第4話 素敵な金太と おから煮
転移してきたころは、食材コピー機能を使って、元の家にあった食材を複製して それを食べていた。
一応防災もかねて保存食はそれなりにあったので 食いっぱぐれはなかったが
やはりマンネリ化は避けられなかった。
その後、飼育施設の中で 家畜や家禽が生きている間は、一定の食材が届き、と殺したら 1頭なり1羽なり分の食材が届くようになったので、ほそぼそと肉類は確保。
さらに ベランダ菜園やら ベランダ温室やら、水耕栽培施設やら
敷地内の農業活動により 果実や野菜・穀類・芋類など基本的栽培物が手にはいるようになった。
3年たって、やっと 転移前の食生活に近いものが食べられるようになった。
なぜ 「近い」という形容が付くかと言えば、まだ 工業的加工食品があまり作れていないから。
◇
豆腐一つとっても 自前で加工するのは すごく大変です。
だって 豆乳が買えないから
◇ 大豆から豆腐へ(少量を作る場合) ◇
①大豆を一晩吸水
②白く滑らかになるまでミキサーにかける ←これがめんどう
いくら ミキサーにかける前に、すでにはがれかけている豆の皮は取り除いても・・ミキシング中にも皮がはがれるから><
③水を足して②を火にかける、
焦げ付かないようにかきまぜながら強火で
泡を吹く直前に弱火にしてさらに加熱
④昔の豆腐屋さんに漂っていた豆のいい匂いがたってきたら、火からおろし、さらしの袋でこして
しぼる・・豆乳とおからに分かれる
⑤④を70度~80度に加熱してにがりを入れる
温度が上がりすぎると湯葉になる
そういう時は開き直って 汲み上げ湯葉を楽しんで、残りは豆乳鍋に使おう(爆)
⑥ ボールとザルを重ね、ザルにさらしの布巾を敷いて そこに⑤でできた豆腐の塊を入れて水切り・・
https://daidokolog.pal-system.co.jp/recipe/2999 ←あまり役に立たないので飲用の価値なし
◇
子供の頃は毎日 ボールをもって豆腐屋さんまで豆腐を買いに行った
そして 豆腐を1丁 水と一緒にボールを入れてもらって、持って帰る、中の水をこぼさぬように気を付けながら、自転車でw
それが 平日の日課だった。
大人になってからは、近所の別のお豆腐屋さんが小工場になって 自家製の豆腐を
ホテルに卸売りするようになった。
そこでは おからをタダでもらえた。
さすがに おからだけをタダでもらうのは申し訳ないから、
いつも豆腐1丁を買って、おからをもらうことにした。
おからと野菜の煮物をおいしくいただくこつは、中に入れる根菜・しいたけ・こんにゃくなどを、米粒くらいの大きさに細かく刻むか、マッチ棒くらいの細さに刻むこと、
すると 口当たりよく ホロホロとした1品になると、気づいた。
あいにく 豆腐工場のそばに住んでいた期間が短かったので、
そのころはフードカッターも使っていなかったので、
みじん切りは すべて手作業で マジしんどかった。
ひとえに おからの煮物を食べたい一心で頑張りました。
できたてのおからを使った自家製の煮物は ほんとに ふんわりほろほろ、そこはかとない豆の甘味まで感じられる。。
スーパーのあのベタッorペタッorとしたバサバサの、調味料味のおからの総菜とは雲泥の差
(ちなみに 稀にスーパーなどで売っているおから単体を料理してもあまりおいしいとは感じなかった。おからの状態ですでにパサついていた(つまり新鮮ではない)からだろう。
◇
というわけで 毎日のように豆腐が食べたい!
おからを使った1品も食べたい! となると
けっこう大変なのでした。
私が満足するできばえになるまで、金太と二人で 何度も 何度もトライしました♬
満足のいく出来栄えのときは、一皿分を 食品コピー機能付きの食料庫に入れて増殖w
でもね、「おから煮」ってけっこう 奥が深いんです。
おからに加える具材を何にするか、で味付けもかわる。
さらに 何と何を組み合わせて入れるかで 無数のバリエーションができる
というわけで、「おから煮」バリエーションを増やすために
今年の金太は せっせと おからと豆腐作りに励む1年になりそうです。
(ゆえに みそ・しょうゆの自家生産は まだまだ先です。
今は まだ せっせと 時間停止機能付きコピー倉庫で、調味料をコピー増産して使っています。)
◇
おからは 刺身といっしょ! 鮮度が命よ♡
守護者トン
「おからを わしのかわいい豚たちにも食べさせたいのだが」
金太
「だったら 先に 豆乳づくりも手伝えよ!」
守護者トン
「いや わしは 人間のための調理に興味はないんで」
金太と一緒に
「だったら 余計な口出し・おねだりをしないで!」
(時間停止機能付きの空間倉庫があるので、出来立てのおからはそちらに保存して
豆腐のない日に おから煮を食べている私♬
なので 金太は毎日忙しい。
豆腐とおからを作る日と、おから煮の工夫をする日が かわるがわるにくるから。
豆腐の基本レシピは私がすでに伝授済みだけど
金太としては、おから煮のレシピ開発が終わったら、
豆腐の新しいバリエーション調理法にも挑戦したいらしい。
金太曰く
「お嬢様のお口に合うレシピと 巷に出回っているレシピとが一致しないので
私としても開発のし甲斐があります」
(ふ ふ ふ 私の今の外見にあわせて、「お嬢様」と呼んでくれる金太、すてきよw)




