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荊軻 十七、魯句踐ふたたび
33.
魯句踐已聞荊軻之刺秦王,私曰:「嗟乎,惜哉其不講於刺劍之術也!甚矣吾不知人也!曩者吾叱之,彼乃以我為非人也!」
(訳)
魯句踐は、荊軻が秦王を
刺そうとしたと聞き及んで
密かにこう述べた。
「嗚呼、彼(荊軻)が刺剣の術を
習っていなかった事が惜しまれるな。
吾は人を知らぬ事、甚だしかった。
曩日、吾が荊軻を呵叱した際に
(去って行ってしまったのは)
彼が我を人物に非ずと
見なしたためであったか……!!」
(註釈)
荊軻編の4話に登場した魯句踐、ふたたび。
3話に出てきた蓋聶は、
「荊軻? ああ、あの腰抜けね」
としか思ってなさそうですが、
魯句踐は荊軻の大物ぶりに
今になって気付かされたようです。
荊軻が学んでいたのは
撃剣(投げナイフ)の技術だったため
接近しての刺剣の方は
やや不得手だった事が悔やまれます。
匕首を最後はぶん投げてましたが
左腿にダメージ受けてた状態だったので
嬴政に命中しませんでした。




