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天。
天駆ける流れ星は
さながら散り際の
灯火のようで
燃え尽きる寸前の命は
さながら流星のようで
彗星や銀河などではなく
ただの流れ星
一筋光を一瞬になびかせ
たった一本の生命証明を
僕らに見せつける
骸は腐れど
命は輝き
天を駆ける星となる
土に還った骸は
微生物の生を助け
天を駆ける命は
新しい世界を知らせる
また一つ落ちた
また一つ喰われた
また一つ駆けた
骸は喰われ
命は駆けた
一分一秒の間の
一つずつのストーリィ
一人一つのストーリィ
僕も君もその一つ
平等にその一つ




