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プレアデスの伝説 姫たちの建国物語  作者: のらしろ
第六章 新たな仲間

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第131話 聖女様の奇蹟




 翌日、早速朝からドローンを飛ばして、聖女探しの一行を追いかける。

 ドローンの速度からしてもだいぶ距離があるので、その村まで飛ばすのに、1時間ばかりかかるが、途中で上空にドローンを上げて、あの村に向かっている一行を探してみた。

 まあ、反対方向にドローンを飛ばしているので、見つけられるとは思ってもいなかったが、案の定まだ見つけられない。

 ギリギリで、先に訪問した村をドローンのカメラが捉えていたけど、日常が戻ったのか、上空から観察する限りこれといって変化は見られていない。


 そんな感じで仲間の一行を探しにドローンを操縦していき、村上空まで来ると、なんとあいつら、もう村を出発する準備をしている。

 ドローンを下げていき、よくよく観察すると、一行以外に3人ばかりの同行者がいるようだ。


 一行の指揮を任せていた獣人がこのドローンを見つけたのか大きく手を振っているので、マイクを使って声を掛ける。


「良かった。

 あの村にどこの所属かわからないが、巡視隊が向かっているので、できる限り前に立ち寄った村に近づかずに戻ってほしい」


 私からの声が聞こえたのか、リーダーのゾランは了解の合図のつもりか大きく手を振ってすぐに移動の準備を始めたが、新たな同行者の3人は私の声に驚いたのか、その場で固まっていた。


 そこに、侍祭のソフィアがその三人に声をかけていた。

 



 どうにかソフィアの話に納得したのか、三人もゾランについて動き始めた。

 

 これで、とりあえず聖女探しについては一段落だ。

 もっとも作戦は、彼らが戻って初めて終了となるのでまだ気を抜くわけにもいかないが、探すのではなく、巡視船に戻すだけならば、最悪ヘリを出しても良い。

 

 まあ、そこまでする必要はないだろうが、とりあえず昨日見つけた巡視隊の同行だ。

 状況によってはオスプレイを出して一行の回収も一応頭の中に入れておく。


 で、ソフィアたち一行についてもこの後も注視していくが、その前にあの巡視隊を見つけておきたい。


 なので、ドローンを前に訪問していた村に向け飛ばしていった

 先に上空から観察した限りでは、何ら特筆するようなことはなかったのだが、一応警戒だけはしながら100m以上の高度を取って村を観察してみたが、何も見つけられない。


 まだ、巡視隊はここまで来ていない。

 それは昨日発見した場所から想定はしていた。

 あいつらが夜通し移動していれば話は違うだろうが、そこまでの緊急性のある移動では無さそうだった。


 まあ、距離があったのでそこまではっきりとしたことはわからない。


 なので、今回は近くまで寄って、できれば声を捕らえたい。

 ソフィアたち一行から別れて2時間、そろそろ航続時間としてもきつくなり始めるが、まだ巡視隊を捉えていないので、ここで一旦ドローンを戻すことにした。


 一旦ドローンを戻し、状況が確認できたことでこちらも一休みを入れることにして、食事の準備をお願いしてこの後のことについて、考えを巡らす。



 確かに、オスプレイを飛ばして回収する方が早いが、それだと目立ちすぎる。 

 最悪の場合には、考えなくもないが今はゾランがソフィアたちを上手にアテンドしてここまで連れてくる方が、今後を考えてもそれしかない。

 ならば、次にしなければいけないことと言えば……やはりあいつらか。

 飯を食べたら、もう一度ドローンを飛ばして、あいつらを見つけてからかな。


 みんなでと言っても、巡視船にいる者だけだが、そろって食堂に向かい朝食を食べながら次の行動を説明していく。


 皆でそろっての朝食だが、あまりゆっくりともできない。

 主に心情的にだけど、30分で食事を終えて、それぞれの持ち場に散っていく。

 俺も倉庫から別のドローンを取り出して、さっさと飛ばして、巡視隊?を探して回る。


 おおよその位置は昨日発見しているので、まずはその場所まで飛ばしてから街道を探っていく……つもりだったが、昨日の発見場所まで行かずに、その先の場所で、移動中の巡視隊を見つけた。


 移動速度も、昨日見つけた時とあまり変化はなく、最初に向かった村までは街道を移動しても半日はかかりそうだ。

 

 しかし、そのタイミングだとゾラン達が村に街道を使って戻ればもろにかち合う計算になるので、ゾランたちの帰還ルートを変更させねばならなくなった。


 ギリギリだけど、避けきれるかと思ったのだが、タイミング的に悪い方にドンピシャだ。

 まずは、もう一度ゾランを探しに行きながら、彼らの帰還ルートも探していくか。


 思い立ったらではないが、もう一度ドローンの高度を上げて、連中の帰還するルートを探していくが……これが何といえばいいのか、無いんだよな。


 林があるにはあるけど、その中を歩けるのも……それに、そこそこの人数の移動だし、街道から林がそれほど離れているわけでもないので、絶対にあいつら(巡視隊)には見つかるだろうしな。


 怪しい連中を探して歩いているとすれば、絶対に街道そばの林なんか注意しないわけないから、その案は最初から外すと、本当にやり過ごせそうな場所がない。


もう少し注意深く探せばないわけではないだろうが、それにしたって、あいつらをやり過ごせるまで、最低でも3日くらいは、その場所で待機させることになるし……やはり回収に向かうとするか。


 俺は、別ルート探しをあきらめて、艦載機のオスプレイもどきで回収することを決めた。


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