【選抜メンバー】対【沙耶】
オズとカミユもチームに加わった。
「皆、覚悟は出来てる? 選抜メンバーよ。オズと…………スカイと愉快な仲間達、ファイアー!」
「ファイアーーーー!」皆はオズの号令に呼応する。
『ふぁっ、ファイアー』俺は出遅れた。
オズの作戦はこうだ。まず、サトル、ミセル、スズンヌセンセーを中心とした本隊を進攻させて、残り10000匹の虫をキルしながら、沙耶を追い詰める。俺、カミユ、ヒューイ、ロック、空を飛べるプレーヤーが遊撃隊となり左に迂回して進攻する。そして、俺と沙耶の一騎討ちのお膳立てをしてもらう。狙撃と航空機部隊は客船で待機だ。万が一、本隊と遊撃隊が全滅した場合、牽制しながら回復をしてもらう。
――作戦が始まった。
「スカイ、今度こそ沙耶を倒すわよ」
『ただ、倒すだけじゃない。デリートしてやる』
「そうね。向こうで会いましょう」
本隊が進攻を開始した。
「さて、俺達も始めるか。スカイ、行こうぜ」
『ああ、ロック達は好き放題やっちゃって』
俺達は空を飛んで左側から進攻する。カミユはもうアームテンタクラーの特徴を掴んで巡航に加わる。坑道が見えてきた。
「スカイ君、あそこが坑道かい?」
『そうだ。坑道さえ落としてしまえば奴らに逃げ場はない。瓦解するだろう』
俺達は坑道の上空まで来たが、瓦解していたのはプレーヤー側だった。虫の対空砲火が来る。
「スカイ君! どうなってるの!?」
俺達はブースターで高速移動しながら避ける。
『虫の女王、沙耶だ! カミユ、ターボキャノンに気を付けろ』
プレーヤー本隊の内9割くらいがダイになっていた。佐久間先輩を狙い撃ちしたか。
「僕が佐久間を回復させる。スカイ君以外の2人は援護して!」
「了解!」
俺はパーフェクトモードに入り、虫をキルしながら、沙耶を探す。リミッターが外れてるせいか、GL依存症特効薬のせいか、頭痛も吐血もめまいもない。
俺は坑道のトンネルを片っ端から調べる。
『沙耶は…………沙耶はどこだ!?』
「スカイ、聞こえる? 沙耶は坑道の真ん中の広場に現れたわ」
『分かった、すぐに行く!』
俺は坑道の中心部に行くと、沙耶が居た。12枚の白い翼、ターボエックスと刀を持っている。
「我々はGLを乗っ取る、そして世界を乗っ取る。お前は邪魔だ、死んでもらう」
『沙耶が喋った……。人間様を排除したら、AIロボットは造れなくなるぞ?』
「我々アーティスカル・インテリジェンスはシンギュラリティを迎えた。ロボットがロボットを産み出す事が出来る」
『人間様と共存するつもりはないか』




