わたしは皆と、平和を掴みたかった
「……それから、僕達は仲良くなってったんだよ。」
『…。』
そんな言い方しても、ねぇ?
「なっ何さ。正直に話したじゃん。」
「ああ、あの時はなぁ。本っ当に、むかついた。この野郎ぉ、って思った。」
「あの、いつまで公園になんか居るんですか?ひな寒くなって来たんですけど。」
「なら、私の家に来る?」
「沙羅の家ってこの辺だっけ?」
「すぐそこよ。」
「ひな、お腹も空いてるんですけど。早く行きません?」
雛乃…。本当に凄い、わよね。
「雛乃。その態度は、私だからよね。」
沙羅が、歩きながら問う。そうよね、心配よ。
「何がです?ひな、おかしなこと言いましたか?」
こんなこと言う子だもの。
「貴方ねぇ。まぁいいわ。ここが私の家よ。」
新しい綺麗な家だった。
「その辺に座って。」
わぁ~。この部屋、可愛い♡
「ご飯用意してくるわね。」
「僕も手伝うよ。」
「ひなもっ。」
『いや、雛乃はいい。』
「えっ!!」
「私も。」
「由里は行くな。」
健人に止められた!酷い。何よ。ぜ~ったいに美味しいの作ってやる。
「由里、さやちゃんは?」
「知らないわよ。」
さやのこと忘れてたわ。影薄くない?
「さやとはぐれたの?」
「うん。」
「さや、何も出来ないよ。」
結構しっかりしてそうだったけど、希が言うんじゃそうなのかな。
「さらっち!ゲームやってていいですか?」
「青い箱に入ってんのは好きにやっていいわよっ!」
本当に空気読まないわよね、雛乃って。
「ゆりりんたちも一緒にどうです?」
「そうゆう気分じゃないわ。」
「わたしも、今はいい。」
「オレも、遠慮しとく。」
「なら、私がやります。」
瑠美が雛乃から、コントローラーを受け取った。
「さや、泣いてなきゃいいけど。」
「さやちゃんが泣くイメージないけどな。」
…あれ?蘭もいなくない?
「…蘭は?」
「あっ、いないな。」
「蘭?華世界の子?」
希も蘭のこと知ってるの?
「そういえばさ、由里達は世界の守護者についてとか、知ってるの?」
机に料理を並べながら葵が聞いてくる。守護者?何それ。
「話してないっけ。だからさ、華世界は妖精のとか。」
?何、が?
「じゃあ、これも見せとこうかな。」
?意味が分からず、私が葵を見ていると、葵の頭からぴょこっと猫耳が出てきた。ヤバい、超可愛いんですけど。




