異変ーーズレていたのは、世界か、自分か
「......説明するよりは、見て貰った方が早いだろう」
ウライがそうこぼすと、再び世界の移動の準備をする
「ユル。すまないが、再び準備をしてくれ。チジャラもだ」
余裕がないのか、いつもより深刻な様子で二人に伝えるウライ。二人もその状況を察し、急いで準備をする
ーー数分後
「今後、私たちが向かう世界は、要素が大幅に変化している可能性が高い。油断するな」
ウライが二人に伝える
「了解だ。今回のメインミッションは偵察と見ていいか?」
チジャラが訪ねる
「大まかにはそうだね。だが、出来るだけの殲滅は行って欲しいと言ったところだ」
ウライが返す
「わかった。じゃあ行ってーー」
「待て」
ユルが足を進めようとすると、ウライが待ったをかける
「ユル。君ははっきり言って、まだ未熟な状態だ。出来るだけチジャラの判断で動いてくれ」
「......チジャラ、任せたぞ」
ウライがそう言うと、チジャラもやる気がある様子で
「任せとけ。ユル!行くぞ!」
「うん......!」
そして、世界へと向かう二人
すると、見ていたノウが、ウライへ訪ねる
「本当に大丈夫ですかね......」
「多くの要素は見積もっている。......恐らくはな」
ーー世界
「おいおいマジかよ......」
「酷いね......」
二人が着いた世界は既に大きくバランスが崩れており、周りのあちこちが歪んでいる
「とりあえず、進んでみるか?」
「だね......」
異質な雰囲気を感じながらも、二人は歩みを進めていく
ーーしばらく歩くと、向こうに厄災の勢力が集まっていた
「まだ気づかれてはなさそうだな」
「仕掛ける?」
「いや、数が多い。分断させる」
チジャラは厄災の勢力に超スピードで向かい、手にエネルギーを集中させる
「チジャラ砲!発射!!」
莫大なエネルギーが厄災の勢力を包み込み、一部を消し去り、一部を遠くに吹き飛ばす
「ユル、来い!」
「う、うん!」
ユルも厄災の勢力に向かいながら「YURU NEEDLE」による攻撃を行う
「ガ!?」
YURU NEEDLEがいくつかの厄災の勢力に突き刺さり、そのまま消滅させる
「いい感じだ!さて、残りも倒すか!」
「だね!」
二人はそのまま歩みを進めると、先ほどチジャラで飛ばされた厄災を発見する
(.....あれ、さっきのでダメージ受けてる)
「きっと手負いだからこのままーー」
ユルは先ほどと同様、YURU NEEDLEで攻撃を仕掛ける
「えっ!?」
しかし、厄災は既に二人に気づいており、飛ばされたYURU NEEDLEを打ち返す
「おっと」
打ち返されたYURU NEEDLEを避けるが、そのまま厄災の勢力が向かってくる
「仕方ねぇな!チジャラ砲!!」
チジャラは再び手にエネルギーを溜め、放出する
「グァァ......」
向かってきた勢力の一部を一気に消滅させる
「ぐっ......!」
ユルはなんとか応戦し、少しずつ撃退しながらも苦戦を強いられている
「うし、今助ける!」
チジャラはユルの方に向かい、その勢いのままいくつかの厄災に蹴りをお見舞いし、討伐する
「ふぅ、なんとかなったな......」
「ごめん、ボクが変な動きしちゃって......」
「ま、倒せたし問題ないぜ」
二人は一息つき、ウライに連絡を入れる
「すまん。いくつか勢力は撃退したが、多分この世界は時間の問題だな......」
「了解だ。今向かおう」
しばらく経つとウライが到着し、そのまま二人と基地に戻る
「さて、なんとなく分かっただろう。だが、このままだと状況は悪化していくばかりだ。こちらも早めに動く必要があるだろう」
ウライが言葉を告げる
「さて、ユル。チジャラの通りに動けたかな?」
そのまま、ユルに訪ねる
「えっと、一回、変に動いちゃった......」
答えるユル。
「......そうか。だが、次に活かせばいい」
励ますウライ
「うん......」
まだ気持ちが曇っているユル。ウライはこう続ける
「さて、二人ともお疲れだったろう。早めに休むといい」
「あぁ。そうしておく」
チジャラが一足先に休憩へと向かう
「じゃあ、ボクもーー」
ユルが向かおうとしたとき、ウライが言葉を出す
「......ユル。休憩後で良いが、ここに戻ってきてくれ。話がある」
「......そろそろ君についての話をしておこう」




