表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
31/146

私は絶対に、皆と一緒に、平和な世界を掴み取ってみせるわ

「雛乃ってもしかして、隣のクラスの子?」

「そうですっ!東高校2年2組の桜井雛乃です!何を今更。」

そういえば、学校に戻った時に見たものね。確か、蘭のことも美希のことも知ってたって子。何者なのかしら。

「まあ、そんなことよりも。ゆりりんは食べ物持ってますか?」

「持ってないわ。雛乃は?」

「持ってないです。」

「どうするの?」

「どうしましょうか。」

食べ物がないのか。どうしよう。

「あっ!!あっちに人影が見えます。行ってみましょう!!」

「えっ!あぁ、うん。」

遠くの方に動いてるのが見えた。人かどうかまでは分かんないけど、ここにいても何も変わんない。ということで、何かのところまで走って行った。するとそこには、少女が倒れていた。

「旅のお方なの?憐れなみるくをお助け下さいなの。」

どっかで見たわね。誰だっけ。

「あれ?何か、見たことある気がする人がいるなの。何でなの?」

希のところにいた…あの怪物だわ!確か、確かそうだったはず。

「ゆりりんのお知り合いなんですか?」

「勇者と妖精なの?」

「ひなが妖精だってこと、何で知ってるんです?今は人間なのに。」

雛乃って妖精だったの!初めて知ったんだけど。超びっくりなんだけど。

「みるくを殺すために来たなの?」

「違うわ。てか、早くこっから出たい。」

「ひな、貴方のこと知らないんですけど。殺すためな訳ないじゃないですか。」

そんなにちゃんとした、目的を持ってたら彷徨ったりしないわよ。

「じゃあ、みるくを助けてくれるなの?」

「私が助けてもらいたいわ。」

 もうちょっと余裕があれば助けたいけど、今の私は何も出来ないもの。

「そうなの。」

「何でこんなとこにいんの?」

「みるくはもう不必要になったからなの。」

 何それ。じゃあ、ここってゴミ箱なわけ?

「あっ、脱出のいい方法思いつきました。試してみましょう。」

「何?」

「ゆりりんの指輪って魔力あるんでしょう?だったら、ひながその魔力使って、転移の光り出すんです。で、皆でそこに入って、それでいいじゃないですか。」

「光に入るのはいいけど、どこに出んの?」

「ここに来る前に居た場所。そう設定しときます。」

ここに来る前に居た場所?ならあの街ね。でも、そしたら私1人になんのかな?

「じゃあ、行きますよ。」

 雛乃が私の右手を握った。すると、光が出てきた。私は、その光に吸い込まれ、城の前に落ちた。あれ?場所違くない?

「あれ?場所が違いますね。あそこからだと、ここにしか来れないような仕組みでしょうか。」

 私の隣で雛乃が首をかしげていた。

「あっゆりりん!でも、あの小さい子がいませんね。何ででしょうか。」

 みるくだっけ?あの子がいないわね。あそこに残されたのかしら。

「おいっお前ら。こんな時間に、そこで何をしている。」

『えっ!?』

 いきなりおじさんに話しかけられた。城っぽいし、警備の兵みたいなのかな?

「このお城って何ですか?」

雛乃!?何よ、その質問。

「不審者ですか!?」

城の奥から女性が走ってきた。

「ああ、頼華様!こいつら、城の前に突然現れたんです。」

「まあ、可愛らしい不審者さんですね。城に招待しましょう。」

「えっあっはいっ!」

私達は、警備の兵かな?って人に、部屋まで案内された。

「そこに座って下さい。」

私達が案内された部屋は、とっても綺麗で可愛い部屋だった。私の部屋にしてくんないかな。凄い。椅子がふっかふかだわ。

「えっとぉ、どうして城の前にぃ、立ってたんですかぁ?」

 喋るのがゆっくりで、お嬢様って感じの少女がいた。

「ここに魔王っているんですか?」

雛乃はホントに、意味分かんないわよね。質問と答えが全然違うし。

「お前も…お前らも愛唯めいを狙ってる奴らなんですか!!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ