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俺の彼女がまさかの魔法少女  作者: 愛板


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魔法少女29


「まって!?いやほんとに待って!?」


あまりにも急な事態に頭が考えることを拒否している。というかパンクしている


まてまてまて落ち着け…冷静になるんだ三月優、お前はやればできる子だ。たぶん


一個ずつまとめていこう、一つ今俺は天ちゃんにほっぺにキスをされた。二つ何故か天ちゃんが朱音に宣戦布告している。


なるほどわからん!いや待て、今の流れ的にもし仮に万が一億が一、天ちゃんが俺の事をす、好きになっているとしたら?


いやいやまさかそんな事…そう思っていると天ちゃんがまっすぐこちらを見て大きく息を吸ってから


「改めて、言わせてもらうねーーー三月優君、私ーー天谷天はあなたの事が好きです。」


告白された。しっかりと俺の目を見てそう告白してきた。


あまりにも予想外な事態に俺自身も少し固まっていたが、天ちゃんのあまりにも真剣な目を見て俺は即自身の頬をぶん殴った。


ボグッ!とかなり鈍い音がシーンとした会議室に響き渡る。おぉう思ったよりも力が入ったからか口の中が血の味になった。


目の前の天ちゃんがびっくりした顔をしてる。いやごめんね天ちゃん気合いを入れるために少しやり過ぎちゃった。男の子としてこういう場面はしっかりとしないといけないから


俺はチラリと朱音を見る。朱音はまだ状況を飲み込めていないらしくカチーンと固まっている。そんな朱音を見て苦笑しつつ俺は天ちゃんにしっかりと向き直る、そして告白された瞬間から頭に浮かんでいたセリフを口からしっかりと声に出す。


「ごめん、天ちゃん俺は世界で1番大切な彼女がいるんだ。だからお付き合いする事はできません。本当にごめんなさい」


しっかりと天ちゃんの目を見てそう言った。


「いや、付き合ってとは言ってないよ?」


「んぇあ?」


ーーーえ?なにどゆこと?あまりにも予想外すぎる返答が帰ってきてまた頭がパンクした。


「好きだって伝えただけだし優くんが朱音の事を世界で1番好きだってことも知ってるもん、絶対に別れないのも知ってる、というかそんな簡単に別れたら怒るよ?」


「????」


「だから...とりあえず好きだよって伝えただけ、ただーー全力でアタックするから覚悟してね?」


天ちゃんがコツコツと俺の方に歩いてくる。


「...私を選んでもらえるように頑張るから」



天ちゃんは俺の耳元に息がかかる超至近距離でそう言ってから耳元から顔を離し、その後俺に向かってニッコリと笑った。


俺は頭がショートしてその場に倒れ込んだ。


「というわけで長官私も一緒に住むんで、よろしくお願いします。」


「あ、はい」


「物件とかはこっちで決めるんで契約の時はちょっと力貸してください私たちまだ未成年なんで、両親の説得は…とりあえず朱音とルームシェアするとか言っておくか…それでいい?朱音?」


「え、うん?」


「オッケー決まりね、じゃあみんな、帰ろっか?」


「「「「「あ、はい」」」」」




え?なにどゆこと?






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「というわけで戻ってきました地元!」


新幹線に乗り宇宙猫のような表情をしながら俺たちは地元の駅に戻ってきた。そして今駅前の不動産会社の前にいる。俺と朱音と天ちゃんの三人で...(涼ちゃん風ちゃん師匠は即撤退した)


「マジでちょっと待ってほしい」


「え?どうしたの優君?」


「あ、頭が追いついていないんです...」


急展開にもほどがあるわ!なんで俺は彼女と同棲することになって、その彼女の親友に告白されて、振ったと思ったらいや付き合ってくれとは言ってないと言われ、その子とも同棲することになって...


「意味が分からん!?」


「あはは、まぁまぁ優君落ち着いて落ち着いてそんなに考えてもいいことないよ?」


「いや考えないとまずいだろ!?ナニコレほんと何!?」


「あ、ちょうちょだぁ」


「見てよ朱音を!完全に幼児退行してるよ!?脳がオーバーヒートして!!」


まって朱音!それちょうちょじゃない!風で飛んで行ってるビニール袋!


「わぁ...さすがにこれはまずいね...ほら朱音戻っておいで、ちょっとここじゃなんだしどこかでいったんお話しよ?」


「ふぇ?」


「…あかん、朱音がガチでまずいことになってる」


「あははさすがにやりすぎたかな?」


俺と天ちゃんは必死になって朱音を元に戻した(所要時間10分)







ところ変わって俺んち、喫茶店とかで話す内容ではなかったので消去法で俺の家になった。


「で、天ちゃん?どういうことなの?ほんとに何があったの?」


何とかまともに戻ってくれた朱音が俺の布団の上でこれまた俺の枕をぎゅっと抱きしめながら座り天ちゃんにそう問いかけた。対する天ちゃんはきょろきょろと俺の部屋を観察しながら質問に答えている。


「んー?普通に好きになった。いや、まさか私が男の子を好きになるとは...」


「んぐぐぐ、百歩譲って天ちゃんに春が来たのはうれしいけど!?なんで人の彼氏に好意持ってんの!?」


「そこはほんとにごめんなさい」


「なんでそこはそんなに素直なの!?」


「...私にも常識くらいあるよ」


「じゃあ、諦めなよ!?」


「それは無理。」


「頑固!!知ってたけど!」


こんな感じで俺が今日の晩御飯を作っているすぐ後ろで話し合いが行われている。ちなみに朱音が押されている。じゃなくて俺も参加しないと...火を使ってるから目線は向こうに移せないけどね


「というか天ちゃん、一応俺断ったと思うんだけど?」


「え、うん?そうだね?だから?別にあきらめる理由にはなんないよ?」


「つっよ...」


「うぅ、昔の優君を見ている気分だよ...」


朱音が頭を抱えて撃沈している。いや...昔の俺でもあそこまでひどかった記憶は...あるな。全然あるわむしろ俺の方がひどかったまである。


「というか向こうの会議室でも言った通り付き合ってほしいとかはないよ?最終的に優君がこっちに来てくれればいいと思ってるだけだし」


「それが一番認められないんだよ!?アレ一応私の彼氏!!」


「アレ...」


朱音さんアレ呼びはひどくないですか?


「でもさ、朱音私たち魔法少女だよ?」


「え、うん」


「魔法少女が恋をするなんて結構前代未聞だよね」


「そりゃまぁ、彼氏がいる人とかは割といるけど告白されてなんとなくで付き合ってる人しかいないもんね」


へーそうなんだ。まぁ魔法少女協会で見た感じ魔法少女さんたちみんなすごくかわいいもしくは美人さんで顔面偏差値ヤバかったもんな、そりゃ告白されるか...


「そう、だから私としては思うわけ...ここで優君逃したら私一生処女だなって」


「ぶっちゃけすぎじゃない!?」


あっぶな、あまりにもあんまりな発言に鼻水が出そうになった。なんか天ちゃん性格変わってないですかね?なんというかに肉食獣に狙われているみたいな感覚がするのですが...


「それに、私たぶんというか絶対、これからも優君以外の男の子に恋をすることはないと思う、だから今めちゃくちゃ顔から火が出そうになるくらい恥ずかしいけど頑張ってる」


「頑張ってるの!?それたぶん努力の方向間違えまくってるよ!?」


すげぇ、さっきから朱音が完全にツッコミ役になってる...天ちゃん恐ろしい子...


「正直言うとね?優君が私のことを何とも思ってないことはわかってるんだ。朱音のことしか頭にないし」


「それはそう」


「優君は黙ってて」


「うっす」


ひどい


「けどね、向こうの世界でいろいろあって、一緒に乗り越えて、一緒に目標を見つけて、一緒に忘れたくない忘れちゃいけないことも共有して、ーーそれで好きになるなっていう方が無理だよ」


「…」


「一緒の位置に入れ墨も入ってるし」


「...こんど私も入れてくる」


「入れなくてよろしい」


そんなもの彼氏の影響で入れてみろ、朱音のご両親に合わせる顔がないわ、後クラスメイトにボコられる。


「はぁ....で優君、私の彼氏君はどうなの?もう一度聞かせて?」


「何そのキラーパス...あーそうだな、もちろん天ちゃんのことは大事な仲間として認識してるけど正直恋とかではない」


そうこれが俺の答えだ。もちろん天ちゃんはものすっっっごくかわいいし、ノリがいいし、スタイルいいし、まさに理想の女の子だけど、それを超える理想の女の子が俺にはいるのだ。


「ん、だからそれは知ってるよ、ていうか何回も振らないでよ、ちょっと傷つくんだよ?」


「なら諦めなよ...なんで私親友と男の取り合いしなきゃならないのよ...」


朱音が頭を抱えながら絞り出すようにそうつぶやく。わぁほんとに嫌そうだ...正直俺も胃がキリキリしてる。


「しょうがないじゃん...好きになっちゃたんだから。」


「うわぁああ!!??あれだけ男の子に興味がなかった親友がメスの顔してるぅ!?しかも人の彼氏に向かってぇ!!」


朱音はもう半分泣いている...おいたわしや朱音殿...


「というか、朱音ぶっちゃけ私たち三人で同棲するのは確定だよ?防犯的な意味も含めて」


「それはわかるよ!わかってるけど!ていうか両親になんて説明したら!?」


「私とルームシェアの線で攻めるって言ってなかったけ?」


「そんなので許されるわけないじゃん!私たち学生だよ!?普段の冷静な天ちゃんはどこ行ったの!?」


朱音が「うがあああああ」っとかわいくうなりながら天ちゃんに向かって言葉をぶつける。正直俺もこんな天ちゃんを見るのは初めてなので困惑しているが...少し経てば落ち着いてくれると信じている。たぶんっとそんな事より朱音に伝えたいことがあったんだった。


「朱音、その件なんだけど...俺さ、朱音のご両親にきちんと挨拶したいんだ。」


「急に何!?なんで!?」


おおぅ、朱音様があらぶっておられる!静まれ!しずまりたまへ!


「いや、普通に挨拶。まぁこれから一緒に住むことが確定してるならそれも踏まえて」


「...別にいいけど、もともと彼氏紹介するかもとは伝えてたし、けどルームシェアなんてたぶん許してくれないよ?」


「そこはもともと考えてたことがあるんだ。俺に任せて」


「いや、優君に任せるのめちゃくちゃ不安なんだけど」


「信用なさすぎない?」


「今までの言動」


「うっす」



ぐうの音も出なかった。


「というか天ちゃんのご両親は許してくれそうなの?」


「うーん、大丈夫だと思うよ?朱音の家と違って両親には魔法少女活動のこと話してるし。割と理解はあるよ」


「え゛話してるの?」


まじで?話してて魔法少女活動許されてるの?すげぇな天ちゃんのご両親...


「まぁ戦闘するとは言ってないけどね、魔力があるから国の施設にスカウトされてそこで働いてるっていう風に伝えてるんだ」


あー、なるほど...さすがに死ぬ危険性については説明してないのか...まぁそりゃそうか、普通の親ならそんなこと知った瞬間全力で止めにかかるだろうし


「なるほど。なら大丈夫なのか?」


「うん、高校卒業したらそこで働くとも言ってるから社宅に入る練習とでもいえばたぶん行けるはず。無理なら長官とかちゃんとした肩書ある人を連れて行って説得してもらうよ。うちの両親そういう肩書ある人に弱いタイプだから」


「ほへー、しっかり考えてるんだな。」


「まぁね、ただこの件に関しては私がかなり特殊な例だからなぁ、普通の魔法少女は朱音みたいに両親に何も知らせてないことがほとんどだよ。そっちの方が楽だし」


「そうなんだよねぇ...まさかそのことがここにきて裏目に出るとは...」


「大丈夫だよ朱音、俺の秘策に任せてよ」


「...不安だぁ」


俺そんな信用ない?




「でさ、この件は優君の秘策に任せるとして...最後に一個だけいい?優君の服装についてなんだけど」


朱音がそう言った瞬間天ちゃんがあ、やっべという顔になった。


「てへぺろ?」


「やっぱり天ちゃんの趣味かあああああ!!!」


え、なに怖い、朱音が急に天ちゃんに飛びついた。そのまま二人とも俺の布団の上でフガフガ言いながらじゃれあってる。


「なーに人の彼氏の服装を自分好みにカスタマイズしてくれてるんだぁ!」


「いやぁ...それに関してはごめんね?」


自分好み?そうなの?


「え、これ天ちゃんのお父さまの物って聞いてたけど...」


俺がそう言うと朱音はきゃっとふぁいと♡をやめ俺に説明を始めた。あっ、終わっちゃった...正直美少女二人がもみ合ってるの眼福だったのに...とそんなことを考えていると天ちゃんが何やら口パクしてきた。えーとなになに?「えっち♡」.........すみませんでした。


「...天ちゃんはね、ファッションセンスがすごくいいの。私も服を買うときは天ちゃんについてきてもらってるくらい。でね...天ちゃんのご両親もそれを理解してるから天ちゃんに服のコーディネートをお願いしてるんだよ。つまり、天ちゃんのパパさんの服は天ちゃんの個人的趣味がめちゃくちゃ詰め込まれてるの」


「あーーなるほど」


「あはは、好きな人ができたらその人の服を選んでみたかったんだよね。ごめんね朱音!ただ私の選んだ服を着た好きな人とするデートは最高に楽しかったよ!」


「...でーと?」


ぐりん!!という効果音が聞こえるくらい素早く朱音が俺の方を見てきた。さらに朱音の真っ黒になった目が俺の方をじっと見つめてくる。こわい...


「してないっす」


「いやぁ東京デートはたのしかったなぁ...」


「え、あれデートなの!?」


「優君正座」


「え」


「正座」


「うっす」


「天ちゃんはやっぱりルームシェアなしで、優君は私だけで守る」


「おっと、まずい煽りすぎちゃった?」


「...むぅううう!!!」


ほっぺたを膨らませて俺に頭突きをしてくる朱音はとてもかわいかったです。










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