァーデンが帰還する。

「ヴァーデン様…」

傷だらけのヨタがヴァーデンを迎えた。

「ヨタ…何があった!?」

それを見て、ヴァーデンが問う。

「スニレイク王国の、刺客が」

「スニレイク王国だと…?」

「奴は自身を王国の者だと。そしてヴァーデン様を討伐すると…」

「…なるほど」

「ヴァーデン様、逃げましょう。王国の王女は超越者です。いくらヴァーデン様と言えど…」

ヨタはヴァーデンを必死に説得する。

「心配はいらん。俺はお前1人残してこの世を去るつもりはない。だが、お前を傷つけた者を許すつもりもない!」

「ヴァーデン様…」

「今に見てろ、ヨタ。俺がお前を傷つけたスニレイク王国を破壊してくれる!」


ヴェイン達の本拠地、鏡面世界。

闇の眷属がそこに集結する。

「あーら、前の任務失敗した悪い子がいるわぁ」

コルティアとコルティカを見てルーニアが揶揄う。

「…」

コルティアは黙っている。

「まぁ、そう言うなルーニア。何せあの雪樂達と戦ったのだから生きのびただけ優秀だろう。」

ヴェインは落ち着かせるように言った。

「あんたがそう言うならいいけど。」

ルーニアはどこか面白くなさそうにそっぽを向いた。

「さて、今回はメアリー、エリィ、シャルーダの3人に頑張ってもらおう。」

同じく、この鏡面世界に呼び出された3人は誇らしげにヴェインの言葉を受け止めた。

「ヴァーデンとスニレイク王国の戦争が激化した時、私が無差別攻撃を起こす。私は少なくともヴァーデンを、できればルクリエルもなんとか無力化したいが、厳しいね。だからルクリエルは君たちにとどめは頼みたい。」

「3人も要るのか?」

エリィがそう聞いた。

「ルクリエルの能力は単純だが、かなり厄介だ。数の多さで安心はできないほどにね。油断はしない方がいい。」

「ルクリエルの能力は?」

「それはね…」


決戦の時。

スニレイク王国の軍団がヴァーデンの古城へと攻め入ろうとしている。

古城からヴァーデンとヨタはそれを眺めている。

スニレイク王国の兵士は十万は下らない。

それに対してヴァーデン達は2人で迎え撃つ。

戦争というにはあまりにも数が違いすぎる。

だが、かつてこの地域を征服していたかつての魔王。

ルクリエルはその脅威を軽視しなかった。

持てる力を全て用いてヴァーデンを打ち滅ぼす。

そのために、自身の力を使うことも厭わなかった。

スニレイク王国軍の背後に巨大な何かが鎮座している。

スニレイク王国は成立後1000年無敗を誇る大国。

それを可能にするのは圧倒的な兵士、聖職者、魔術師などの戦力が一因である。

しかし、最も大きな要因はルクリエルが操る守護神。

巨大な城をそのまま操り、敵を屠ってきた最終兵器。

『不倶戴天討滅機城エクスカリバー』

今ここで、超越者同士が睨み合う。

開戦の時は近い。

自分はスマホで文字打ってるんですけど、成立後1000年が成立後あわわわになったのは少し面白かった。

不倶戴天を討滅する機城です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ