LOG.12 ツンデレ通信魔女は助けを求めない?
――騎士ハルト検証ログ:起動前
黒zipというものは、ただ開かないだけならまだ可愛い。
本当に厄介なのは、開かない理由そのものが、誰かの意図、過去のログ、古いネット文化、そして人間の感情まで巻き込んでいる場合だ。
俺、有栖川ハルトは、壊れたフロッピーや読めなくなったDAT、404の向こうへ消えた個人サイトを相手にしてきた人間である。
だから分かる。
開かないファイルは、沈黙しているのではない。
まだ、こちらを試している。
そして今回は、その沈黙の向こう側に、久羅木ナギカと、宵崎ミコの通知まで混ざってきた。
仕様か、バグか、乱数か、裏技か、開発者の悪意か。
検証を開始する。
ミコからの通知が止まらないという状況を、単純な恋愛イベントとして処理するのはあまりにも危険だった。
俺の机の中で震え続けるスマホは、もはや連絡端末ではない。強制割り込み処理を仕掛けてくる外部デバイスであり、感情という曖昧なプロトコルで俺の思考リソースを削り続ける、極めて厄介な常駐型イベントトリガーだった。
通知の間隔は一定ではない。短い時は数秒、長い時でも一分未満。その揺らぎがまた嫌だった。機械的な定期送信ならまだいい。自動化なら解析できる。
だが、宵崎ミコの通知は人間の感情で発火しているため、乱数テーブルが読めない。攻略不能に近い。
ブゥゥゥゥ、と机の中でスマホが震えるたび、俺は脳内で分類を走らせる。
仕様か。
バグか。
乱数か。
裏技か。
開発者の悪意か……!?
あるいは、宵崎ミコという名の幼馴染型最終ボスが、俺の行動ログをリアルタイム監視しているのか……!?
結論としては最後に近いのだが、そこを認めると精神的に負けた気がするので、現時点では“未分類の強制恋愛イベント”として保留する。
ホラーゲームにおいて本当に恐ろしいのは幽霊ではない。
説明書に載っていない隠しステータスでもない。
恋愛イベントである。
好感度が可視化されない。選択肢が明示されない。セーブデータを巻き戻せない。攻略Wikiもない。しかも選択肢を間違えた時のペナルティだけが妙に重い。
人生というゲームを設計した奴は、間違いなくUI設計の基本を理解していない。
だが、俺は今、その恋愛イベントに構っている場合ではなかった。
黒zip。
あの黒zipである。
昨夜から俺の脳内リソースを占有し続けている未解析媒体。ファイルサイズは大きすぎず、小さすぎず、投下タイミングはスレの空気が《SIREN_CITY》と《人生終了ゲーム》の話題で濁り始めた直後だ。
投稿者の文体には、妙に古い個人サイト文化圏の匂いがあった。句読点の使い方、改行位置、レス末尾の空白、あの微妙な間。二〇〇〇年代初頭のテキストサイト、オカ板、ネトラン系リンク集、閉鎖済み攻略Wikiの掲示板ログを長年掘ってきた人間なら分かる。文章には、時代の癖が残る。
あれは単なるzipではない。
人間の精神を試すための圧縮ファイルだ。
そして俺は、そういうものに弱い。読めなくなったフロッピー、磁気劣化で死にかけたDAT、ROM吸い出しに失敗するカートリッジ、端子清掃でギリギリ蘇るファミコンソフト、ブラウン管の焼き付きの奥にだけ残ったタイトル画面、404になった個人サイト、魚拓の欠片、dat落ちした伝説スレ、閉鎖された古い攻略Wikiのキャッシュ。
そういうものを見ると、俺の脳は勝手に回り始める。失われた記録は死体ではない。まだ復元できるかもしれない記録だ。黒zipも同じだった。
俺は隣を見た。
久羅木ナギカ。
通信系危険人物。
削除済みログ蘇生師。
閉鎖サーバ墓荒らし。
キャッシュ残留調査の亡霊。
そして、恐らく《N4G1K4》。
昨夜のレス速度、句読点の位置、改行タイミング、煽り文句の温度、zipへ対する異常に正確な反応、俺を“キモ騎士”と呼ぶ時の躊躇のなさ、全部が一致している。
匿名掲示板文化においてコテハン特定とは、単なる名前当てではない。筆跡鑑定であり、呼吸の採取であり、思考速度のログ解析である。完全一致ではないが、十分だ。ほぼ確定。いや、俺の中では既にハッシュ一致に近い。
「久羅木」
「嫌」
俺がまだ要求を送信する前に、ナギカは応答を返した。
速い。異常に速い。まるで俺の発話予測モデルをローカルで走らせているかのような反応だった。自己学習型防衛AIでも組んでいるのか。あるいは単に、俺の行動パターンが読まれすぎているのか。どちらにせよ腹立たしい。
「まだ何も言っていないぞ」
「パスワードでしょ?」
「そうだ!!」
「嫌」
「ぐぬっ……貴様、理由を述べろ……!!」
「嫌だから」
「嫌という感情は認証拒否の理由にはなっても、検証拒否の理由にはならん!!!」
「なる。お前の要求を通すとログが汚れる」
こっ、こいつ……拒否の仕方まで通信屋か!?
単なる「教えない」ではない。俺というアクセス元を不審な通信として扱い、侵入検知、認証拒否、WAF、IP遮断を全部まとめて発動している。
しかも、その態度が妙に堂々としているのが腹立たしい。理不尽イベントにも程がある。ファミコン時代のクソゲーですら、ヒントNPCが一人くらいは配置されている。MSXの狂ったアドベンチャーゲームでも、説明書の端に意味深な一文くらいある。
だが久羅木ナギカというイベントNPCは、完全ノーヒントでこちらを門前払いしてくる。開発者の悪意百パーセント。
「貴様っ、いい加減にしろ!! ヒントだけでも出せ!!」
「嫌」
「パスワードの文字数は!?」
「嫌」
「英数字か日本語か!?」
「嫌」
「ファイル名との関連性は!?」
「嫌」
「投稿時間との関連性は!?」
「嫌」
「レス番号か??」
「嫌」
「まさかIDか……!?」
「嫌」
「貴様、今の“嫌”は反応が〇・二秒遅れたぞ?」
「計るな、キモい」
計るに決まっているだろうが。
人間の反応速度はログだ。特に嘘をついている時、人間はわずかに遅れる。古いBBSログを読む時、重要なのは本文だけではない。投稿時間、連投間隔、句読点、改行位置、ID変化、名前欄、レスアンカーの付け方。全部見る。全部読む。人間は隠したつもりでも、癖を残す。久羅木ナギカも例外ではない。
そう思っていた時だった。
視界の端に、別の異物が入った。
ナギカが何かを読んでいる。
教科書ではない。ノートでもない。通信解析の資料でもない。表紙の色味が違う。文字組みが違う。イラストの構図が違う。俺はその表紙を観測した。タイトル、人物配置、視線誘導、キャラクターの距離感、帯文、カバーの光沢、手で隠そうとしている角度。情報を統合した結果、俺の脳内に一つの答えが出た。
BL本だった。
その瞬間、俺の脳内でファンファーレが鳴った。未発見イベント発見。隠しフラグ検出。古い攻略Wikiのコメント欄に一件だけ残っていた都市伝説級イベントを、ついに実機で確認した時の感覚に近い。dat落ち寸前の過去ログから、誰も魚拓を取っていなかった攻略情報を発見した時のあの震え。俺は反射的に笑った。これは理不尽への勝利ではない。だが情報優位である。相手の隠しフラグを踏んだのだ。
「フハハハハハハハハハハハハハハ!!」
「うるさい。何その笑い方、生き物として無理」
ナギカの返答は速いが、微妙に刺々しさの方向がズレている。防御反応だ。応答速度は維持しているが、視線が本へ戻らない。つまり意識が俺へ引っ張られている。CPU使用率上昇。処理負荷増大。通信遅延発生。動揺フラグ検出。
「なるほどなるほどなるほど」
「何が」
「貴様、美形男子が好きなのか!? クククッ」
「違うわ!」
「即否定は怪しい!!」
「違うって言ってるでしょ!?」
「キャラクター配置、視線誘導、帯文、そして貴様の隠し方。総合的に見て、かなり好きだな!クハッッハハハハァ!!!」
「違う。これは人間関係の構造を見てるだけ。別に顔がどうとかじゃないし」
「ほう、人間関係の構造だと?」
「そう。感情の接続、依存、認証欲求、相互監視、そういうのを見る資料として――」
「つまり美形男子が好きなのだな」
「お前、結論を固定するな!!」
出た。音量上昇。語尾の乱れ。会話制御の失敗。ログ異常。ナギカは普段、俺を罵倒する時も低温で切るタイプだが、今は違う。明らかに通信ノイズが混じっている。面白い。非常に面白い。
「安心しろ久羅木」
「嫌な予感しかしない」
「実は俺も、客観的に見ればイケメン寄りだ」
「キモ帰れ」
「いや、自己申告ではなく、鏡面反射と周囲の反応ログから判断すれば――」
「帰れ」
「少なくとも完全な雑魚グラフィックではない!!」
「帰れ」
「美形男子耐性の低い貴様にとっては、俺も観測対象として成立する可能性が――」
「帰れって言ってんでしょ、この自称イケメンキモ騎士!!」
ナギカは罵倒した。
罵倒したが、ここで重要なのは内容ではない。
応答前に、一瞬だけ間があった。
その一瞬を俺は見逃さなかった。俺は壊れたフロッピーの磁気残留からファイル名の欠片を拾う男である。ROM吸い出しで何度も失敗するカートリッジの端子接触差を読み、CRTの僅かな色ズレから同期不良を疑う男である。そんな俺が、人間の一瞬の処理落ちを見逃すわけがない。
「今、処理落ちしたな?」
「してない」
「CPU使用率が九八パーセントまで上がったぞ?」
「上がってない」
「通信遅延が発生した」
「してない」
「キャッシュ破損」
「黙れ」
「美形男子フラグ反応」
「黙れキモ騎士!!」
最高に面白い。
俺は完全に調子に乗っていた。黒zipのパスワードで防御され続けた鬱憤もある。ナギカという難解NPCの隠しフラグを踏んだ快感もある。クソゲー攻略において、無敵に見えた敵キャラの弱点を見つけた瞬間ほど脳が燃えるものはない。
だが、その燃焼は次の通知によって一瞬で凍った。
ブゥゥゥゥ。
机の中のスマホが震えた。
俺は反射的に見た。
《ハルトくん♡》
《今度はナンパしてるのぉ♡》
《楽しそうだねぇ♡》
《すごく楽しそうだねぇ♡》
《ミコちゃんも混ぜてほしいなぁ♡》
《なんで美形とか言ってるのぉ♡》
《誰に言ってるのぉ♡》
《ねぇ♡》
《教えてぇ♡》
《ミコちゃん、全然怒ってないよぉ♡》
《でも説明してぇ♡》
《今すぐ♡》
くっ……、俺の思考が切り替わった。
これは新たな精神攻撃なのか……?
笑えない。
まず時刻。次に通知間隔。直前の会話内容との一致率。俺の発話から通知までの遅延。教室内にいる人間の視線。
ミコが別クラスにいる位置関係。スマホの通信状態。SNS経由の漏洩可能性。周囲のクラスメートによる実況。
まさか……盗聴。盗撮。通信傍受!?
偶然。乱数。開発者の悪意。
違う。
これはおかしい。
《ハルトくん♡》
《今、ナギカちゃん見てるよねぇ♡》
《ねぇ♡》
《見てるよねぇ♡》
《さっきからずっと見てるよねぇ♡》
《♡》
《♡》
《♡》
俺はスマホを伏せた。
冷や汗が出た。
宵崎ミコの距離感が近いことは知っている。行動予測精度が高いことも知っている。俺が寝落ちするタイミング、ログを見ようとする瞬間、飯を抜く傾向まで把握していることも知っている。
だが、今の通知は偶然にしては一致しすぎている。好意という名の観測行為が、監視に近い精度へ到達している。
俺はゆっくりナギカへ画面を見せた。
「久羅木」
「何」
「これを見ろ……」
ナギカは最初、いつもの不機嫌そうな顔で画面を見た。だが、数秒で顔つきが変わった。毒舌が消えた。照れ隠しも消えた。
代わりに、通信解析屋の目が出た。認証、接続元、応答速度、通信経路、ログ改竄、そういうものを最初に見る人間の目だった。
「……タイミングがおかしい……かもしれない」
「貴様もそう思うか……!?」
「教室内で誰かが実況してる可能性。でも、この文面はリアルタイムの発話内容に近すぎる」
「盗聴か」
「……断定するな。盗聴なら端末側、周辺機器、近距離通信、アプリ権限、通知連携、いくつか痕跡が出る。盗撮でも同じ。今の段階で決め打ちするとログを汚す」
「貴様がそれを言うのか」
「うるさい……私はログを汚す奴が嫌いなの」
ナギカの声は低かった。
普段の「キモい」「存在がブラウン管」といった罵倒ではない。短く、硬く、余計な感情が削られている。
これは本気で解析している時の声だ。
人間が怖がっているかどうかは表情では分からない。だが、毒舌が減った時のナギカは危険信号だ。通信の向こう側に何かを見た時、こいつは急に静かになる。
「少なくとも、宵崎ミコが直接盗聴しているかもしれないし、クラスの誰かが送っている可能性もあるし、別クラスの情報伝達経路があるかもしれない。けど、これは気持ち悪い……」
「貴様が気持ち悪いというのは、本当に気持ちが悪い」
「さりげなく失礼なこと言うな!! お前は常時キモいけどね」
「この状況で通常毒舌へ戻るな……」
「……戻さないと精神衛生に悪い」
なるほど、こいつなりの安定化処理か。
俺が高笑いで理不尽へ対抗するように、ナギカは毒舌で通信の恐怖を押さえ込む。切断したはずなのに応答が返る。削除したはずなのにログが残る。誰も入力していないはずなのにコードが更新される。
そういうものを見てきた人間は、何かしらの儀式で自分を保つ必要がある。俺の高笑いと同じだ。実に面倒で、実に分かりやすい。
そして、ナギカは小さく息を吐いた。
「その……パスワード……」
「んんっ!?」
「教えてもいい」
俺は固まった。
閉鎖サイト復活。
未発見ROM発掘。
幻のフロッピー発見。
伝説のFlash完全版回収。
ディスクライター筐体無料譲渡。
それらに匹敵する事件だった。久羅木ナギカが、俺に情報を渡すと言った。しかも自分から。これは普通の好意ではない。罠か、条件付き取引か、あるいは、それ以上に厄介な未解析イベントの発生だ。
「貴様、本当か……!!」
「ただし条件」
「ほう? 何だ?」
「お前も協力しろ」
その瞬間、俺は理解した。
通信魔女ナギカは困っている。
応答速度、視線移動、呼吸、間の取り方、全部が違う。通信屋が通信で困っている顔ではない。もっと嫌な顔だ。
自分の専門領域だけでは突破できない壁にぶつかり、それを認めたくないが、認めざるを得なくなった人間の顔。閉鎖サーバ、削除ログ、認証突破、旧式プロトコル、キャッシュ残留調査、そういう戦場では無敵に近い女が、レトロゲーム的な理不尽、古い媒体、パッケージ文化、攻略記事の欠損、意味不明な隠しフラグの領域で止まっている。
「お前の、その気持ち悪いクソゲー解析能力が要る」
「貴様……今、褒めたな……!?」
「褒めてない!」
「褒めた!!」
「違う。必要悪って言ってるだけ」
「つまり必要なのだな」
「調子乗んな、キモオタ騎士……!!」
ナギカは目を逸らした。
だが、否定の温度が弱い。
承認欲求のログが漏れている。自分の技術を認められると嬉しいタイプであると同時に、他人の能力を認める時にも妙なストレスを感じるタイプだ。実に面倒だ。面倒だが、嫌いではない。
「フハハハハハハハハハ!!」
「だから、笑うな!!」
「笑うとも。これは勝利の笑いではない。発見の笑いだ。未発見イベントを見つけた時、人間は笑う!!」
「普通の人間はこのタイミングで笑わないし、普通の人間はクソゲーを攻略しないだろ!! だからお前は人類のバグなんだよ!!」
俺は笑った。
理不尽な迷宮ほど攻略し甲斐がある。通信の魔女が、自分では突破できない扉の前に立っている。
ならば、俺の出番だ。レトロゲーム解析、失われた攻略情報、古い媒体、隠しフラグ、ノーヒント分岐、開発者の悪意。そういう電子化された迷宮を読むために、俺は今までジャンクPCを拾い、フロッピーを復旧し、DATを掘り、ROMを吸い出し、CRTを修理し、古い雑誌をスキャンし、dat落ちしたスレを保存してきた。
そして俺は知っている。
久羅木ナギカという人間は、助けてほしい時ほど、絶対に「助けて」とは言わない。
だから俺は、少しだけ偉そうに頷いた。
「よかろう久羅木。貴様がそこまで言うなら、この騎士ハルトが協力してやる」
「そこまで言ってない」
「言ったも同然だ」
「言ってない」
「ログ上はそう読める」
「ログ改竄すんな」
「フハハハハハハハ!!」
その時、スマホがまた震えた。
《ハルトくん♡》
《今、久羅木さんと仲良くしてるぅ?♡》
《ミコちゃんも》
《協力したいなぁ♡》
《ねぇ♡》
《ハルトくん♡》
《どこまで進んだのぉ?♡》
俺とナギカは同時にスマホを見た。
そして同時に黙った。
今度は笑えなかった。
これはただの嫉妬か。
それとも。
誰かが本当に、こちらの会話を見ているのか。
俺の中で、再び分類が走る。
仕様か。
バグか。
乱数か。
裏技か。
開発者の悪意か。
あるいは、まだ見えていない通信経路か。
ナギカが小さく言った。
「……まず、端末のログを見る」
俺は頷いた。
今だけは、ふざけなかった。
黒zip。
ミコの通知。
N4G1K4。
そして、どこかからこちらを見ているかもしれない何か。
点が増えている。
まだ線ではない。
だが、点が増えすぎている。
俺はスマホを握り直した。
恐怖は後だ。
ログが先だ。
それが俺のやり方だからだ。
黒zipのパスワードを巡る話は、単なる解凍失敗イベントでは終わらなかった。
久羅木ナギカは、相変わらず口が悪く、態度も最悪で、こちらをキモ騎士呼ばわりしてくるが、その奥で何かに引っかかっている。
通信の挙動を読むあいつが、自分一人では踏み込めない壁を見ている。
そして、ミコからの通知は、ただの嫉妬や偶然として片付けるには、少しだけタイミングが良すぎた。
点はまだ線ではない。
だが、点が増えすぎている。
恐怖は後でいい。
まずログを取る。
それが俺のやり方だ。
――騎士ハルト検証ログ:保存




