通訳のノック
午後の練習が始まり、部員達がアップを始める
プチスタンドには、女子が十人位いる、何しに来てんだろ
さっきの三人組もちゃっかり来ていて、グラウンドにいる佐藤さんと何やらキャッキャッ喋ってる
何しに来てんだよ
練習から外れ、リラックスムードの佐藤さんはギャル達の笑いを取っていて、顔はデレデレ
何だよキャプテン、めっちゃチャラいじゃん!
練習中だぞ!さっき、私達には怒ったくせに自分はそれかい!
幻滅だ幻滅
昨日の涙はもう忘れたのか?
は、ダメダメ、あのギャル三人に絡む人が敵に見えてしまっている
「監督いないからね、自然と緩んじゃうよね」と、リナさん
そか、監督は午後不在か
「ま、でも段々真面目にやり出すよ」
「てか、あのうるさいハエどもは何なんすか?あと他の女子も」
「言うねぇキョウちゃん」
「日曜日はさぁ、午後は休みの部活が多いから、みんな見に来るんだよね」
「でも、女子だけですよ」
「うん、ほらうちの野球部は無駄にイケメン多いじゃん?だからお目当てを見に来てるんだよ」
確かに!イケメン普通に多い
「うちのサッカー部や男バスは、ブサイクばっかりだからさっ」
日本は、サッカー部やバスケ部の方が野球部よりモテるって聞いてたけど、例外もあるんだな
「リナさんは平気なんですか?虫来てませんか?」
ゴー君に付く虫バスターリナさん
「うん、さっき見渡したけどいないね、てか最近はまず見ないよ、だいぶ浸透してきてるから」
「来年、新入生が入ってきたら忙しくなるなぁ」
さすがだ、ここまでくると尊敬に値する
「あの、ハエ達は部活やってるんですか?」
「さっきの三人?てか当たり強すぎじゃない?なんか言われたの?」
「あ、いえいえ、大丈夫す」
確かに、直接は何も言われてない
でも、すぐに抱かれる奴らだ!フンっ
「あの三人のうち、一人はチア、残りの二人はバトミントンだね」
マジか、意外
「あの背が高い子は、バトミントンの強者だよ、インターハイ狙えるんだって」
マジか、抱かれてる場合じゃねーだろ
ん?端っこでスケッチブックを開いて、何やら書き書きしてる子もいる
「絵を描いてそうな人もいますね」
「あー、あの娘は大ちゃんの彼女だよ、見ての通りの美術部でメッチャ絵上手いよ!漫画家レベル」
それ、漫画家で例え合ってるのか?
ダイちゃんこと、大沢さんはライトを守り4番を打つチームの主砲で、副キャプテンだ。
一年生の夏から4番を打ち、守備も上手い、打率もバカ高でホームランもそこそこ打っている超高校級
中学ではクラブチームに所属、関東大会の準決勝で佐藤さんと対戦経験がある。
佐藤さん同様に、なぜ公立高校に?
強豪私立でもレギュラーになれるレベルなのに
リナさんメモによると、大家族で経済的に厳しいのと、下の兄弟の世話もあるから全寮制は無理とのこと
エライ!でも、もったいないとも思ってしまう
交流のあった佐藤さんに誘われ桜水に入学
さぞ、名取監督は能天気に喜んだはずだ。
「あの、漫画家の子、おとなしそうで可愛いじゃん?ダイちゃんから告ったんだって」
「ダイちゃん、普通にモテてたから付き合いたての頃は、影口とか言われた見たいよ」
「ウチは、お似合いだと思うけどね」
うん、お似合いだ、大沢さんは目が切れ長のイケメンで硬派って感じだから、大人しそうで純粋そうな人が似合ってる。
間違っても、抱かれたいトリオは似合わない!
ちょっとしつこいな私、そろそろやめておく
午後の練習が始まる
トニーが、内野と外野を分けての練習を指示してきた。
内野手は特守ノック
外野手と投手陣はフライノックや、ティー打撃を行う
トニーは内野手を見る、やりたいことがあるらしい
外野手の方は佐藤キャプテンが見てくれることになった。
一年生の小林さんと、マッキーこと牧野さんは外野手の方で参加、残りの五人の一年生は内野ノックのランナー役をやることになった。
「キョーコ、借りれるバットはどこにあるかな?」
トニーが聞いてきたので、倉庫に連れてくことに
二人で、プチスタンドの前を通った
「おー、あれが噂の外人コーチかぁ」
三人トリオがこっち見てきた、まぁ外人は目立つからね、てか噂になってるのね
「けっこう渋くね、ダンディーじゃん、トムクルーズかと思ったわ」
全然似てねーわ
「あれ、あの女の子、さっきリナと一緒にいた子じゃん」
「外人のオンナか?いや、違うか、タメかな、うちの学校じゃ見たことないよね」
プロポーズはしたことありますけど違います、老けてますけど中三です
「てか、普通に可愛いじゃん」
「うん、さっき思った、負けたって」
「うん、スタートラインにも立てないと思った」
「ホントそれな!」
あらま、先輩ありがとうございます。
さっきはボロカスに言ってサーセン
てか、日本の女子は、なんでわざわざ聞こえるようにしゃべるんだろうか…
トニーが倉庫でガサゴソしてバットを物色、一本取り出して振ってみる
「うん、これでいいかな」
トニーがノック打つんだな、監督いないからね
「キョーコもバット選んで」
ん、はい?
「え、なんで私も?」
そりゃそうなる
「特守にはかなりの時間を使うつもりだ、一人で打ったらバテちゃうから、交代で打ってくれ」
「それに、ノッカーが代わった方が球質も変わって良い練習になるだろ?」
それは分かるけども
「でも、なんで私?外野手の人に来てもらって打ってもらったら?」
「君は左打ちだろ?どうせだったら右と左で交互の方が良いよね」と、サムズアップしてくる
だとしても…あ!外野手に左打ちがいない
うちの左はショートを守るスイッチヒッターの羽堂さんと、セカンドの控えの厚本さん
それから、佐藤キャプテンだ
佐藤キャプテンはもちろんダメだ、絶対安静中
他の二人はノックを受ける側なのでダメ
ん、あ!
「春樹さんはだめ?左の練習にもなるんじゃない?外野手だよ」
「いや、彼には内野でノックを受けてもらう」
へ?どゆこと?
「ほら、キョーコ早く探してくれ」
えーー、ちょっとこき使いすぎじゃない?
通訳だよ私、中三の通訳
労働基準法違反だと思う
通訳の練習ついでのお手伝いをここまで使うかね
この愚痴は誰にこぼせばいいのか…
しょうがなくバットを探す
でもちょっと、みんな重いなぁ
高校生のバットは、一番軽そうなやつでも私には全然重い
「何か探してるの?」
背後から甘い声が聞こえる
振り向かなくても分かる、春樹さんだ!
「いや、あの、その、軽いバットを探してまして…」
ちょっと、モジモジしてみる
ふと気づいた
私はたぶん、たくましい姿ばっかり春樹さんに見せてる、可愛らしい女子の一面も見せないと!
「手に持ってるやつは?」
「うーん、これでもちょっと重いんですよねぇ」
バットを握って、上下に揺らしてみせる
「え、もしかして星川さんが使うの?」
「あ、その、はい、なんかノック打てって言われまして…」
「え、星川さんが打つの?ノックも出来るの?」
「いや、実際には遊びでしかノック打ったことないんですけどね、みんなの邪魔にならないように頑張ります」
「そうなんだ、でも星川さんならセンス良さそうだから大丈夫でしょ!」
あーあ、これ完全にたくましく思われてる
そりゃそうよね、バッピ(バッティングピッチャー)やって、投球練習やキャッチボールの相手して、終いにはノックだもん
私も、プチスタンドから黄色い声援を送る方になりたい、トホホ
「星川さんって、可愛いし細い身体でさ、それなのに野球が上手いって、なんかギャップが良いよね……あっ…」
ん、んんんん?
なんかこの人、サラッといや、ガッツリ嬉しいこと言ったぞ!
とゆうか、言った本人がやべって顔してる
しかも、あからさまにキョドってる!
ここはチャンス!
「でも、こ、こ、こんな野球女子だと、ひ、引きますよね、ワンパクですもんね、春樹さんもスタンドにいる、かかかか可愛い子とかのが良いですもんね…」
うーん、バッチリ迫ってみるつもりだったが、柄にもなかったのかガッツリ噛んでしまったし、棒読みだった気がする
「そ、そ、そんなこんか、ないよ!おおお、俺はえっと、その野球出来る女子の方が趣味も合うとゆうか、そのあの……」
そんなこんか?あれ、なんか私より酷い噛み方
効いたか?効いたぽいぞ!私のモジモジ作戦
いや、作戦じゃねーな、普通に緊張してモジモジしたわ
「おい!二人で顔赤くして、いつまでモジモジやってんのよ、昭和のお見合いかっ!」
リナさんが割って入ってきた
「おもしろそうだから、しばらく見てたんだけど、ほっといたら陽が暮れるわ!」
「もう練習始まるんで、後にしてもらっていいすかー?お見合いの延長戦は練習終わったらやってくらさーい」
私と春樹さんはマゴマゴしながら、恥ずかしくて下を見ている
「はい、早く!」
リナさんがパンッと手を叩くと
二人の催眠術が溶けたかのように自分の持ち場に向かい出す
私は手に持っていたバットを持って歩き出した
「あ!星川さんちょっと待って!」
春樹さんが呼び止める
「コバーちょっとこっち来てー!」
春樹さんの呼び掛けに、小林さんは無言で走ってくる
「コバ、悪いけどお前のバット、星川さんに貸してあげてくんねーかな?」
小林さんはコクっとうなずいて、ベンチに向かった
「あいつのバットめっちゃ軽いから」
春樹さんが優しい顔で言ってくる
あんなお見合い状態だったのに、ちゃんと考えてくれてたんだ
小林さんがバットを持ってきてくれた
グリップを私の方へ向けて、無言で差し出してくる
そのバットを受け取り
「ありがとうございます!」
私がお礼を言うと、またコクっと頷いて走り出した
「コバ、ありがとな!」
走りながら振り向いて、春樹さんに向かって帽子に手をやり、了解ですの合図をする
って、昨日から小林さんとチョイチョイ絡んだけどまだ声聞いてない!
大人しいにも程がある!
さてと、借りたバットを振ってみる
うん、軽い!
小林さんは、体格が小さくてピッチャーだから極力軽いのにしたんだな
「どう、いけそう?」
「はい、大丈夫です!ありがとうございます!」
これは助かった、重いバットだと上手く打てるか不安だった
「あと、手袋ある?無いなら貸そうか?」
「サイズ合わないか…」
え!あ、どしよ
本当はあるんだけど…無いフリするか
いや、こうゆう嘘はいけない
神様見てたら、この恋の邪魔をされそうな気がする
「持ってますから、大丈夫ですよ、ありがとうございます」
と言って、ポッケから手袋を出してヒラヒラさせた
「う、ううん、オッケじゃあ頑張ってね」
と、言って外野の方に向かって走りだした
なんだ?最後にまたキョドってたぞ
でも、最後は笑顔だった
うん、かわいい笑顔、好きだわ
じゃねーわ
「あ、春樹さん!トニーが内野の守備に参加してくれって言ってますので、こっちに来てください」
そうだった、忘れてた
「え?俺?俺が内野?」
そりゃそうなる
でも、なんで春樹さんを内野なんだろ?
外野なら、工藤さん相手だからレギュラー取れそうなのに
内野陣+春樹さんが集まり、ノック前のミーティングが始まる。
「タカセ(ゴー)セカンドやってみないか?君の動きはセカンドに向いている、チーム事情的にもセカンドを固定したいどうだろ?」
トニーが、ゴー君に守備位置コンバートをお願いした。
これは、意味がよーくわかる
確かに、ゴー君はトリッキーな動きが持ち味、セカンド経験のある私からみると、ピッタリだと思う。
セカンドは今、二人を併用して使ってるがそれだと、投手とショートとの呼吸の合わせ方がその都度変わってしまう。
「はい、前からセカンドもやってみたいと思ってたので、是非やらしてください」
ゴー君は即答だ
この人、奇抜なのに礼儀正しいんだよね
「セカンドのアツモトとヒラヤマはサードに回ってくれ、君達は右打ちと左打ちで、相手投手により併用されてたと思うが、この先もそうして行きたい、打力を上げる意味でサインプレーが少ないサードが良いと思うんだ、どうだろ?」
「はい!やります!」
二人とも快諾
ん?では、春樹さんはどこを守るんだ?
あ!投手か!マウンドでノック受けさけて慣らしていくのか!
投手春樹誕生かぁ、いいね
ビジュアルも良い!
モテちゃいそうで困るが!
「ハルキには……」
うんうん
「サードをやってもらう!」
ズコッ!
訳すのちょっと間が空いたわ
え、なんでよ、サード三人で競わすの?だったらレフトで良くない?
春樹さんは、はにゃ?ってなってる
とゆうか、今ここにいる人全員なってる
「まだ、こっちのビジョンはまだ説明することが出来ないが、ハルキはサードをとにかく練習してくれ、君のその肩はレフトよりもサードで披露する確率のが上がるからだ」
まぁ、それはわかるけども
「ヒラヤマ、アツモトもだ、この三人が守備面で上手く機能するのはまだまだ先だが、是非頑張ろ!」
「はい!」
春樹さん、平山さん、厚本さんは半信半疑ながらも新しいことへの挑戦をすることになった。
ただ、平山さんと厚本さんは全く経験が無いわけではなさそうなので、徐々に順応していくはず。
問題は春樹さんだ
トニーの真意はまだ分からないが、何か考えがあるはず、まずは春樹さんがどの程度守れるかだ
ダメだったら、レフトに戻されるのかな?
内野ノックが始まった
まずはトニーが打つ
力強いボールが放たれる
さすが、上手い
トニーは、マイナーリーグで終わった人だが、それはそれで立派、しかも今は指導者だ、そりゃ上手く打てる
「よし、キョーコ代わろう」
え?早くね?まだ10分も経ってないような
私が左の打席に立ち、キャッチャーの有村さんからボールを受け取る…あれくれない
ん、あれ、みんな固まってる
あ、そか、私が打つの知らなかったのか!
春樹さんには説明したけど、他の人には言ってない。
てか、その春樹さんもついでに固まってる
なんでよ!
「ヘイノッカー、ちゃんと打てんの?こっち打ってみろー」
察しのついたゴー君がヤジを交え声を出す
有村さんがハッとなり、慌ててボールをトスしてきた。
他のみんなも慌てて声を出し始める
高校野球ぽさが戻った
では、最初にヤジを飛ばしたところに打つか、それが礼儀だ
カキーン
ヨシ!良いところに打てた、ゴー君が華麗に捌く
ノックは遊びでしか打ったこと無かったが、それなりに自信はあった。
私は非力だ、身体がゴツくなるの嫌で一切鍛えなかった、技師面しか練習してきてない。
それでも、レギュラー取れたのはバットコントロールが上手かったからだと思う
長打は打てないが、チョコンと合わせて内野の頭を越えるのが得意だった。
バットコントロールが上手ければ、基本ノックは上手い
しばらく打った
そして、わかったこと
ゴー君はまるで問題ない、今からすぐ試合でも大丈夫そう、反転してのゲッツーなんて芸術的だ
平山さん、厚本さんは次第点かな
練習積み重ねればおそらく問題ない
問題は春樹さんだ
うーん、下手
まず、ガッツリ外野グローブで守ってるので格好が良くない、でもそれは一旦置いとく
内野なんて初めてだからしょうがないか
「ノッカーストップ!」
ゴー君に言われ手を止める
ゴー君が、サードの位置で春樹さんに指導を始める
足の運び方や、グローブの使い方を身振り手振りで教え始めた
残りの二人も確認するかのように聞いている
「ちょっと一本打って!」
と、言われて打ってゴー君が実際に捌いて教えたりしてる
ショートの羽堂さんも加わり補足をしてる
この羽堂さんも、なかなかのイケメンだ
春樹さんとはまたタイプが違う
リナさんメモによると、モテると言うよりは常に彼女がいるとのこと、しかも結構入れ替わりが激しいらしい
他の高校にも彼女がいたりして、二股、三股説も上がってる
うん、なんとなくわかる気がする
プレイボーイ感満載だ
私の偏見かも知れないが、イケメンショートはこのタイプが多いような気がする
こうゆうタイプの男の人は私は好きではない、羽堂さんはそれを探知したのか、あまり私には絡んで来ない
ゴー君の指導が続いてる間にちょっと一息
てかおい、いつまで打たせんだ、私の時は長くね?
ノックを再開
しばらくまた打った
すると…劇的に春樹さんが上達していく
何かコツを掴んだのか、どんどん上手くなっていく
あと、鬼のような肩をしてるのでボールをこぼしても矢のような送球でアウトに出来る
これ、お世辞抜きで肩だけはプロ、いや、メジャー級かも
最初はボールこぼしての慌てて拾ってギューーンって感じでボールを投げてたが
今は上手くなり、ゴロ捌き〜の、ギューーンだから鉄壁になりつつある
春樹さん、バッティングもそうだったが、コツを掴むと一気に伸びてく
ゴー君の指導をしっかり吸収して上手くなっていく
なんか、子供の成長を早送りで見てるみたい
三塁線の打球を逆シングルでキャッチして、踏ん張って一塁にギューーーーーン
かっこいい、メジャーリーガーみたい!
グローブがダメだけど
外野グローブは外野で使って様になる
あと、春樹さんの凄いところは送球の正確性
どんな体制で投げても、ボールが変なとこ行かない
キャッチボールで送球が良いのは分かっていたけど、ここまで良いとは思わなかった
ギューーーーーンが見たくて、つい三塁線の打球ばっかり打ってしまう私
「キョーコ!もう少し打ち分けてくれ!」
あ、コイツがいたの忘れてた
てか、だったらテメーが打てや!いつまで私に打たせんだよ!
何が「交代して打とう」だよ!最初チョロっと打っただけで全然交代しねーじゃん!おかげで腕パンパンだよ、二の腕太くなったらどうしてくれんだよ!
とは言えず、今日一日トニーの無茶振りに絶えてきた従順な私
もしかして、私もドM?
でも、六歳の私に言ってやりたい
こんな鬼畜野郎にプロポーズなんかするんじゃない!と
あ、普通のバットでのノックも格好悪いな
小林さんに毎回借りるわけにもいかないよな
そだ!
ポケモンやめて、ノックバット買ってもらお
ポケモンよりもノックバットをおねだりする中三女子
どうかしてる
そして、ふと外野を見てみると、みんな頑張ってるのに、一人座り込んでサボってる工藤さんが見えた
監督いないとそれか
工藤さん、うちのトニーを甘く見てると後で後悔しますよ。




