↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
家ごと引っ越し!←自宅ごと転移しちゃった(;'∀')  作者: 木苺
第2章 この3年で躍進したもの:心境の変化とあわせて
PR
56/63

養蜂② 蜜源としての果樹栽培① 柑橘をめぐる夫婦の攻防(思い出)

蜜源植物として 我が農園で 一番推しは なんといっても果樹である。


私はもともと果物大好き♡

果実がふんだんにあれば、工業生産された菓子類、あるいはプロたちが作ったケーキ類が無くても我慢できる。

 本音を言えば 時々 ケーキが食べたくなるけれど。


そして、前世(と言ってもいいだろう、転移前の世界のことを)に置いて、蜜源果樹として、筆頭に挙げられていたのが、温州《うんしゅう》ミカンである。


個人的には 有田ミカンが大好き。

 皮が薄くて 甘くてジューシーで、大腸短めの私にとっては、天然の整腸剤でもある。

 冬場は 10キロ箱買いして、家族で2週間くらいで食べきったものだ。

 私など お茶代わりにミカンを食べて水分補給していたくらいだw


もちろん 温州みかんにもいろいろな産地ごとに特性はある

 例えば 静岡のみかんは 酸味が強いので年明けからが販売の主流

 一方 有田ミカンは 糖分が高いので年内いっぱいで終わり

と言った具合に。


 もともと 関西では みかんの種類が豊富で、

10月に出回る早生の青いみかん。

すっぱさが 秋の運動会向きと、私の親世代が好んで食べていた。


 そして 1月の伊予柑(甘くて大ぶり)

2月の八朔《はっさく》(実際には12月~1月に収穫しているらしい)

3月ごろには甘夏(温州ミカンの甘さに酸味をプラス)

 子供の日前後からは夏みかん:酸っぱいのが魅力!と続くのだけど、

実際には ミカン類は正月前後には収穫されているらしい。

ただ 酸味により長期保存が可能なものほど、出荷時期が後回しになっているだけで。


最近は 商品としての夏みかんが減り、三宝柑その他が出回ってきていた。


三宝柑は、皮がむきやすく温州ミカンよりは大ぶりで さわやかな甘味があるので、夫の好物であったが、

私的には ちょっと甘すぎるというか 子供の頃から食べなれた有田の温州ミカンの方が好き。


夫は 温州ミカンの皮が薄いから向きにくいの、小さいからめんどくさいのと言っていた。 このあたりは 人それぞれの好みとか性格が反映しているのであろう。

私は すすっと皮をむいて 丁寧に筋を取って、一房ひとふさ口に運ぶのが至福の時なんだが。

夫は 皮をちぎれちぎれの小片でしか向くことができず、半分くらいまとめて口に入れてしまう無精者であった。


この三宝柑の収穫時期は1~5月(最盛期は2~4月)、食べごろの旬は3~4月、

といわれている。

そして、次期によって味が変わる。

 初期はさわやかでみずみずしい(というが 私には物足りない)

それが期に最盛期も後半になると本当うまい!のです、コクがあって。


そして 三宝柑と外見がよく似ているのがデコポン。

三宝柑が、紀州特産(昔は殿様の献上品で、庶民の口に入らなかった)

に対して デコポンというのは、 清美オレンジとポンカンを掛け合わせて比較的歴史の浅い柑橘。

1~3月に収穫し、数週間~1か月貯蔵して酸味を抜いてから、2~5月に出荷


夫は三宝柑よりデコポンの方が種が少なく 皮が向きやすいからという理由で

ハウスもののデコポンを正月明けから買ってきては、

「今の時期は、旬の伊予柑橘・八朔以外を買ってくるな、まだ味が薄いデコポンはいらん」と 私を怒らせていましたw


そして 阿呆の夫は 完熟デコポンが出回る4月ごろに、「やっぱりデコポンはうまい!」と言い、

翌年には、正月もの つまりハウスもののデコポンを再び買ってきては、「あれ?」と首を傾げて、私を怒らせる。


実は夫は 伊予柑・八朔の皮をむくのが苦手で、夏みかんは酸っぱすぎて「よう食べん(=食べるのが苦手)」のでした。


そういうのは、おいしい実を食べたいがために、皮むきに四苦八苦しながら上達するものであるのに、まったく坊ちゃん育ちは><


(あいにく 私は子供たちのために皮は向いても、夫の為に皮をむく趣味はない。

なにしろあやつは 自分ひとり先に食べ終わったら 一人でテレビを見たり、スマホ囲碁に走る奴であったから、むかつくのだ><


子供達は 自分たちが向いてもらった実を食べながらも、

合間合間に私が自分の分を口に運ぶ間は 楽しくおしゃべりしながら

自分の分が次に出てくるのを待っているのだが、

夫ときたら 次々と食べきって さっさと席にを立つから 腹が立つ。


結果 私は一人でせっせと皮をむかされ、夫は食べる人。

しかもあ奴は 自分が満足するまで、続けて2個くらい平気で私に皮をむかせるのだ、

そして 哀れ私は、夫が満足して席を立ったあと、一人食卓に残されて

夫が食べ残した剥きかけのミカンの皮をむいてもそもそと食べる羽目になる。


なので 最初の1・2年目はともかく 以後は 剥いてやらないことにした。


だって、あいつは 自分が満足したらすぐに席を立つ、私が向いた分はすかさず食べる習性が治らなかったから><


なので、ある時を境に、夫の前に丸ごとミカンを置いて 知らん顔で、私は自分の分だけ剥いて食べることにしたのだw)


ちなみに、夫は 自分にとっての「うまい・そうでない」という点には味覚が敏感だが、その味覚を知的に解釈して記憶する力が弱いようだ。

なので 夫婦で味めぐりをする分には 楽しい食友なのだが、

家庭で 一緒に旬のものを味わうには むかない男であった。


曰く 旬を気にするより、店頭で見て欲しいと思ったときに買えばいいと言って

私の話を煩(うるさ)がる。


そのくせ 私の言い分を裏付けるネット記事を読ませると、「なるほど」と言って

購買行動を変えるというあん畜生なのである><


 そこで いちいち 腹立つ~! と言っても 始まらないので

 上手に 巧みに 押しつけがましさを感じさせないように気をつかないながら

 さり気に その手の話題を読ませるのであった。

   あー めんどくさい。


でも それくらいしないと、買ってきて食べたけど「いまいちだった」と

放置される果物が自宅にたまるので、

「ちゃんと旬(うまい時期)を選んで買え!

 高いお金で ハウスもの(実際には彼もハウスものの味は好まないw)を買ってきて放置するな! もったいない!! お前が買ったものは お前が責任をもって食え!」と 何年 私が怒ったことかwww><


何故、食育教育を私が夫に対してやらねばならんのだ><


 いや、けじめをつけるべきところをきっちりと押えないと、彼と暮らすことそのものが私にとっての苦痛でしかないことになっていったのである。


(じっさい 私の仕事にかこつけて数年別居した。子供達が成人して独立したのをきっかけに。

 すると とたんに 彼は 私と一緒にいる時に気を遣うようになった。

 それでも その気遣いは半日と持たないマイペース夫ではあったがw


 仕事が一段落ついたとき、互いの家を行ったり来たりするのも面倒になってきたので

 再び同居を開始。)


同居再開に置いて、譲れぬ一線に置いては、これまでのように譲ることなく

きっちりと彼と対峙することにした。


「食べないなら捨てたらいい」と言い放つ夫に対して


「お前が買ってきたものは おまえが責任をもって処分しろ。

 私は 食べ物を粗末にすると 罪悪感にさいなまれる。

 だから 買うときに 品物を吟味する。

 おまえが適当に買ってきて 放置するくそ不味いものを無理に食わされるのはもうたくさん!」


と言って、断腸の思いで、文字どおり毎日胸が痛みつつも 夫が放置中の果物類に手を出さずにいたら、虫が湧き、

それを見て 気持ち悪いと片づけようともせずに台所から逃げ出す夫に愛想がつきて、


彼の枕の上にどどんと 異臭を放ちだした果物を載せた皿を置いて

「自分が買ってきたものは責任をもって食え!自分が食えないものを買ってきて 人に押し付けるな!」と再度一喝。


やっと、それ以後、彼も 店頭で目に付いたものを気まぐれに買っては 気に入らないと放置するのではなく、食べておいしい旬を狙って買うように徐々に変容しました。


そして 買いまちがえたときは「失敗した~」と言いつつ無理に口にいれつつ

「いっしょにどう」なんて 私に食べるように誘ってくるので


「まいどまいど 学習しないやつには付き合えない。もう ○年目! 

 毎年毎年同じことを繰り返して!

 今までさんざん 我慢して付き合って食べてあげたでしょ!

 もう金輪際 あなたが買ってきて 冷蔵庫やテーブルの場所ふさぎしているだけの不味い果実は食べない!」

と言い置いて逃げ出すと


「そんなこと言っても 食べてみないとわからない」とふざけたことを言う。


「果物の収穫期と 収穫期を操作するための栽培方法の違いと 収穫してから販売されるまでの状況について、いい加減に覚えなさいよ!

 『果実名 栽培方法 収穫時期 出荷時期』で検索して 自分で確かめたら?!


 私が 毎年毎年 もう何年 同じ説明をしてきたと思うの!

 うるさがって ろくに聞かないのなら 自分で調べて覚えなさい!」

と言い置いて 私が自室に引きこもったら


彼は 一人で、まじめにネットで検索して学習成果を 得意そうに報告に来ました><・・ 


正直言って 赤ん坊から育てる方がはるかに楽です!

 わがまま放題の夫との妥協点を産み出すよりも><


世の中には こちらが妥協すると際限なく 我を押し通してくるくそったれがいるのは知ってましたが

結婚してから どんどん なし崩しに 我を通しまくる人もいるとまで気づかなかった若き日の私は

「男を見る目がなかった未熟者」なんでしょうねぇ・・ とほほ


それでも 学生時代の先輩が、彼氏と10年くらい もちゃもちゃと付き合ったあげくに結婚前に言っていたこと=「お互い ここぞと思うところほど なかなか 話が合わなくて・・ それでも 何度も対決しているうちに 話がまとまったのー」と言ったことを思い出して、

子育てが終わってから 何の気兼ねもしがらみもなくなってから、夫と対峙し続けて 良かった~

と、思うことにしておきます。


 学生時代から 10年以上も さんざん周囲を巻き込みつつ 彼氏と対峙し続けた先輩は

恵まれた青春時代を経て 幸せな結婚生活には入れてよかったね~。


私は 自分の親の世話に追いまくられ、学生時代は そんなゆとりは皆無( ノД`)シクシク… 

自分の母親を安心させるために せきたてられるように無理やり結婚させられざるを得なかったので、

(何しろあの女は 質の悪い男の甘言にのって 次々とろくでもない男を自宅に招いては私と無理やりくっつけようとするのだから、どれだけ私が身の危険にさらされ、撃退した男どもから報復的に悪評をまきちらかされたこか! すると母は 悪い娘を持った哀れな母親を演じて、私の上司に接触を図るという質の悪さ>< 「母一人子一人劇場」を展開されては、私がどれだけ職場で実績を上げていても、むしろそれを嫉妬する輩から「仕事はできてもねぇ」とデスル口実を量産する母親がいては お手上げでした><)

なので、あきらめの心境で、母の一人芝居を封じることを第一目的にして、母に振り回されないマイペース男を夫に選んだので、マイペース男特有の「自己中心性・他者への理解力と配慮の欠如・共感性の乏しさ」に悩まされることになったのでした。


だから、子育て中は、我が子に対する責任を第一に考えて 家庭を維持し、

子供達が巣立ってから、夫と 夫婦としての基盤づくりに向き合うことになったわけだけど。


さらに 夫の性格をそっくりそのまま引き継いだ次男に対しては、最大限の配慮を持って養育し

その道程は苦労の連続でほんとにたいへんでしたが、

まっとうな社会人となり 良き家庭人として結婚生活を送っているのを見届けて やれやれであります。


あの子の結婚前には 彼女ともしっかりとお話をして、互いに似合いのカップルだなぁと見届けました。

(なので この先 あの息子夫婦と親しく付き合いたいとも思いませんが、とにかく円満な夫婦関係を築いているようなので、安心しております。)


◇

夫の小ずるいところは 結婚前から知っていましたが、根っこの部分は善良だからと

あきらめの心境で結婚したわけですし。


だからこそ、私の子供達には 幼い頃から いろいろな経験を積むことができるように バックアップも見守りも続けてきて、倫理と人間関係の基本もしっかりと教え込み、身につけさせ、

子供らは それなりに 幸せな結婚・子育て生活に入っているので

まっ いいかぁ、と思うことにしておりました。 (うん 転生前の思い出w)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。