「キッチン肉」の建設を目指して②
「もしも、じゃ、」慎重にフェンが話を切り出した。
「もしも その わしら用の肉料理をわしらが気に入って
月に1度以上それらを食したいと わしらが思うったとする」
「うん」
「確かに わしらは 人化できなくはないが
めったに人化することはないのだ。
つまり 戦時以外の時に 人化した経験がない。
まして 調理経験など皆無だ。
ゆえに 料理方法など見当つかん。
そういう意味では 海坊主と どっこいどっこいだ。」
「うん」
「だから そのう・・」
「ねえ 僕たちが もっとたびたび肉料理を食べたいって思うようになったら
僕らの為にも お料理ロボットをつけてくれる?」シバ
「あー うん それはいいと思うよ。
料理に関して めちゃくちゃうるさい注文を出したり、
雑用まで押し付けてきたり
とにかく こちらにとって過度な負担にならない限りは」私
「やったぁ~!
僕心配だったんだ。
自分で自分の分は作れって 言われたらどうしようって!」
シバが起き上がろうとしても、まだ起き上がれずにいるところを
フェンが そっと 鼻づらでシバの方を押して寝かしつけながら言った
「めまいがおさまるまで しばらく横になっていろ
お主が ほっとしたのはわかったから」
その様子を見ながらフォーンが言った。
「あのさ 僕やナイアード達のための」
「ナイアード達?! 複数いるの?」
思わず フォーンの言葉を遮って質問してしまった私
「えーと 水は 水脈でつながっている
たくさん押し寄せてくることもあれば、流れが絶えることもある
その水害が起きないように気を配るのと同じで
ナイアードの数が増えすぎて困るよう様なことにはしないけど
気に入れば複数ということもありうるね」フォーン
「なるほど」
驚きのあまり 脱力しちゃった私。
「3年もたてば いろいろ 新しい出来事もあるさ(よ)(ね)」
フェン・りょう君・シバが口をそろえて言った。




