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戦。
テストの僕ら。
毎日が戦場であり
守るものは既になく
小さな戦は毎日あって
だけど銃も爆弾もない
平和的でかつ
殺戮的な戦争だ
内戦と言えば内戦だし
戦争と言えば戦争だし
僕らにとっての戦場だ
何のために戦うだとか
最初は何をしたかったのだとか
もうとうに忘れてしまった
その戦争の真っ只中
最高司令官は無口で
特攻兵は行き当たりばったり
僕はゆっくりと
しかし確実に討っていく
口から出る弾丸
指をさした人差し指が
誰かの心臓を止めた
走ることはこの戦場ではしない
ただ目の前を切り開き
解けばいいのだ




