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ハルフブキが舞う季節に  作者: しろちゃんまま
episode羽留(高校生)

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4/21

4

昨日はよく眠れなかった。

風吹が言った言葉がぐるぐる回っている。

他の子とは付き合わないってどういう意味?

じゃあ私なら付き合ってくれるって事?

え?

でも告白された訳じゃないし……

あまり良いふうに考えて違ったら恥ずかしいから辞めとこ。

風吹もそういう意味で言ったんではないかもだしね。

「はぁちゃん良かったね」

「え?」

「風吹くん彼女いないって言ってたね。」

「うん。良かった」

「でも、あの藍良って女意味わかんないね。一体何がしたかったんだろ?」

私もそれは思った。藍良ちゃんは私が風吹には聞かないって思ったのかな?

でも確かに中学の時なら風吹に確認する事なかったかも。鵜呑みにして一人でショックで泣いてたかも。

今回は晶ちゃんが背中を押してくれたし、私の代わりに思ってる事言ってくれて本当に助かった。

そういえば風吹の誕生日プレゼントを買いたいと思ったけど、この辺の店分からないんだったと思い、隣の席の大ちゃんに聞いてみた。

「この辺のメンズの店って知ってる?」

「ごめん。俺も地元じゃなんだよね……蓮なら知ってるかも」

私は昼休みに蓮くんに聞いてみる。

「蓮くん、この辺の店でオシャレも好きだけど部活してる男子に似合うお店ってどこにあるから教えてくれない?」

「いいけど、どんな子?」

「幼なじみなんだけど、来月1日が誕生日なんだ。この写メで分かるかな?」

「めっちゃ男前やん!」

「どうした?」

「はぁちゃんの幼なじみ、めっちゃ男前やからびっくりした。」

「見せてぇや。うわ!バリ男前」

「はぁちゃんこんだけ男前が近くにおったら並の男は満足出来ひんなぁ。」

蓮くんがかなり大きな声で男前!!って言ったからクラスの皆が私の携帯に群がってきた。

しかも風吹の写メは家の前でバスケの練習してた時に撮った物で、お腹の腹筋が見えてるから女子の中にはキャーっと叫んでる子もいた。

心の中で【何でこの写メにしたのよ!バカ!!私、皆に変態とか言われて避けられたらどうしよう】

悶々していると……

「でもさ、はぁちゃんもこれだけ可愛かったら幼なじみも自然とハイスペになるんじゃない?」

「確かに……」

「はぁちゃんに釣り合わなきゃとか思うよね?」

何故か私が可愛い子の様な流れになってる。

凄く恥ずかしくなってして話題を元に戻す。

「遠くだと悩んじゃうから近くでお店あるかな?部活で使えそうなタオルが欲しいって言ってるんだけど、」

「そうだな……」

「近くにあるPALっていう商業施設の中にオシャレな店入ってたよ!」

「了解!ありがとう。次の土曜日に行ってみる。」

その後も休み時間に部活をしてる男子がこれは使い易いとか、このメーカーのはいいよとか、リストバンドもあったらいいよ!とか色々教えてくれた。

「幼なじみって何部なん?」

「バスケ部活だよ!」

「はぁちゃん絵も上手いから幼なじみとバスケットボールの絵書いてTシャツ作ってあげたら?」

「それいいね!」

被服コースなだけあってミシンとか練習用の布とかそれぞれ生徒1人ずつ割り振っているので道具は揃っている。

タブレットで絵を考えた。

LINEで風吹に服のサイズを聞いてみる。

予算的に大丈夫?と返事がきた。

わたしがデザインするからって送ろうとおもったけど、やっぱり当日までナイショにしとこうと思い【大丈夫だよ!】だけ送っといた。

土曜日に晶ちゃんと菜那ちゃんにも着いて来て貰ってPALで色々買い物をする。

「はぁちゃん予算どれ位?」

「3000円位かなって思ってるんだけど……」

「じゃあこの店入ってみる?」

この店はカジュアルな感じだった。

肌触りの良いタオルとクラスメイトからアドバイス貰ったリストバンドも沢山あった。

店員さんに吸水性よく速乾な物はどれか尋ねて、その中から選ぶ事にした。

風吹の好きな青色のタオルと水色と赤のストライプのはいったリストバンドにした。

赤色は私の好きな色だった。

自分の好きな色を入れるなんてちょっと独占欲みたい?って思ったけど、大丈夫かな?

「はぁちゃんそのリストバンドいいじゃん!」

晶ちゃんが言う。

「私の好きな赤色も入れてみたんだけど大丈夫かな?」

「大丈夫だって!」

晶ちゃんがそういうなら大丈夫かな。

プレゼント包装もして貰ってから3人でゲーセンに行って遊んだ。

カフェに行ってランチしたり、3時には飲み物とケーキ食べたりして凄く充実した1日だった。

帰ってからクラスグループLINEに買う前に撮っていた写メをつけて【みんなありがとう!良いもの買えました】と送ってみた。

みんなからもスタンプやいいじゃん!とか返事が帰ってきた。

皆に相談してよかった。

タブレットでTシャツのデザインを書いていく。

正面は風吹に似させた男の子の横顔を描いて、裏側にはバスケットボールを書いた。

またグループLINEにこのイラストでいいと思う?と投げかけてみると。

この色合いの方がいいかも!

もう少しだけ正面向けてみたら?

など、アドバイスくれた。

実際に絵を書いて送ってきてくれた子もいる。

皆にアドバイスを貰いTシャツにプリントするイラストが完成する。

寮にプリントする機械があるとの事で生地を渡したら先輩がプリントした物を届けてくれた。


「めっちゃいい感じになったよ!」

「本当に上手だね。羽留ちゃん。」

「ありがとうございます。」

Tシャツを作っていく。

実はもう1着、上に羽織れる様な薄いパーカーも作らうと思っている。

学校終わってから毎日作っていく。

途中、晶ちゃんも手伝ってくれた。

「できた!」

「はぁちゃん良かったね。」

「一度洗濯してから渡そう。」

寮にはコインランドリーのお金がかからない物があり、各自自由に洗濯が出来たので服を洗濯し乾燥までする。

乾燥が終わった服をみたが、プリントした所が寄れたりもせず、服のほつれなども大丈夫そうだった。

この間買い物に行った時にラッピングを買っていたので、それに入れて準備をした。

あの後、風吹から電話がきて、「やっぱり会いたいんだけど」と来ていた。

風吹のパパさんがたまたま1つ隣の県で出張があるみたいでそこまで電車で行き、合流して風吹の家に向かう事にした。

2日まで泊まり3日の朝に帰ることにする。

パパさんがまた送って行くと言ってくれたが、流石にそこまではとお断りした。

両親に連絡すると、滞在中のお金と帰りの電車代を置いておくと連絡があった。

その事を風吹に連絡する。

「やっぱり誕生日に羽留がいないと、変な感じじゃん?1日の夜は母さんが久しぶりに夕飯食べてねって言ってたから食べてから帰りなよ。」

「ありがとう。2日って風吹部活?」

「いや……休みだよ」

「じゃあ遊ぶ?」

「いいよ!」

何かいい事が続いてよかった。

彼女いないって言ってたし頑張ってみよー

「じゃあまた1日にね!ありがとう風吹」

「うん。」

そう言って電話を切る。

明日が楽しみだなぁ。

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