第6話 インターカレッジ
翌年6月、インカレが開催された。
私たちは3部リーグ戦からの出場となる。
あーやだやだ。。。
といっても仕方ない。
レース中、1部連中が監視艇に乗って、上から目線で観戦にやってくる。
クソめ!
と思うのだが耐えるしかない。
「あっち行けー!」と怒鳴るのがせめてもの抵抗だ。
私たちは、この3部戦で優勝することができた。
勝ち上がりで、翌週の2部リーグ入れ替え戦に出場する。
私は、結果のことなど何も考えず、淡々と目前のレースに向き合った。
そして、この2部戦でも優勝することができた。
2部リーグ復帰が確定した。
やれやれ、肩の荷が下りたことだった。
翌週、1部リーグ入れ替え戦に出場する。
初めて経験する1部戦。
ここでもなんと・・・!
私たちのチームは優勝してしまったのだ。
3部リーグから1部リーグまでの完全優勝など、空前絶後の出来事であった。
まるで、漫画の世界であった。
みんなビックリしただろうが、何より一番驚いたのは私たち自身であった。
ただ、レース中にはラッキーなこともあった。
ゴルフで林の中のOBに打ち込んだら、カーンと木に当ってフェアウェイど真ん中にコロコロのような。
勝つときは、そんなことなのかもしれない。
私たちは、自分の実力は自覚しているので、舞い上がることもなく冷静であった。
1部リーグの連中は、面目丸つぶれであったようで、我々のことなど無視であった。
目線も合わせない。
このインカレで、私たちは後輩に新たな伝統を贈ることができた。
それこそが何よりの喜びであった。
その後、彼らは何年も1部リーグの強豪校としてあり続けた。
1部リーグ優勝の結果、私たちは関東で開催された全日本インカレに出場した。
私は、予選と同様の心構えで、決勝レースを戦った「つもり」であった。
でも、何かが足りなかった。。。
私たちは2部復帰を果たし、望外の1部リーグ優勝まで成し遂げたことで、どうやらそこで燃え尽きてしまったようだ。
万年2部リーグ校のお里が知れたことであった。
成績は、確か10位前後であった(今となっては記憶も曖昧となった)




