第17話 闇夜の訪問者・冥土順序使女(メイドオーダーメイド)
オープンワールドRPG型エロい百合ゲー《乙女達は男装乙女に恋をします》の人気が高い理由に幾つかの要素があるんだ。
◆全方位360度見渡せ。フィールド探索、アイテム収集等も行える広大で高画質なオープンワールド。
◆主人公を始めとした個性豊かな色んな意味で魅了なキャラクター達。
◆軽く数百は越える感動的なクエストやルートの数々とキャラクター達の個人シナリオ。
◆超高品質で行われる主人公と隠しヒロインキャラも含めると軽く数十人は入る攻略キャラ達の多種多様なニャンニャン時の凄まじい場面では時たまCGシーンも使われたり。360度のカメラアングルでキャラクター達がどんな体勢をしていても見れる高画質のニャンニャンは最高なんだ。
そして最もエロゲーをこよなく愛する変た…お紳士達をこのゲームにどハマりさせた真の理由はエロゲーらしからぬちゃんとした戦闘システム&敵対対象が身に付ける衣服はその戦闘中に当たり前の様に破けて。
戦闘が進むに連れて戦闘対象女の子キャラクターはどんどん際どい格好になっていくのがこの《乙女達は男装乙女に恋をします》というエロゲーの最大の売りポイントにしてエロゲーをこよなく愛するお紳士達に歓喜の渦を巻き起こした最大の理由なんだ。
生前の僕も《乙女達は男装乙女に恋をします》を愛でる会の会長をやって位好きだったねこのゲーム……裏シナリオというものも存在してね。
物語とは直接的には関係がない裏ボス系隠しヒロインや隠しダンジョンみたいなのが幾つかあって。
今、目の前で対峙しているヨルンさんもその1人。本編クリア後にとあるシナリオをクリアするとセイフライド領地に時たま遭遇する事がある。ドスケベ徘徊型のエロメイドヨルンちゃんなのさ。
「……そもそも何故ただの悪童であるシン様が神器を2つも所有しているのですか?」
「そんなの内緒だよ。ドスケベメイドのヨルンさん。それにさあ。君に僕と話している余裕なんてあると思う? 天狼流『白刃』」
この世界でよヨルンちゃんの実力を測る為。小手調べに天狼流の初級技を放ってみたよ。
「姫と仲違いになっていない……怠けて覚える筈もない天狼流の技も使える?……それにあの空間移動魔法はいつの間に覚えらたのですか? 貴方はただ。王国崩壊の為に姫と袂を別けていれば幸せな野猿貴族でいられたでしょうに……神器・『冥土順序使女』」
ヨルンちゃんが着ているセイフライド家で支給されたものではないメイド服のスカートの下から黒色の布が姿を現したよ。
何だろうね。あれ?……髪の毛にも似ているけだ下から出てきてるんだよね。謎のダースマターかな?
「へ~! いきなり全力で相手をしてくれるんだ。睦言も前座も無しにいきなり本番だなんて性欲ツヨツヨなんだね。ヨルンちゃんはさぁぁ!! 『散撃』」
僕の最大の一言で初撃目に放った『白刃』が。散弾銃から放たれた散弾の様に四方八方に散らばって行くよ。これでヨルンちゃんのメイド服に多少なりともダメージがいく筈………
「6歳とは思えない威力の攻撃力。5ヶ月という短期間でどうしてそれ程の強さを手に入れたのか興味が湧きました。貴方を是非あの方の元へと連れていき研究対象に致しましょう。『冥土隷列』」
ヨルンちゃんのスカートの下から伸びる黒い謎の物体の糸は僕が放った白刃の攻撃を意図も簡単に防いじゃったよ。
白刃は斬る事に特化した剣術系の技なんだけど。こんなに簡単に防がれるなんて思いもしなかったね。
「何を余裕ぶっているのですか? 私の攻撃はまだ終わって下りませんよ。シン様。〖冥土劇〗」
「……へ?」
ドスッドスッドスッ!っと謎の黒い物体の糸は僕の身体に容赦なく突き刺さって来たんだ。酷いよね……
「呆気ない最後……貴方のお兄様があんな醜いブタに成長しているのも予想外でしたが。私が一番驚いたのは貴方と姫が仲睦まじく過ごしている日々でしたよ。シン様。役は役らしくあの方や国の為に舞台措置としての役割を演じて……」
「へ~! スカートの中身は赤色なんだね。それじゃあ。そのメイド服全部が神器って感じなのかい? ヨルンちゃん。脱がしがいがある神器なんだね」
「?!……私のスカートの中からシン様の声が?……まさか?」
ヨルンちゃんは慌てながら自身のスカートをたくしあげ始めたよ。恥じらい可愛いよヨルンちゃん。
「やあ~! ヨルンちゃん。紐が付いた赤色のパンツって事は健康法的なやつかい? 丸見えだったよ。ヨルンちゃんのスカートのパン…」
「つっ////……〖冥拿土〗」
ヨルンちゃんはスカートから黒い鋭利な糸を操りながら。ヨルンちゃんのスカートの中に居る僕に攻撃してきたよ。酷いよね~!
「フッ……恥ずかしがったせいで反応が1テンポ遅れてるよ。後、この神器の糸の素材気になるから少し貰うよ。転移魔法。」
ビリビリッ……!
「なっ! 私のメイド服のスカートを破った?!」
僕は転移魔法でヨルンちゃんのスカートの中を無事に脱出。そして、転移する前に少しだけスカートの裾丈を破ってヨルンちゃんのパンツを僕が拝み易くさせてもらったんだ。
「……これ破損しても再生する系の神器だよ。たしか名前は『冥土順序使女』。ゲーム終盤でヨルンちゃんを倒すと入手できるチートアイテム」
「こ、この……私のスカートの中に入った上にスカート破るなんて本当に最低……これだから野猿は……それに何で身体を〖冥土劇〗で貫いた筈なのに平気でいるのですか?」
「ん? 嫌だって僕。色々ある魔法系統の中で回復魔法が1番得意になっちゃったんだもん。それに強靭な肉体があればさあ。そりゃあ出来るよね? この程度の傷なら自動修復がさ。風魔法〖風舞〗」
「『自動修復』? そんな技聞いたことがない……つっ//// 風でスカートがたなびいちゃう//// 押さえなくちゃっ!」
良いっ! 凄く良いよっ! ヨルンちゃん。破けたスカートを恥じらいながら隠して羞恥心で顔を赤くしているなんてさ。
普段。アレクシアやレイラちゃんといった幼女達としか行動していなくて。ヨルンちゃんみたいな少女の恥じらいを見ると興奮してきちゃんだよね。
「フヒッ……今夜は楽しい夜になりそうだね」
「くっ……あの方の策略の道具にしかならないセイフライド家のただの駒が生意気に……うるさいんですよ。〖冥土霊刀〗」
「『冥土順序使女』の黒い糸で造った殺傷力が高い斬激剣っていったところかな? 君の神器について知らない振りでもしてれば。僕達にちょっかいをかけようとしている人達の事もボロっと言うかと思ったけど。こっちの世界のヨルンちゃんは案外口が固いんだね」
ゲームだと一時サキュバス化した主人公に身体を弄ばれて。自分の秘密や仲間の情報を直ぐに喋っちゃうんだけどね。
「無駄だよ。君が僕と出会った瞬間から。僕は君の全ての行動をチェックしていた。『白銀嵐』」
僕は『白銀姫の一刀』をヨルンちゃんに向けてかざすと。彼女に向けて無数の銀の糸を放出してヨルンちゃんが放った技を受け流した。
「それは……エルフ族の至宝の神器の筈。何故に貴方がお持ちなのですか? シン様」
「何故って。そりゃあ回収したからに決まってるじゃないか。ううん。『白銀姫の一刀』だけじゃない。この世界の全部の神器を回収するつもりだよ……勿論。ヨルンちゃんの神器『冥土順序使女』も今夜中にね」
不適な笑みでヨルンちゃんを見つめる僕。今の僕をアレクシア何が見たら間違えなく悪役貴族その者に見えるんだろね。
「この世界の神器全てを回収? そんな事出来るわけがない。それに私の『冥土順序使女』を回収するって……それって私の副を奪うって事じゃないですかっ! 変態悪童~! シン様のバカァ~!」
グホッ?! 何その可愛い反応?………いやいや落ち着いて僕。僕の最推しの娘はアレクシア。僕の最推しの娘はアレクシアなんだから。
しかし流石は裏ボス系ヒロインのヨルンちゃん。たまに垣間見せるヒロイン力は流石としか言いようがないね。ヨルンちゃん可愛いよ。ヨルンちゃん。
「……変態悪童。案外悪くない響きだね」
「うるさい変態っ! いくらお仕えしていたシン様といえどもう容赦しません────〖夜天に仕えし淑女の夜に立ちはだかりし危機に抗う術を与えよ滅っせ冥土の彼方へ……〗」
「……詠唱波及かい。面倒くさいけど。まともに喰らえば僕もただじゃすまなそうだね────〖夜業の営みを止めよ。陰謀を散らし我が最愛たる者を護る源とし向かう敵を駆逐せよ……〗」
「……〖冥土黄泉〗」
「……〖夜業深淵〗」
詠唱波及はエロゲー《乙女達は男装乙女に恋をします》の戦闘システムの1つでこの詠唱波及の攻撃は同じ詠唱波及の攻撃でないと防げないんだ。
だから相手が詠唱を始めたらこちらも追随して詠唱波及で応戦しないといけない。
それはこの世界でも同じようでね。本当に厄介だよね。
「……どうやらキャラレベルはヨルンちゃんの方がまだ高いんだね。まあぶつかり合いは僕の辛勝利ってところからな?」
「そんな……私の詠唱波及の攻撃が押し負けた?」
僕とヨルンちゃんが同時に放った詠唱波及により大量の白百合の花弁が宙を舞う。
その激しいぶつかり合いのせいなのか? 僕の洋服は綺麗なままなんだけど。
ヨルンちゃんのメイド服。いや、神器『冥土順序使女』服がそこら中破けて。今のヨルンちゃんはなんともいかがしいお姿になっちゃってるよ。エロよ。エロゲーの隠しヒロインだけに。エロエロだよ~!
「もうボロボロだね。それに僕が食べさせていた色々な不思議な茸や薬の効果も出てくる頃でしょう? ここら辺で降参して。僕のマブダチになってよ。ヨルンちゃん 苦しいは最初だげたからさ。後は気持ち良くなるだけだよ。ゴーブ君みたいにね」
(ゴブゴブゴブ!!(モグモグモグモグ))
不思議な茸付けになるとゴーブ君みたいにあれしか食べなくなるのが難点だけどね。ていか何でゴーブ君は不思議な茸や薬を接種すると。錯乱したり。いきなり空元気になったり。もっと不思議な茸を食べたいとか言い出すんだろうね? 不思議だよね~?
おっとっ! 今は楽しい戦闘中っと。僕は某魔法物のバキバキBAKIか?の赤い瞳のマスコットキャラな様に僕はヨルンちゃんにマブダチ化を進め始めたよ。君もマブダチにならないか?
「……ふざけないで下さい。何で私が貴方の様な幼い子の言いなりにならないといけないんですか?……ムカつきます。ムカつくので最後まで抗いますよ。神器解放───『冥土晩餐歌』」
ヨルンちゃんが着る『冥土順序使女』の姿形が変わっていくね。
巨大な黒い布を纏ったヨルンちゃんが黒い布を操ってドリル見たいな形状にして僕を攻撃しようとしているよ。怖いよね。
「……これがこの世界での神器解放。綺麗だね……じゃあ僕も発動しようかな───神器解放『妖精祭典』『白銀姫の一刀』」
まあ、ヨルンちゃんみたいに全力の真名まではしないけどね。
「『妖精祭典』は小さい異世界を夢具現化し。相手を閉じ込める檻に。『白銀姫の一刀』は君の攻撃全てを反射させる鏡となるよ。これで君との闘いも終わりにしようね。ヨルンちゃん……ヒロイン攻略完了だよ」
「……何ですか?……その力は……そんな力反則じゃないですか……私の『冥土順序使女』が一切歯が立たないなんてあり得ない……」
僕はヨルンちゃんを『妖精祭典』で造り出した極小の異世界に閉じ込めて。『白銀姫の一刀』の全反射能力でヨルンちゃんが放った『冥土順序使女』の攻撃を全て全反射で返してあげた。
百合の花園には幻想的な小さき妖精世界。その中を彩るは黒き美しき布と鏡と銀糸の螺旋の反射………この世のものとも思えない神秘的な光景の中。僕の勝利は確定した。
◇
《戦闘終了後》
「うぅぅ……止めて……それ以上お腹の下の魔力回路いじられらたりゃ気持ち良くなりすぎちゃう……シンシャマ~…止めちゃぇ~、止めてくだシャイ~」
何? このヨルンちゃん可愛いんですけど。
「う~ん。色々と魔法情報を探ってるけど話してくれないね。ヨルンちゃんは……ああ。そうだ回収した『冥土順序使女』の持ち主変更しないとね。契約者 シン・セイフライド……これでよしっ!」
神器を登録している所有者がもし負けた場合。その神器は1度主人を見放すんだ。それで今の『冥土順序使女』は主人がいない家なき子。
だから僕が新しい家族にしてあげるよ。『冥土順序使女』君。
あの神器のぶつかり合いの後。僕は倒れたノルンちゃんから神器『冥土順序使女』を脱がせたんだ。
「ああ。そうだ。戦利品のヨルンちゃんのパンツも貰うよ。今脱がせるからね」
「うあん……止めてくだシャイ。変態……シンシャマの変態……」
「うん。戦利品って大事だよね。ヨルンちゃん……それと今後は僕に何も出来ないように神器『誓書』で色々な契約と縛りで抵抗出来ない様に。ヨルンちゃんのお腹に色々と仕込みと魔法の契約紋を何重にも書いてあげるからね」
「あっ……しゃめて……シンシャマ…ヨルンちゃんはシンシャマのゆうこと聞くから……シャメテ……ダメ……シンシャマ……ダメレシュッ!!!」
何かヨルンちゃんは1人で盛り上がってるようだけど。僕はただ『誓書』を使ってヨルンちゃんが僕やアレクシア達に危害を加えられない様にヨルンちゃんのお腹に契約紋を書いているだけだからね。
……ああ、そういえば。噂で聞いた事があるけど契約紋を異性に書かれるって昇天しちゃう程気持ちが良いんだって。凄いエッチだよね~!
「ふあぁぁ!!! らめれすゥゥ!! シンシャマッ!!!」
◇
「うん。『誓書』で契約して縛ったし。戦利品のパンツも頂いたから自分の国か学園に帰って良いよ。ヨルンちゃん。バイバイ」
「……ウゥゥ……殺さないですか? 私の事……ていうか。私のパンツ返して下さい。ブラジャーだけでどうやって国や学園に帰れっていうんですかっ! この鬼畜悪童シン様っ!」
ヨルンちゃんから罵声が飛んできたよ。悲しね。
契約紋で契約したのが凄く気持ち良かったのかな?
「……いや。大丈夫でしょう。だってヨルンちゃんにはもう……」
シュンッ……バキンッ!
「お迎えが来てるんだからさ。闇魔法〖影霧〗」
「ちっ! 目眩ましか。顔を私に見られたくない為か? ヨルン立てる? 迎えに来たわよっ!」
「せ、先輩?! 何でここに?」
「良いから。さっさと学園に逃げるわよ……あれ? スカートの中急にスゥースゥーする? いえ。そんな事よりも逃げないと……帰るわよ。ヨルンッ!」
(先輩のパンツ頂くよ……)
「ま、待って下さい。先輩~! 私、パンツ取られたままで今ノーパンなんです……てっ! どこ触ってるんですか。先輩っ! いや~!」
黒霧漂う〖影霧〗の中で僕はヨルンちゃんに最後の身体チャックを敢行したよ。叡知に満ちた身体だったね。
そして、新たに得た戦利品に乾杯。
「ヨルンちゃんは赤色のパンツ。そしてヨルンちゃんを助けに来た先輩とやらは緑色のパンツ……赤い狐と緑の狸的な組み合わせだね。それにしても今日の満月は綺麗だな~……学園での再会が楽しみだね。ヨルンちゃん……まあ。僕が入学できたらだけどね」
僕は右手にノルンちゃんの戦利品《赤色のパンツ》。左手に先輩やらから貰った戦利品《緑色のパンツ》をそれぞれの人差し指で振り回しながら空中で回して遊んだ。
そして今夜の満月を見ながら僕のマブダチと化したヨルンちゃんの今後の関係について考えてたんだ。
◇
「……は、履いてない? 私ノーパンになってる?……今日の勝負下着どこ行っちゃたのよ?」
「……多分あの悪ど……ふにゃあああ!!! 身体痒い……これシンシャマとの契約のシェイ?」
「くっ! あの悪童野猿貴族っ!! 憶えてなさいよっ! この借りは絶対に学園で返してやるんだからぁぁ!!」




