夢見てないで、どんどん叶えてけ!
「葵!?私ね、頑張ったんだよ。だから、褒めてよぅ。頭撫でてよぉ。」
僕が目を覚ますと、ベットの上だった。
「…瑠、美?…今は、いつ?」
どんくらい寝てたのかな。
「501月の24日よ。」
そんなに寝てたんだ。希は酷いな。助けてくれるにしても、もう少しやり方があったんじゃないかな。
「でも葵、目を覚ましてくれてよかったわ。」
「ははは。…目、覚まさなきゃ…希が助っ、けた…意味ないでしょ。」
僕も軽く死ぬかと思ったけどね。
「で、健人たちは、どう…だった?」
助けられたのかな?
「助けられたわよ。凄く楽にできたわ。」
よかった。作戦は成功したんだね。…まあ、作戦って程のもんじゃないけどね。
「おい!!葵が目ぇ覚ましたって本当か!?」
永希様が飛び込んできた。
「そんなに心配してくれてたんだ。僕、とっても嬉しいよ☆」
「え…。そんな心配してねぇし。」
何かツンデレみたいなこと言ってるし。
「葵は俺にとって、大っ切な、絶対に必要な人間。心配に決まってるだろ?」
七美が後ろから入って来て、通訳した。
「は?そんなんじゃないし。俺は、別に…暇だったからたまたま見に来ただけだっつーの。」
ちょっと可愛いかも。このツンデレ!
『葵!!』
何か、人がいっぱい(15人くらい?)来た。
「大丈夫?」
由里が僕の手を握った。天然でそんなことするんじゃ、この子はダメだね。
「大丈夫だよ。あははは…。」
希に放り投げられただけなんだから。
「それよりも、希は?」
皆が一斉に首を傾げた。誰も知らないの…?
「てゆうか葵、どうしたんです?敵の中心に1人で突っ込むなんて、らしくないようなことしたりして…。希さんなんて、どこにいたんです?」
最初僕が見た希は、いちごの幻だったのかな。でも僕を助けてくれたってことは、本物の希もいたってことだよね。…どこに隠れてたんだろ。
「僕が駆けてったしょ?で、囲まれたんよ。僕はすぐ戻れるん思ぉたねん。でもそこは、魔法無効化空間だったん。そんじゃ僕は何も出来ないじゃん。こりゃヤバいな思ったんよ。で、諦めかけたん。てか諦めたん。そんとき希が来たんよ。助けてくれたねん。でもその後が酷かですばい。僕のこと放り投げよったんじゃい。」
質問と答えがあってない気がするな…。
ああ、気持ち悪くなってきたなあ。花のおかげで治りかかってた病気が、また悪化してきちゃったかな。
「皆、心配してくれてありがとう。僕はまだ疲れが残ってるみたいだよ。もうちょっと、寝かせてね。おやすみ。」
ぼくはそのまま、再び眠りについた。




