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俺の彼女がまさかの魔法少女  作者: 愛板


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魔法少女28

「そしてこれが最後になるが、奴らの目的についてだ」


いっせんま...はっ!?危なかった...あまりの額に意識が吹っ飛んでたぜ...とりあえず引っ越しをすることは確定した(脳内で)のであとのお金は進学費用として残していこうと思う、というかここまでのお金なら資産運用とやらをした方がいいのか??後夢だった朱音との旅行にも行けるんじゃ...


「いでっ!?」


俺の両隣から何かしらの攻撃が飛んできた。なにがあったのだ!?と両隣を見てみると朱音はあきれたように俺の方を見ながら口パクで「ちゃんと聞く!」と言っている。天ちゃんはなんかかわいいものを見る目で「頑張って聞こ?」と言っている。


おっと、そうだったまだ長官さんが説明中だった。危ない危ない意識をしっかりしないと...


「悪魔になったもの。いや悪魔堕ちと仮にだが呼称させてもらうが、奴らのその悪魔になる技術がどこからもたらされた者かいまだ不明だ。正直ここまで協会の内部に潜入されていたのだ。ほかの部署も何かしらの手が入っていると思って間違いないだろう」


「げ、まじか」


長官の協会の内部にまだ敵がいるという情報に大地の魔法少女さんが嫌そうな反応をする。まぁそりゃそうではあるか...みんなここに所属してる人間だもんな、その所属先に敵が潜んでいるとか普通に最悪である。


「すでに内部洗浄を行ってはいるが...まぁ無駄だろうな」


「そうでしょうね...」


涼さんが物憂げにそうつぶやく。


「懲罰部隊の件に誰も気づけなかったということが調査しても無駄だって裏付けになってますものね...数件見つかればいい方でしょうし....」


「さらにほかの部隊のトップどもは...」


「おわってますもんね」


風ちゃんが屈託のない笑顔でそう言う。


「はぁ...」


長官とほかの魔法少女さらに会議室にいた職員さん全員が溜息を吐いた。あぁ、腐敗してんのね....あの風ちゃんが終わってるって言うくらいだからほんとに終わってるんだろうなぁ...いやだなぁ...


「まぁ無駄だろうが内部調査をしろと通知だけはしておくことにするが、貴様らはなるべくほかの部署近づかないようにしておけ、協会に来る際も一人ではなく二人以上で来るように」


「「「「「了解」」」」」


「さて次に、三月君についてだ。」


「え、俺?」


「あぁ、君だ。自爆した阿呆が言っていたのだ、最後の指令で君を転移させたとな。何か心当たりはないか?」


えぇ...最後の指令がそんなのだったのぉ...でも思いつくものと言ったら...


「...魂の門の中のことですかね?」


「ほう、君は魔法使いになってから数日しか経っていないと聞いたがもうすでに門に潜っているのか?」


長官は興味深そうに身を乗り出し俺に質問してきた。


「あ、はい第一門は開けることができました」


「は?」「ん?」「まじぃ?」「やっば」


おっといろんなところから困惑した声が聞こえてきたぞ、ずっとかっこいい雰囲気だった長官が目を見開いてるんだけど


「…どうやら思っていた数倍優秀なようだな」


「あ、はいあざす?」


「あー、優君がかなり困惑してるから一応私が魂の門の難易度について説明させてもらうね?」


「ん、はい助かるよ朱音」


俺がかなり困惑しているのを見て朱音が天ちゃんから眼鏡を受け取り説明を始めた。というか説明するときは眼鏡かけないといけない決まりでもあるのか?くっそかわいいから写真撮っておこう


「朱音、はいチーズ」


よし、おっけぇかわいく取れた。ちゃんとかわいいポーズをしてくれたので待ち受けに設定しておく


「なんだ今の...」


「しっ、気にしないで礫ちゃん(大地の魔法少女)ただのバカップルよ」


涼さん?バカップルはひどくない?あと天ちゃん?君眼鏡もう一本持ってたんだね、気が付いたら眼鏡かけててびっくりしたよ。え?私は撮らなくていいのって?あ、じゃあ一枚だけ...


「聞け」


「うっす」


朱音に怒られたので集中して聞くことにする


「まず、魂の門っていうのは自分の魂を強くさせるための試練なの」


「ほう?」


「その人が持っている魂の力、その人の根幹部分にある力を増大させるために昔の人が編み出した秘奥」


「秘奥?」


「そう秘奥なの、形だけだけどね?秘奥とはいえ魂の力を強くするためだけの方法だからぶっちゃけ誰でも使えはするんだけど自身の魂が課した試練を突破するのは難しい、というかムリゲーなの。精神力があって、自身の魔法にしっかりと向き合ってなおそれでも難しい試練。常人が挑んだら逆に魂を摩耗してしまう。それが魂の門。今の魔法少女協会に所属している人でも第一門を開放できている人はかなり少ないんだよね」


「へ、へぇ...」


俺、師匠からこんな方法あるぞ!ってめっちゃ軽く教えられたんだけど...そう思い師匠の方を見るとそっぽを向いていた。おい師匠...


「もっと簡単でなおかつ優君向けに説明すると...うーんそうだなぁ、BLE〇CHの始解かな?」


「あ、めちゃくちゃわかりやすいわ」


一瞬で理解できた。そりゃびっくりされるわ。


「あぁ、魂の門一門を開放しているだけで教会内部でもトップクラスの戦力だ。正直魔力をもって数日で一門解放済みという理由だけでも襲撃をかける理由にはなりえるが...」


「すみません長官さん、言葉が足りませんでした。魂の門自体のことじゃなくて、俺の魂の門になんか意味わかんない生命体がいるんすよね」


「...すまない、意味が分からないのだが?」


長官が何を言ってるんだこいつっていう目で俺を見てくる


「あぁ、そういえば言ってたね優君、鬼がいたって」


天ちゃんが思い出したようにそう言う


「そう、鬼がいるんですよね。しかもバカみたいに強そうな」


「強そうなのか...」


「はい、俺が見た中であの鬼より圧迫感を感じたやつはいません、それくらいやばい雰囲気があります」


「そ、それは優君大丈夫なの?なにか体に異変とか...」


朱音が俺の手を握って慌てるようにそう声をかけてくる。あっ、朱音さんのおててちっちゃくてかわちい...


「うん、今のところ大丈夫だよ」


「ほんとに?何かあったらすぐに言ってね?」


「もちろん」


「なるほどな、おおむね理解したが...そのような事例は聞いたことがないな...そういえば三月君、君は魔力の覚醒が起きた理由がかなり特殊だったな」


長官はそう言って朱音の方をちらりと見る


「あ、はいそうっすね。」


俺もそう言って肯定してから朱音を見る。すると周りのみんなも朱音を見始めた。


「...恥ずかしいのでやめてください」


あ、顔真っ赤だ。かわいい写真撮りたいが我慢する


「ふーむ、何しろ前例がないからな...三月君だけが特別なのかの判断もつかないな」


「え、前例ないんすか?」


まじで?


「あぁ、今まで聞いたことがない、というか魔法少女はな...はぁ...」


長官がそう言ってかなり深い溜息を吐いている。え?なにどゆこと?


「あはは...優君、魔法少女はね、生き物として強すぎるんだよ」


苦笑いをしながら天ちゃんは俺に向けて色々教えてくれた。


「簡単に言うと男の人にキュンとしないの...生物としての格が違いすぎるから弱い生物だなぁとしか思えなくなるの、一応魔力を持った男の人もいるけど強い人はいないからね...」


「思ったよりすごい理由だった...」


「でしょ?だから優君のことを聞いたときはほんとにびっくりしたんだよ?」


そりゃびっくりするわ、あまりにも特殊事例すぎる。あと朱音さん...顔真っ赤になりすぎですよ?


「ゴホン、すまないが話を戻すぞ?」


「あ、すみません長官。大丈夫です」


「今の話をまとめると、三月君の魂の門には鬼が存在している。あの懲罰部隊に狙われる理由はそのあたりしか考えつかない、といった感じか...」


長官はそう言って目をつむり悩み始める、そしてしばらくたった後カッ!と目を見開いた。


「そうだな、それしかないか」


すごい緊張感に会議室のメンバーが全員ゴクリと生唾を呑み込む、そんな空気間の中長官さんがゆっくりと口を開く





「ーーー三月君、今日から朱雀と同棲したまえ、ちなみに拒否権はない」


「は?」


「んにぇえ!?」


「…」


上から俺、朱音、天ちゃんの反応である。そのほかの会議室にいるメンバーの反応はそれしかないなぁって感じの反応である。


「一応理由を説明するが、これからも三月君は狙われる可能性が高いと私は見ている。結局奴らは三月君を始末できていないからな。だからこそ三月君を一人にはしておけない、護衛がいる。だから朱音、君だ」


「ーーーあ、はい了解です?」


「え、いいの!?」


朱音が思ったより速攻で了承したので驚いて朱音の方を見ると目がぐるぐると回っていた。あかん!これあかんやつやで!?キャパオーバーしてはるでぇ!?


「ーー長官、すみません私からも提案よろしいですか?」


「ふむ、なんだ罠の魔法少女」


俺が心の中で関西弁になってバグっていると急に天ちゃんが神妙な顔をして挙手し話し始めた。え?こんどはなに?


「ーーーその同棲、私も参加します」


「え?」「ん?」「は?」「...」「あー...」「そうなったかぁ...」


天ちゃんがそう言った瞬間に周りから困惑の声と頭を抱える声が聞こえてくる。


「理由を聞かせてくれるかな?」


「はい、まず一つ目万が一の対応のためです。私がいることで逃げるという手段が容易になります。そして二つ目、護衛の数が朱音のみでは少なすぎます。さらに三つ目、負けたくないからです」


「...負けたくない?どういうことだ?」


長官がかなり困惑しながら天ちゃんにそう尋ねる。朱音もかなり困惑してる。涼ちゃんは頭を抱えている。ほかの魔法少女はまさか...といった顔をしている。


そして俺も呆然としていると天ちゃんが急に俺の方を向いて



俺の頬に



チュッとキスをした。



「え?」


「ーーこういうことです♪」


「「「「「うわぁ...」」」」」


会議室全体からこれはやばいといった感情が大いに含まれた声が多重に聞こえてくる。長官は...長官は頬にとは言え急にキスをした天ちゃんの方を見て真っ赤になって固まっている。あんた初心すぎるだろ


朱音は...カチーーーンと固まっている



「ごめんね、朱音こういうことだから...これからよろしくね?それと...負けないよ?」


「ふぇ...???」


空気が抜けるようなそんな困惑した声をこぼした。


「え?」



え?



え?



え?



「え、なにどういうこと...?」


「がう...」「ガウ!」


俺の両肩にクロとシロのまぁがんばれよ、みたいな感じの手がポンと乗る



「ーーえ?」



...何が起きたのん???????そんな感じで全力で困惑する俺を見て天ちゃんは妖艶に笑っていた。










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