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第25話 夜の男子寮と謎の美少年達が現れるよ~!


 アリス魔法学園。エロゲー《乙女達は男装乙女に恋をします》の舞台だね。


 7才から入学したら15才までの計9年間在学する事になるんだ。15日才になったらまた高等科に進めるか選べるんだけど。その話はまた今度にしようね。


 え? 何で6才から入学じゃないのかって? まぁ、そうだよね。普通生前世界基準で造られたゲームの世界リアルだったら普通は小学生が入学する6才で入学させるのが普通なんだけど………流石に幼女のヒロインキャラはあのゲームでは出せないからね。倫理的に。


 だけど幼女から少女へと成長した女の子ならゲームに出せると思った狂った変態な開発チームは入学設定を7歳にしたんだ。


 そっちの方が色々と都合が良かったって《乙女達は男装乙女に恋をします》の開発者インタビュー記事には書いてあったよ。そのインタビューを受けた開発者は相当変態さんなんだね。


 おっとっ! 話が脱線しちゃったね。


 アリス魔法学園はリゲイン王国郊外にある魔法学園で。広大な敷地の内には生徒用の寮。色々な商業施設。運動場。森や草原みたいに特別なフィールドステージまで魔法で完備してあるんだ。


 流石がエロゲーファンタジー世界って感じで。わざわざリゲイン王都に行かなくてもアリス魔法学園内だけで暮らせちゃうんだよ。


 その他にも立ち入り禁止の裏庭や霧の沼みないな危ない場所もあるんだけどね。


 そして、今は今日の入学式イベントも終わって学生寮に来ているんだど。


 僕の最推しの女の子がわがままを言うんだよね。


「嫌なの……絶対に嫌なの。シン君と一緒にいるの」

 

 男子寮の目の前でアレクシアは僕の事をジト目で僕とその隣に何故か立って僕の手を握っているララちゃんを見ているよ。


 どうしたんだろうね? 早くレイラちゃんとホロウと一緒に女子寮に行けば良いのにさ。


「アレクシア。こっちは男子寮です。アレクシアが行くのはあちらの貴族用の女子寮ですよ」

「そうですわ。早く言って下さいませ。今年度首席様」


 そして、どうしてララちゃんが僕の方にいるんだい? 君も早く女子寮に行きなよ。カレンティシアちゃんと同じ部屋なんだから。変な性癖の持ち主同士で意気投合してきなよ。


「………何で凄く嬉しそうなの? それにその隣の女の子誰なの?」

 

 アレクシアはアレクシアで。明らかに不機嫌な表情で僕をジーッと見詰めているね。うん。怖い顔しているね。


「今日初めてお会いしたクラスメイトです。名前はドエムシースタさんです」


「はい。わたくしシン様専用のドエムシースタ……違いますわ。シン様。私はシン様専用の…むぐごぉ?! んんッ!!(シン様。何するんですかーっ! この場てシン様と私が主従関係にあると皆さんにお知らせするんじゃないんですか?!)」


 僕はララちゃんの口を速攻で抑えたよ。


 は~い。それ以上余計な事は言わないでねドエムのララちゃん。君は本当に場を混乱させてプロだね。さっきまでジト目だったアレクシアの目の瞳孔どうこうが開きまくっちゃてるよ。


「すみません。アレクシア。このクラスメイトさん。頭のネジが全部吹き飛んでいて可笑しい行動とってしまう困ったちゃんなんですよ。アハハ…」


シュン……チャキンッ!


「浮気は首チョンパって言ったのよ。シン君」

 

 アレクシアが神器『女神ヘルメス金斧アクス』(小型化)を右手に持ったよ。やだ。この娘怖いんだけど。


「ふっ……アレクシア。ここはセイフライド領地じゃないんですよ。ここはもう公共の場のアリス魔法学園です。ですのでいくらアレクシアがシュリディンス家の貴族でも学園のルールはちゃんと守らなければなりませんよ」


 そう。もうここはアレクシアのいつものお願いが通用しない場所なんだ。


 だからセイフライド領地の時の様に四六時中ずっといるなんてできなくなるのさ。


 それはつまり僕の1人の時間が増えるということさ。


「うっ!……でも嫌なの。シン君とはずっと一緒にいたいのーっ!」


 アレクシアが魂の叫びをしているね。でも駄目だよ。学園にはちゃんと校則ルールがもうけられているんだからね。


 アレクシアには同じ寮のルームメイトと仲良くなって後はニャンニャンして結ばれてもらうんだしさ。


「ホロウ様。こっちですっ! アレクシア様が……」

「何? 馬鹿シンがアレクシアを苛めてるの? ふざけんじゃないわよっ!」


 おっと。アレクシアといつも一緒に入るはずのレイラちゃんがいないと思ったら。ホロウを連れてきたのかい? 不味いね。


「ララ。寮長が私達を探してるから。早く女子寮に戻るわよ」


 そして、制服を魔改造してエロフ族の伝統的衣装にアレンジして登場したのはカレンティシアちゃん。


 す、凄いや。今、僕の目の前に今、《乙女達は男装乙女に恋をします》の主人公アレクシアと三大人気エロインであるララちゃん。カレンティシアちゃん。ホロウの3人がそろみなんてファン《僕》大感激だよ。撮影したいよ~! ルナ君~!


(ンニャ~! 任せるニャア。ご主人)


 パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャ!!!


 ルナ君の住みかである右目がパシャパシャうるさいけど何か撮っているのかな?


「ちょっとっ! 馬鹿シン。あんた。アレクシアに何してんのよ」

「変態。ララは私のルームメイトだから連れてくわよ……その娘何で泣いてるの? まさか苛めたのかしら?」


 ガシッ!ガシッとカレンティシアちゃんとホロウに同じタイミングで掴まれて僕の身体を宙に浮いてるよ。こわいんだけど。


「はっ? 何よっ! アンタ?」

「何かしら貴方?」


 何? この娘達出会ってそうそうバチバチに火花散らして怖いんだけどさ。


 ……あー、そういえば。ゲームでも2人はアレクシアを取り合って何度も喧嘩をする場面が沢山あったね。流石、アレクシア。もうヒロイン達を攻略し始めているなんてなんて凄い主人公なんだう。僕は嬉しいよ。


「ぐぇ?!……いえ。何にもありませんよ。もう終わりますから。2人とも暴力は反対ですよ」


「じゃあ。何でアレクシアが泣きそうなのよ?」

「ララにも抱き付かれて……何、貴方シン? ハーレムでも作る気なのかしら?」


 そんなや予定は皆無だし。僕の最推しはアレクシアだからあり得ないよね。


「それに何でその娘はシン君ベタベタしているの?」


「あー、この娘ですか? この娘はカレンティシアちゃんに渡すために捕まえてたんだですよ。よく逃げ出してあっちこっち行っちゃう放浪癖があるみたいなんで。ですからカレンティシアちゃんどうぞ受け取って下さいっ!」


 僕はひっぺ返して渡したよ。僕の背中にまとわり付いてたララちゃんをカレンティシアちゃんにね。


「しゃんっ! シン様。強引ですっ!」


「は? 馬鹿シン。何よ? このピンク髪の女の子はアンタどんだけハーレム作りたいの?」


「変態。貴方……やっぱり変態だったのね。男子寮の目の前でこんな可愛い子達とイチャイチャしてるなんて」


 おっとまた話がややこしくなりそうだね。ホロウとカレンティシアちゃんの僕を握る力がさらに強くなったよ。


「シン君…は私の……なの……そんなにいっぱい女の子イチャイチャしたら駄目なの……うぅぅ」


 ?! これはアレクシアが泣きそうに……不味いね。おふざけが過ぎちゃったよ。


「2人ともすみませんが退いて下さいね転移魔法ソロ


「あれ?」「消えた?」


 僕は転移魔法でアレクシアの前に行くと。


「アレクシア。少しお話しましょうか。同時転移ツインズ

「ぐすっ……シン君?」


ズズズ────


「嘘? また消えたじゃない。それもアレクシアと一緒に」「あれは何の魔法かしら?」


《男子寮屋上》


「はい。アレクシア。アレクシアの大好きなお菓子ポッキーですよ」


カリカリカリカリカリカリカリカリッモグモグモグモグモグモグモグモグッ!


 両頬が食べ物をリスみたいになってるよ。


「………ぐすんっ……美味しいの。美味しいけど悲しいのよ」


 アレクシアの大好きなポッキーを収納魔道具から取り出して口に頬張るくらいまであげたら機嫌を治してくれたよ。良かった。


「アレクシア。さっきも言いましたが。ここはもうセイフライド領地じゃないんです。ですから魔道学園のルールを守らないといけません」


「うん……あのピンクの女の子は誰なの? それにたまにだけどシン君のお洋服からあの娘と似た匂いがしていたのさっき思い出したのよ」


 何? この娘? 凄く鋭い目付きで鋭い事を言ってるんだけど? 何? 匂いって?……ああ、そうか。セイフライド領地にいた時は深夜はララちゃんをおんぶしながら色々な所に行ってたから。ララちゃんの匂いが僕の服に付いてた時があるんだ。


「……あの娘は僕のストーカーなんです」


「スニーカー?てっなんなんの?」


 惜しい一文字違い。


「ストーカーはある特定の人物に付きまとう行為ですね」


「………難しい言葉分からないの」


「そうですね。アレクシアはまだお若いですから分かりませんよね……簡単にいえば付きまといっす。ですがさっきカレンティシアちゃんに引き渡しましたし。もう男子寮に押し掛けて来ることはありませんよ。ララちゃんは1度言えば分かってくれる娘ですから。アレクシアもあの娘みたいにルールを守って女子寮で暮らして下さい」


「分かったの。でもカレンティシアちゃん……ララちゃん。シン君にはレイラちゃんやホロウちゃん以外の女の子の知り合い多いのね」


 おっとっ! またジト目で僕を見ているね。この娘日に日に僕の洞察力に磨きがかかり過ぎじゃないかい?


「同じクラスでもありますから仲良くなったんですよ……良いですか。今度から僕は男子寮に住む。ありますかアレクシアは女子寮に住む。これが魔法学園のルールです。ルームメイトにレイラちゃんも居て。使用人にはユラとサラやメリュちゃんも入るんですから生活面はなんの心配もありませんよ」


 ふ~、これだけ丁寧に説明すればアレクシアも分かってくれて………


「むうぅぅ~!!……分かったのなんとか頑張ってみるの。シン君」


「そうですか。それは良かったです。アレクシア」


 良かった。1度これと決めたら自分の意思を曲げないアレクシアもなんとか納得してくれたみたいだね。これで学園がある平日の寮生活の間は1人の時間を確保できるね。


 アレクシアもヒロインズとより親密な時間を作れるし。めでたしめでたしだよ……


《寮中央棟》


 僕はアレクシアを説得し終わった後。男子寮と女子寮の間にある通路に転移したんだ。


「ではアレクシア。また明日お会いしましょう。おやすみなさい」


「……うん。おやすみなさいなの」


 ……まだ完璧に納得していないって顔しているね。僕の最推しの娘は。


「あれ? こんな所に居たんですか? アレクシア姉……アレクシア。」


「ノエルちゃ……君……そうなのっ!」


 ん~? 誰だいあの顔立ちはアレクシアに似ているけど髪色は白色の男の子は?。


「アレクシア。あの方は?」


「双子のノエル君なの」


「ノエル君……?」


「ノエル君。ちょっとこっち一緒に来てほしいの」

「へ? どうしたんですか? アレクシア」


 あらら。ノエルって子を連れてどっか行っちゃったよ。アレクシアったら。


 それにしてもあんなキャラクター《乙女達は男装乙女に恋をします》にいたかな?……いや。他にも僕の知らないキャラクターがこの世界リアルにはいたし。そりゃあ入るは入るだろうけど。


 普通。主人公アレクシアの双子だったら直ぐに登場するキャラのはずじゃ……いやまさか?


「まさか……ナンバリング作品なのかい? この世界リアルって」


チャキンッ………

(お姉様っ! そんなの許されるわけありませんわ)


(お姉ちゃん命令なの。ノエルちゃんっ! 観念するのぉぉ! レイラちゃんもお手伝いしてえぇ!)

(はいっ! アレクシア様ぁぁ!)


(な、何するんですかっ! アレクシアお姉様っ!! レイラ様っ!!)


ビリビリビリビリッ!!


 ん? なんだい? アレクシア達が行った方から何かを破く音が聴こえた様な?


「アレクシアー! 大丈夫ですかー?!」


「うん。大丈夫なのーっ! もう安心なのよーっ! シンく~ん」


 上機嫌なアレクシアの声が遠くの方から聴こえてきたよ。


「……まぁ。今年の首席に何か悪さをするなんて新入生はいないだろうし大丈夫でしょう。僕はこのまま自分の部屋にCOOLに後にさせてもらいますよ」


 僕は魔法学園側から用意された自室へとCOOLに去ったよ。


《男子寮 シンとノエルの部屋》


 僕が用意された自室でゆっくりしているとその子達は突然現れたんだ……


「や、やぁ。シン君。ルームメイトのノエルなの。これからよろしくね。なの」

「私はノエル様の執事のレイと申します。今日からシン様とアレ……ノエル様のお世話をさせて頂きます」


「……何をしているんです? アレクシア……レイラちゃん」


「これからよろしくなの。シン君」「これからも宜しくお願い致します。シン様」


 ………これはどんなとんでも展開なんだい? 僕に1人の時間はどこにあるんだい?


 僕の部屋に入ってきたのはなんと男装乙女と化したアレクシアとレイラちゃんだったんだ。


《女子寮》


「………何で。アンタがここに居るのよ。ノエル。アンタ。男子寮の個室じゃない?」


「お姉様とレイラ様に身ぐるみを剥がされてここに送られて来たんです。酷いですわ。お姉様。レイラ様~!」


「………ドンマイね」


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