茶番外 漫才みたいな何か
会話のみの何かです。
◇◇努の街のとある劇場にて◇◇
『なあ、知ってるか? あのルグアと藍が漫才するらしいぜ?』
――ざわざわざわざわ…………。
「モードレさん、人がたくさん入っているようです」
「急に”アイツ”が宣伝したせいだ…………。マジめんど……。ネタは打ち合わせ無しの即興だし……。コンビ名決まってないし……。明理は、リアルでやる気無しの、私に丸投げだし…………。ほんとめんどくせぇ……」
「やほー!! りんり〜ん来たよ〜♡ ネタでコンビ名決めようよ〜!!」
「その手があったか!! これで2回目だな。そうしよう」
「モードレさん、藍さん、そろそろみたいです」
――ステージ――
『皆様、本日はお越しいただき、誠にありがとうございます。早速ですが、ルグア&藍による漫才を、始めさせて頂きます。では、どうぞお楽しみください』
――ブオォォォン…………。
「皆さん、はじめましての方は、名前だけでいいからね〜」
「まだ名乗ってねぇだろ!! どうも、この小説を読んでる方はご存知、主人公のルグアこと、巣籠明理だ」
「そして、底辺アイドル、ダイジェスターLこと、船岸藍だよ〜」
「実は、まだコンビ名が決まってなくてな。そういや、何か考えあるか?」
「もっちろん。候補としては、『ルグちゃん・ランちゃん』とか……」
「どこかで聞いたことのある名前だな」
「他には、『りんりん・らんらん』とか……」
「パンダにするな!!」
「あっ!! バレちゃった?」
「バレバレに決まってるだろ!! なんなら、巣籠藍にするか?」
「いやいやぁ〜。それだと『籠』が書けなかったら意味ないよ〜」
「まあ確かにな。作者のやつ、なんでこんな難しい字を選んだんだっ!!」
――コツコツ……。
「呼ばれて来ました。作者のディガルこと、ゲーム内なのでガデルで〜す」
「なんで、ここにいるんだよ!! ってか、前までアバターなかったじゃないか!!」
「実はですね。今まで使っていたマスターアカウントを、紛失してしまいまして……。新しくプレイヤーアカウントを作成しました」
「それって〜、ウチらと一緒にプレイできるってことだよね〜?」
「はい、そうなりますね。私もログアウトできないので…………」
「やった〜!!」
「喜んでる場合か!! 作者がストーリー上に登場したからには、崩壊するのは時間の問題だぞ!!」
「次回」
「「ルグア命を狙われる」」
「お楽しみにー!!」
「いい加減にしやがれ!!」
――マジックガトリング絶 フルファイア!!
「「やーめーてー!!」」
（このあと、劇場は倒壊しましたが、怪我人は0。翌日には、元通りになり営業を再開しました。WWMニュースを終わります）
「モードレさん、ノリノリでしたね。さすがです!!」
「私一人で修復したんだから、少しは感謝しろよな」
