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ハルフブキが舞う季節に  作者: しろちゃんまま
episode羽留(高校生)

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7

「もしもし!純どうしたんだ?」

「どうしたんだじゃないだろ!で?どうだったんだ?羽留ちゃんからOK貰えたのか?」

私の顔を見て風吹は真っ赤になる。

「だめだったのか?でもまだまだチャンスはあるって!頑張れよ」

ふぅと息を吐いて赤い顔を正常に戻していく。

「OKだった」

「まじか!良かったな!お前、入学式で羽留ちゃんが他の男と話してるの聞いて荒れてたもんな。良かったな。だから、俺が言っただろ?羽留ちゃんに限ってお前以外の男と付き合うわけないって。明日1日デートするんだろ?楽しんでこいよ」

「ありがとな」

電話を切ってから風吹が恥ずかしそうにしていた。

「入学式の後、荒れてたの?」

「だって男の声が聞こえて……しかもその男の事を羽留が褒めるから……」

「そっかぁ。ただの友達だからね。安心して。私が好きなのは風吹だけだからね。」

唇にキスをする。

「分かった」

「もし不安になったら何回でもキスしたあげる」

笑顔で言うと。

風吹が言う。

「キスだけ?」

「抱きしめたあげる。」

「わかった。後、スタンプだけでもいいからLINE毎日したい。離れてるから不安なんだ」

「わかった!」

「明日デート行こ!風吹と手を繋いで遊びに行きたかったんだ」

「俺もそのつもりだよ!」

「じゃあもう寝よっか……後、風吹、今日私があげた服着てくれる?実は私もお揃いで作ったの……だめ?」

「まじ?いいよ!」

「ありがとう!じゃあまた明日ね!お休み」

風吹に、ぎゅっと抱きついて頬を擦り寄せる。

お休みのキスをして私は風夏ちゃんの部屋へ入った。

晶ちゃんと菜那ちゃんに報告した。

2人からは良かったね!と返事が来ていた。

晶ちゃんから返事がまたある


【はぁちゃん、私も明日侑くんとデートする事になったの、はぁちゃん告白して頑張ったね。私も緊張するけど、頑張って来る。】


晶ちゃんも想いを伝えられたらいいなぁ。と想いながら眠りについた。


朝になり着替えてダイニングへ行くと、ママさんとパパさんが席について朝ごはんを食べていた。


「おはよう!羽留ちゃんよく眠れた?」

「うん!わぁ、ママさんのご飯相変わらず美味しそう」

「いっぱい食べてね」

「はい!」

「今日はどうするの?」

「荷物を家に持って行ってから風吹と遊びに行く予定です」

「あ!風吹が起きてきたわ。はやく、ご飯食べなさい」

風吹は昨日プレゼンした服を着てくれている。

「風吹のその服オシャレじゃないか。どうしたんだ?」

パパさんが聞いている。

「羽留からプレゼントして貰ったんだ。しかも羽留が着ている服も手作りなんだよ」

「本当に?さすがね」

ママさんが風吹と私の服をまじまじと見ている。

私のTシャツには表に私に似せた横向きのイラストと後ろがハサミと布のイラストをプリントしている。

お互いの好きな物をイラストにした。

「風吹、よく似合ってる」

私が笑顔で言うとニコッと笑っていた。

私の大好きな風吹の笑顔だった。

朝食が終わって私の荷物を家に持って行った。

風吹にお願いする。

「二人で自撮りしたい。」

「OK!」

「ほっぺをくっつけて撮っていい?」

何枚か撮る。

「待ち受けにしよ」

私が言うと風吹も待ち受けにしていた。

LINEのアイコンをこのTシャツにしたいと言っていた。

背景は2人のピース写真にした。

「他の奴に羽留の顔見られの嫌だから。見るのは俺だけな」

風吹って凄い独占欲強いんだなって思った。

でも……何かとっても嬉しい。

ずっと子供の時から大好きな風吹が彼氏なんて♡

「どこ行きたい?」

「風吹と付き合えたら行きたいって思ってた場所があるんだけどいい?」

「いいよ。」

「映画と水族館と遊園地の中のどれかがいいな?」

「じゃあ。今日は映画にする?観たい映画があるし、その後、カフェに行ったりしよっか?」

「うん。」

家を出て手を繋いで歩いていく。

お互いの学校の事なと話しながら行く。

本当は中学の時もしたかったのに皆に何か言われたら、もっといじめられたらって思って出来なかった

。思ってたのが口から出ていた。

「中学の時にもこうやって登校できたらよかったのに」

「でも、あの時は幼なじみだったから俺は今の恋人同士の方がいい♡羽留って手も可愛い」

「もう!恥ずかしいよ…」

「俺の彼女は本当に可愛い♡」

唇にキスされる。

甘い甘い口付けだった。

映画館が入ってる商業施設に着いた。

映画のチケットを買ってぶらっと回る。

「俺が出したのに……」

「いいのいいの。まだ私達高校生なんだから割勘にしようよ。だめ?」

「その可愛い顔、反則だよ。わかった」

「じゃあ。手芸屋さん行ってもいい?次は風吹の行きたい所いこ!」

「わかった。スポーツ用品店に行っていい?」

「了解!」

手芸屋で生地やボタンなどを見ていく。

今、課題で作ってる柄物のシャツに合うボタンを探す。

「どれがいいかな?」

「何見てるの?」

「うん。このシャツに合うボタン探してるの。こっちとこっちどっちがいいと思う?」

「俺ならこっちかな?」

肌ざりや強度の確認をしていく。

大丈夫そうだ。

「ありがとう!風吹。これにする。」

「風吹のお陰でいいのが買えたよ」

「よかった。学校に提出する物でも自分達で買わないとダメなのか?」

「自分達で探して作るのも課題の内だしね。お金は後で支払いしてくれるから大丈夫だよ。でも予算は決まってるけどね」

「そうなんだ」

「次は、風吹の行きたいスポーツ用品店行こ」

風吹の手をぎゅっと握りしめた。

笑顔で風吹も握り返してくれる。

「あれ?風吹くん」

風吹の高校の子がこっちを見ていた。

「あの子誰?、風吹くんって藍良ちゃんと付き合ってるんじゃないの?」

「でも手繋いでるよ。」

「あぁ。如月羽留ちゃんだよ!。風吹くんの幼なじみの」

「付き合ってないよ!あの二人。」

「だよね?風吹くんは藍良ちゃんの彼氏なんだもんね」

色々言われてるのが聞こえてくる。

私が離そうとした手を風吹はさらに力を込めて握ってきた。

「風吹大丈夫?バレたら後で言われない?」

「大丈夫だよ。見せつけてやろうよ。羽留は隠したい?俺と付き合ってるの」

しょんぼりした顔をする風吹のほっぺたを指で突っつく。

風吹はほっぺたを触られるのを極端に嫌がるが子供の時から私だけは許されていた。

そのことに私は凄い特別感を感じていた。

私の耳元で風吹が言う。

「触ってもいいけど、後からキスしてよ」

顔が暑くなる。

「10回位で足りる?」

風吹の目が見開いて破顔の笑顔になる。

「もっとして……足りないから」

「わかった」

遠くから風吹と羽留ちゃんという声が聞こえてきた。

藍良ちゃんが近づいてくる。

「風吹と羽留ちゃん何してるの?」

済ました顔で藍良ちゃんが近づいてくる。

「羽留とデート中なんだ」と風吹が笑顔で答える。

「さすが仲良し幼なじみだけあるね。でも!デートって恋人同士がする物でしょう?2人はちがうよね。」

「違わないけど……」

風吹が答える。

女子達がざわつきだす。

「俺と羽留は付き合ってるしデート中だからこれで失礼するわ。羽留!行こ!」

「うん♡」

私達は風吹が好きなメーカーのスポーツ用品を見ていく。


「藍良ちゃん大丈夫?」

「二人って付き合ってたんじゃないの?」

「風吹くんもなんであの子なのかな?確かに可愛いけど、藍良ちゃん程じゃないよね?」

藍良は付き合っていると言って羽留を風吹から遠ざけるように仕向けていた。

なのに…2人は付き合ってしまった。

風吹のあんな笑顔を初めて見た。

強く拳を握りしめる。

絶対、風吹を羽留から奪ってやると心に決めた。

風吹みたいなかっこいい男に合うのは私だけよ。


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