番外編 グランクラスの旅の続き
パチリ 起きた
「う、うーーーん」伸びをする
「起きたか眠り姫」
「やば寝ちった、グランクラスのシートのせいだ、私悪くない!うん」
「寝ててくれた方が静かでいいんだけど…」
「は?」
あれ?竜斗ムクれてる?
「今どこ?」
「只今くりこま高原通過」
「そっか」
どこやねん
「じゃあ、ご利用客?函館?に、もうすぐ着くのかな?」
「バカじゃん、よく中学卒業できたね」
「は?」
う〜ん、これ珍しくご機嫌斜めだよね、ムクれてるよね
甲子園の初戦以来かも
でもさぁ、自分で言うのもなんなんだけど、私が寝ちゃうなんて想定内じゃね?
グランクラスだから?
グランクラス、そんな偉いのか?
ん?
あ…
「あーー!アイス!アイス食べないと!溶けちゃう!」
「とっくに食べたのでご安心ください」
おっと、原因はこれか
「ご、ごめん」
「いえ、まぁ、まさか愛情たっぷりの魔法をかけたのに、自分で食うとは思わなっかったよ」
そりゃムクれる
「ごめんて、もっかい食う!もっかい魔法かけて!」
「無理、もうMPゼロです」
「ごめんなさい」
「別に」
だめだ、激おこだ
フフ、でも攻略はできる、すぐに作戦が思いついた
エロエロ大作戦!
「竜斗〜ご機嫌直して、ご褒美あげるから」
「ご褒美もらえるようなこと、してませんけど?」
「そ?じゃあご褒美いらないんだ」
「え、いやその、くれるならもらっても…」
ククク、食いついてきた
「この前、丸山さん名義でいろんなやつ色々買ったじゃん?」
「え!あ、うん」
「そのブツ、さっきホテルに届いたよ、竜斗は先に出かけてたから、知らなかったと思うけど」
「う、うん、ゴクリ」
フフフ
「ちょっと耳貸して」
「うん」
耳打ちを始める
「まずは白い方着てあげる」
コクコク 竜斗が頷く
「それ着てぇ、あれ付けるじゃん、んでぇ、ゴニョゴニョ、私が動けゴニョゴニョ、しかもちょっと透けてるじゃん、んでぇ、竜斗はゴニョゴニョしてぇ、しかもぉ、ゴニョゴニョじゃん?」
コクコクコクコク
「からのぉ、ゴニョゴニョしまくりのぉ、竜斗やりたい放題」
コクコクコクコクコクコク
耳打ちを解除する
「どう?夜はドS君、いいご褒美でしょ?」
「はいっ!」
どんだけだよ
「許してくれる?」
「許す!」
「オケ!」
作戦ドンピシャ!
てか、言ってる私がムラムラしてきた
「次の駅でUターンして、帰っちゃう?」
竜斗を誘惑する
「え!うーん、うーーーん」
フフフ
グランクラスの旅と天秤にかけてる
「ほら、今日は旅しよ、帰ってからのお楽しみってことで」
「うん、わかった、ゴクゴク」
竜斗は落ち着きを取り戻すかのように、グラスのビールをゴクゴク飲んだ
大人になったな、私
ん?
あれ?あーーー
「ビール!ビール!飲みたい!どこで売ってるの?車内販売?」
「え?グランクラスだから、アテンダントさんに頼めば持って来てくれるよ」
「ま、マジか」
グランクラス、神
「しかも、そこのメニューのアルコール飲み放題だよ」
「マジかよ」
グランクラス、神
「すいませーん!すいませーん!」
「杏子、落ち着いて、そこのボタン押せば来るから」
「へ?そなの?マジファーストクラスやん」
グランクラス、神
ボタンを連打しまくろうとしたその時だった
「はいお呼びですか…キャッ!起きてる!」
起きてたらなんなんだよ
てか、さっきからこのアテンダントさんビックリしすぎだろ、失格だ失格
「ビールくださーい、ビール!」
「ちょ、杏子、居酒屋ノリやめて」
うるせーな、ご褒美やめるぞ
いや、やめたくない、夜はドMです
ビール到着
プレミアアムモルツやーん
「じゃ、竜斗乾杯ね、かんぱーい」
「うん、乾杯」
ゴク、ゴク、ゴクゴクゴクゴクゴク
「プハッ、うまっ!美味しいねぇ」
「杏子凄いね、よく寝起きで酒飲めるね、しかもめっちゃゴクゴクいくし」
「え、そ?まぁ、お酒は友達だったからね」
「そっか」
「そう、竜斗と離れ離れの時はマブダチだよ」
「そうだったんだ」
「うん、休みの日なんて、ずっとお酒」
「え!」
「休みの日ね、朝起きて歯磨きして顔洗うじゃん?」
「うん」
「で、お酒飲むじゃん?朝はレモンサワーじゃん?シャキッとするから」
「え!う、うん」
「で、眠くなるじゃん?」
「シャキッとした意味」
「で、寝ちゃうじゃん?夢見ちゃうじゃん?」
「うん」
「夢に竜斗が出てきて、ちょっとエッチな感じの夢になるじゃん?離れ離れだから」
「え!う、うん、ちょっと静かにしゃべってね」
「で、起きるじゃん?」
「うん」
「夢のせいでムラムラしてるじゃん?」
「え!」
「自分でさわ…」
「杏子!」
「ん?なにビックリして、前にも話したじゃん」
「いや、そうじゃなくて、場所考えてよ、さっき仙台から少し人乗ってきてるから」
竜斗に小声で軽くキレられる
「そっか、ここアメリカじゃないもんね」
「アメリカでもだめ!」
「はぁい」
「えっとなんだっけ、あ、そうそう、お姉ちゃんに買ってもらった、おすすめのおも…」
「杏子!」
「え?あ、そか、これもダメか」
「もっとだめ!って、え?祥子さんおすすめ?気になる」
「殺すよ」
「なんで!」
「えっと、うーん、起きるじゃん?、それからそのぉ、シャワー浴びるじゃん?」
「う、うん」
「ビール飲むじゃん?エロんな意味でスッキリしてるから」
「え!う、うん」
「けっこう飲むじゃん?」
「マジか」
「やっぱり眠くなるじゃん?」
「うん」
「そのまま寝落ちするじゃん?」
「うん」
「起きるじゃん?」
「うん」
「もうお外真っ暗じゃん?」
「う、うん」
「夜だから、麦ソーダ飲むじゃん?」
「え!」
「もう、寝るしかないから、ガンガン飲むじゃん?」
「う、うん」
「もう、テロンテロンじゃん?」
「うん」
「で、潰れるように寝て、朝スッキリで、お仕事ゴー」
「凄いね、若い女子なのにやばいよそれ」
「そ、そうかな、えへ」
「年末年始なんて、もっとやばかったからね」
「そうなんだ」
「うん、お仕事もお休みだし、やる事ないじゃん?」
「うん」
「ガキ使見て、年越すしかないじゃん?」
「そ、そうかな?」
「買っておいた冷凍の蟹ちゃんを、冷凍庫からデビューさせるじゃん?」
「う、うん」
「蟹ちゃんには、日本酒じゃん?」
「そ、そうなの?」
「蟹ちゃんほじりながら、日本酒煽って、ガキ使見るじゃん?」
「う、うん」
「ガキ使、長丁場じゃん?」
「うん」
「蟹ちゃん終わらせて、今度はサキイカでビールグイグイに焼酎ガンガンじゃん?」
「う、うん」
「もう、ちゃんぽんで、ペロンペロンじゃん?」
「だ、だよね」
「トイレでオロロロロー、するじゃん?」
「え!」
「トイレでそのまま寝ちゃうじゃん?」
「ええ!」
「トイレだと寒くて起きるじゃん?」
「う、うん」
「トイレの便座に顔つけて寝てるんだけど、便座あったかいから、周りの寒さに気づかないんだよね、だからもうブルブルじゃん?」
「うん」
「でね、トイレから出ると、年越してんの、ウケる、トイレで年越し!ウケたよ」
「ウケない」
「でさ、身体冷えたから、おもしろ荘見ながら、またお酒飲むじゃん?」
「ええー」
「そんな感じの年越し、しかも二年連続トイレで年越しやった」
「うわー、いくつんとき?」
「二十と、二十一」
「やばっ」
「だよねー、友達いなかったからね、まぁ、居ても結局はこうなってたね、実際リナさんやマリさんとも、あまり出歩いてないし」
「でもさ、杏子は俺飲まない時は飲まないじゃん?遠慮してるの?」
「うーん、多少は遠慮してるかもだけど、そうじゃないかな」
「そうなの?」
「ほら、お酒は竜斗が居ない時の寄りどころだったから、竜斗と再会したら、お酒は別にどうでもいい、もちろん美味しいし楽しいよ、でも飲みすぎは身体に良くないし、竜斗が隣りにいるなら必要ない、だから竜斗が飲まない時は飲まないんだよ、一人で飲んでもつまんないし」
「そっか」
「しかし!竜斗が飲むなら、私は必ず飲むの!」
「わ、わかったよ」
「次なに飲もっかなぁ」
♫ ♫ ♫ ♫
ハイカラなメロディーが車内に流れる
「まもなく、盛岡です」
到着アナウンスが入る
「わお!盛岡!冷麺!」
「お、よく知ってるねぇ」
「まぁね」
「ジャジャン!問題です、盛岡は何県でしょうか?」
クッ、やべぇ、ド忘れした、いや違う、普通にわからん
甲子園の時に盛岡大付属と、たしか二回戦で当たったよな、どこ代表だっけ…宮城?違うな、無理
「ギブ」
「ハハハ、マジで?県庁所在地だよ、あ、県庁所在地ってわかる?」
こ、殺す
でも、正直あまり意味わかってない
「もう!で、どこ?」
「岩手」
「だと思った!答えればよかったー!」
「うそこけ」
「なによ!」
「じゃ、じゃあ、ボルティモアは何州でしょうか?」
「メリーランド」
「くっそ」
「あ!盛岡で切り離し見れるよ、見に行く?」
「切り離し?」
「そ、チュー解除」
「あ!離婚?離れ離れ?」
「そそ」
「あれ?見ちゃってへーきなの?新幹線違うやつに乗り換えるの?」
「違うよ、この前に繋がってるのが先に発車するからね、バイバイしたら、戻ってくれば大丈夫だよ」
「ほほう、見る!」
盛岡駅到着
変装してホームに出る
白に赤いラインが入った新幹線と、私達が乗ってる緑色の新幹線がチューしてる
「こまち、25号、秋田行き、発車します」
アナウンスが入る
こまっちゃんの、ドアが閉まる
プシュー
ガチャ
濃厚チューが解除され、こまっちゃんが離れていく
テールランプの赤い光りが寂しく思える
パカッ
「わっ!ねっ、お口閉じたよ!閉じた!」
「そうだね」
「あー、なんか寂しいね」
「うーん、でも、結局この駅で、また連結して東京行くからね、そんな寂しくないんじゃない?」
「そっか、単身赴任みたいなもんか」
「うん、でも、毎回同じ組み合わせじゃないよ」
「え?」
「あのこまち号は、帰りはこのはやぶさと違うはやぶさと連結して東京向かうんだよ」
「じゃあ不倫じゃん!許せない!」
「わかったわかった、新幹線にそんな感情移入しないでよ」
「ムー」
「ほら、戻るよ」
「う、うん」
ん?なんか、めっちゃ見られてる
スマホで撮られてる気がする、いや撮られてる
バレち?
ま、いっか
はやぶさ君に着席
発車
「あ、竜斗〜さっき引退したらお城巡りしようって言ってたじゃん?他にやりたいことはないの?」
「ある、野望ある」
「ほほう、どんなん?」
「鉄道模型のジオラマ作る!」
「へへーかわいい」
「かわいくないよ、デカいの作る」
「わお!どんくらい?」
「夢は八畳!」
「八畳?」
そんなにデカくなくね?
「引退したら、東京に戻って家買うじゃん?」
「うん」
「杏子にお願いして、八畳の鉄道模型部屋作ってもらう!」
「え?」
「え?だめ?」
「いや、いいけど」
「やったね、よしっ!」
おいおいおいー、オマエ幾ら稼いでんだよ
八畳ってなんだよ、もっと夢デカくしろよ
てか、鉄道模型部屋どころか、プール何個も付けれるぞ
なんなら、鉄道模型どころか、田舎の鉄道会社なら買収できるぞ!
「あとまだある」
「ほほう」
「桜水高校にグラウンド作る!野球部復活させる!」
「わお!それだよそれ!そういうの!」
「ん?どゆこと?」
「いや、なんでもない」
「グラウンドの跡地、まだ更地なんだってさ、民間に売ったけど、なんか計画が頓挫したみたい」
「そうなんだ」
「うん、だから俺が買う!」
「いいじゃん!」
「あれ、ローン通るかな?」
ズコッ!
いや、たぶん一括で買えるよ
ローンにしても、余裕で通るよ
今年だけでも、うちらの収入見込み幾らだと思ってんだよ!
はぁ、まぁいっか、そうゆうとこも好きだわ
「バスも買う!秀太さんに頼まれた」
「はは、お兄ちゃん言いそう、てか、じゃあお兄ちゃんに監督頼むんだね」
「そう!」
「うーん、お兄ちゃん教えるの下手だよ、また外人コーチ連れてこないと」
「ハハハ、ウケる」
「あ!」
「なに!」
「グラウンド買ったら、バスのローンやばいかな」
ズコッ!
コイツ、ギャグかましてんのか?
ローン大好きやん
てか、十台くらい買っても余裕だわ
置く場所困るけど
「杏子は?何かやりたいことないの?」
「あるよ」
「え、なになに?」
「中学生のクラブチーム作りたい!」
「なるほど!いいね!それは是非やろうよ」
「うん、ローンは通るから安心して」
「おけ!」
アホか
「じゃあ、あれだ、杏子のクラブチームから、ガンガンスカウトして桜水に入れちゃう?」
「それナイスアイデア!」
はやぶさ君は順調に走行
居酒屋グランクラスを堪能
私達は引退後の話で盛り上がった
「あれ、帰りもグランクラス?」
「いや、さすがに飛行機だよ」
「そっか、もうチケット取ったの?」
「うん、ばっちり、来年CMが決まってる飛行機会社にしたよ」
「おおー、さすが!計画しっかりしてるね!」
「まぁね、いつもドタバタの誰かさんとは違うから」
「なによ!」
「あ、そろそろ青函トンネル入るよ」
「性感トンネル?」
「うん、それ抜けたら北海道」
「わお!」
性感トンネル抜けたらご利用客
なんか…北海道エロくね?
「今日ご利用客行くの?」
「ん?五稜郭は明日だよ」
そっか、今日一泊するんだもんね
どこ泊まるんだろ
夜景が見える一流ホテルの最上階かな?
「わー、夜景綺麗〜素敵〜」
「夜景よりも杏子のが方が綺麗だよ、チュッ」
みたいな〜?エヘヘヘヘ
それともぉ、もう寒いからぁ、雰囲気ある高級旅館?
着物着たオバハンが、「ソチャでございます」とか言ってぇ
和室に二つの布団が横並びにされててぇ、オバハンがその布団をチラッと見ながら、「ごゆっくり〜」とか言ってぇ?
んで、お部屋に付いてる露天風呂でイチャイチャ?
「キャッ、ちょっとどこ触ってんのよぉ」
「いや、露天風呂ならいいかなって思った」
「もう!露天風呂だからオッケ」
とか、なっちゃったりしてぇ?
エヘヘヘヘへ
「杏子、ゾーン入ってるよ」
「え!やば、ヨダレ出てた」
「どんだけだよ!」
フフフ、楽しみ、どこ泊まるのかな?
サプライズだよね、でも聞きたいよね
ご褒美とか、性感トンネルとかでムラムラ大変だもん
「ねぇ、竜斗、今日はどこ泊まるの?」
「お、聞きたい?」
「聞きたい聞きたい」
「東横イン!」
「はへぇ?」久しぶりに変な声でた
「え?え?え?」
「あ、ごめん、どこかわからないよね、東横イン函館駅前店!」
そこじゃねーよ
「えっと、ビジネスホテルの東横インだよね?」
「そうだよ」
「わーお」
色んな意味でわーお
いやね、いいよ、私も仕事で泊まったことあるし
良いホテルだったよ、うん
アメリカの滞在先のホテルは球団、東京のホテルは事務所が押さえるから、マヒしてるのもわかるよ
でもさ、これ、お泊まりデートだよ?
久しぶりの日本デート、しかも北海道
マジで女心わかってねーわ
だけじゃねーわ
おいおい、一流スリーウェイメジャーリーガーがお忍びでビジネス使うか?
著名人御用達のホテルとかにするだろ普通!
セキュリティとかもあんだからっ!
「杏子!」
「なに!」
「これ見てよ」
スマホの画面を見せてくる
ホテル予約サイトの画面
「奮発して、一番高いプレミアムプラスプランにしちゃった」
「ヘェー」
奮発のしかたが大いに間違ってる
「でね」
まだあるんかい
「ほら、この赤い線見て!安くなってるんだ!ラッキー」
おいおいおいおいー
マジで、逆金銭感覚のなさ!
「速攻でカード切って予約したよ」
ん?
「ってことは、もちろんだけど、竜斗の名前はホテル側、確認してるよね?」
「うん、そうだね」
マジかよ
今頃、東横イン函館駅前店、パニック起こしてねーか?
春樹竜斗なんて名前、絶対に他にいないぞ
「しかもさぁ」
「うん」
「朝食無料!やばいだろ」
ズコッ!もっかいズコッ!
やばいのはお前の脳内
あの、ビュッフェタイプにアンタが来てみろ
それこそパニックだぞ
って、私も付き合うんだろ
カオスやん
前から思ってた、姉もそうだが、竜斗はもっと酷い
有名人の自覚がなさすぎる
函館到着
チンチン電車に乗って函館山へ
って、タクシーにしてくれよ、頼むよ
絶対にバレた
私達二人がノーガードでチンチン電車はやばいだろ
周りの人達が目を疑ってたぞ!
チンチン電車に目をキラキラさせてる竜斗
運転手さんが迷惑になるぐらい、ガブリついてる
ま、しょうがないか、こんぐらい楽しませてあげないとね
てか、運転手さん
まさか、うざいコイツが春樹竜斗と思ってないよなぁ
まぁ夜景見れたので、色々許す!
綺麗だった
ウットリ
中国人ばっかりだったので、騒ぎにはならなかった
んで、またチンチン電車で戻る
そして、私ほったらかしのガブリつき
もう好きにして
チンチン電車下車
「夕飯買うよ」
買う?えっと、どこでだよ!
「はい着いたよ、ジャジャン!北海道名物セイコーマートー!略してセコマ!」
ただのコンビニやん
えっと、コンビニですか?
女心舐めてる
「惣菜美味いらしいよ、おつまみ買ってこ」
「ほほう、乗った!」
まっ、そっか、ゆっくりホテルで飲んだ方が楽か
コンビニ店員さんに四度見くらいされた
コンビニ袋ぶら下げて東横イン到着
スタッフ勢揃い
そりゃそうなる
別室に連れてかれる
他のホテルを推奨された
しかも、連絡取ってくれるって
そりゃそうなる
竜斗は拒否
「あ、大丈夫す、一度東横インは泊まってみたかったんで」
だとさ
そう言われると、ホテル側はなにも言えない
そのまま東横インにイン!
ムードないけど、いいや
竜斗とならどこでもいいや
部屋に入ったらこっちのもん
バレずに済む
スマホでSNSをチェック!
………
うわー、めっちゃ目撃情報上がってるやん
やばっ
明日大丈夫か?
当然、渡辺さんから激おこの電話がかかってきた
私がなぜか、こっぴどく怒られる
いやね、確かに私が誘ったよ
でも、これ…
竜斗のせいじゃん!
「竜斗!」
「なぁに?」
「あのさ!」
「あっ、シャワー浴びる?一緒に浴びちゃう?」
「浴びちゃう」
「竜斗!」
「あ、けっこう狭いから、密着イチャイチャできるね」
「もう!許す!」
んで、セコマの惣菜をツマミに二人で飲み直し
てか!美味い!
焼き鳥うますぎる!
セコマ、神
そしてぇ、ほろ酔い、いい気分で、ニャンニャンしたあとぉ
爆睡
んで、翌朝
当然、朝食無料に付き合わされ
ビュッフェは、握手会とサイン会になり
朝食どころじゃないんだが、竜斗はガッツリ元を取るかのように食いまくってた
私、パンしか食べてない
ホテルに頼まれて、私達のサインが飾られることになった
美味しいご飯屋さんみたい
んで、激おこの渡辺さんが函館市に通達したので…
ホテル前に、偉そうな人だらけ
SPみたいな人達もいる
車に乗せられ、ご利用客を説明付きガードガッチリで観光
スタンプゲット!
案内人の人に勧められた、しのりだて?ってとこでもスタンプゲット
えっと、ご利用客は五稜郭らしい
五角形だから?
お城ぽくない!でもかっこいい
土方歳三?カックイイ
しのりだてはごめんなさい、跡地だったから、なんのこっちゃ?だった
函館空港まで送ってもらった
函館空港、情報が漏れてたので軽いパニック!
やばかった
ガード付きでよかった、渡辺さんに感謝
空港の人に
「あのぉ、もう少し早く教えていただけますか?準備もありますし、パニックで空港の業務に差し支えが出てしまいます、飛行機の遅れとかにも繋がりますから、よろしくお願いします」
軽くキレられた
てか、その通り
サーセン
竜斗は全然響いてない
ご褒美お預けにしてやろうかな
いや、それはそれだよな
どうせお預け無視して、襲ってくるだろうし
まぁ、でも、楽しかった
こうでもしないと旅行出来ないからね
大変良い思い出になりました。
さ、帰って、ご褒美ご褒美
あれ?私のご褒美になってる
ま、いっか
エヘヘヘ、エヘヘヘヘ
ポッ




