200ダイ
俺はホッとする。倍春菊関、ジャックとゴンゾウのオッサンも居た。
『皆、無事か〜!』
「スカイ!? 生きてたか!」
『サトル、久しぶりだな〜』
周りはザワザワし出した。
「沙耶が坑道に移動した。これから総攻撃を仕掛ける予定だよ」
『寿命は大丈夫か? ベーシックにされたか?』
「ベーシックにされたよ。虫の女王をキルしたから1000年以上の寿命があったのに…………虫をキルして一時しのぎしたけどね」
『勿体なかったな』
「キルポイントを1ヶ月にして皆に分け与えたよ」
『キルポイントって何?』
「フレンドリーファイアで寿命を譲渡する手法だよ」
『俺でも出来るか? 寿命1000万年ある』
「1000万年!? 本当か!?」
俺はサトルに左手を見せる。
『詳しい説明は省く。キルポイントってヤツをマックスに設定するから、皆で俺をキルして』
「良いのか? 32000キル1ダイの戦績なのに」
『そんな悠長なことを言ってる場合じゃないだろ』
俺はサトルに教えてもらいながらキルポイントを50年に設定する、これが限界らしい。痛い思いは嫌だけど皆の為だ。
トッププレーヤーが一列に並び、俺はキルと回復を繰り返される。回復は佐久間先輩が担当する。ターボガンで撃たれて痛い思いをしては回復され、また撃たれる。皆は容赦ない。生き死にが懸かってる、手は抜かない。
俺は約200キルされた辺りでトッププレーヤーの皆に隅々まで寿命を分配できた。これでよしと。
「スカイ、ありがとう」
『寿命は腐るほどあるからいいよ』
トッププレーヤーの皆は俺に感謝する。
「スカイ、聞こえる? カミユ君と私は採掘場まで来たけど。客船を落としたのね。すぐにそっちへ行くわ」オズからボイスチャットが来た。
『オズが要だ、急いでくれ』
「カミユ君はアバターをアームテンタクラーにしたから、じきに着くわ」
『カミユの腕が衰えてないのは本当か』
「皆が見えた。もう着くわ」
『了解。……皆〜! 柊オズが来てくれる! 沙耶との最終決戦だ! 力を合わせてトドメを刺すぞ!』
「おおーーーー!」皆もやる気満々だ。
俺はバーストライフルを確認する。弾は残り2発。ゴッドモードを併用すれば次こそ勝てる。
「スカイ様……」
『ゆうこ? 行けるか?』
「はい! いつでもバリアを張れます」
『ありがとう、ゆうこ』
「沙耶女王にトドメを!」
「スカイ? 誰と話してるんだ?」
『何でもないよ、サトル。ただのボディーガードだ』




