私はきっと、皆さんと共に、平和を掴み取って見せますわ
「わたしも。」
雛乃が妖精になった。希は?何が変わったの?
「わたしは犬だよ。」
犬?何が?
「鼻。」
言われて、希の鼻をよく見ると、確かに人間っぽくない。気がする。
「あっ、これじゃあひなご飯食べれないです。」
雛乃は、人間に戻って食べ始めた。
「私も見せたげるわ。」
沙羅の背中から羽が生えてきた。えっ?
「一応天使なのよ。私は、ね。」
でも、何?それ。説明になってない気がする。
「これで、いろんな種族がいるのは分かったよね。それぞれの種族がそれぞれの世界を守るってことになってるの。…いや、なってたの、か。この世界に住んでる住民は、大体3つの種族に分けられるの。それの長が、僕達。」
3つ?妖精と猫と犬と天使?あれっ4つだ。種族ってそうゆうのじゃないの?
「私はその3つに入らないのよ。で、私みたいに少ない種族の人は、他とも協力して1つの世界を守ってたの。」
じゃあ、3つの種族って妖精と猫と犬でいいの?
「ひなたち妖精は華世界を、あおいんたち猫が愛世界を、のんたんたち犬が夢世界を、残りのほとんどをさらっちたちが守りました。」
ほとんど?じゃあ違うのもあるのかしら。
「この期に全部説明しとこうよ。」
『うん。』
「愛世界という世界にある、想い出の丘ってところで、僕は昼寝してたんだよね。そしたらいきなり、ズドーンとかドッカーンとかみたいな、すごい音が聞こえたの。びっくりして街の方を見たらさ、燃えてた、全部。急いで城まで行ったらね、仲間が倒れてた。でも、皆もう死んでた。僕は許せなかった。絶対仇を討つと誓った。だけど僕はさ、そのまんま逃げたの。その、逃げた先が甘世界だったのかな。」




