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ハルフブキが舞う季節に  作者: しろちゃんまま
episode羽留(高校生)

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「なるほど……そうですか」

俺がいつも行ってるメンズファッション店に入ると聞き覚えのある声が聞こえてきた。

俺の大好きな彼女の声だった。

声のする方に向くとスーツっぽい服をきた羽留が見えた。

学校の実習でこっちに来ているとは聞いていた。

店の人と名刺交換とかしていた。

羽留の顔はキラキラ輝いていた。

いつも可愛い顔しか見ていなかったからなんか不思議な感じだった。


羽留をじーと見ていると背の高い男が近寄ってきた。

羽留と仲良く喋っていた。

羽留も笑顔だった。

わかってる……

学校の人って事は……

男女関係なく仲良いのは……

でもやっぱり嫌だった。

本当は焼きもちでいっぱいだった。

俺以外の男と話して欲しくない。


そんな黒いドロドロした感情で埋めつくされていた。


俺の近くに2人がやってきた。

「如月さん。さっきのしっかりメモ取った?」

「はい!しっかり取りました。」

「じゃあそれをレポートにまとめるといいよ。何か分からない事あったら聞いてね」

「はい!ありがとうございます。」

羽留は一生懸命分からないことを聞いていた。

俺は自分の黒い感情が恥ずかしくなってきた。

羽留は夢に向かって頑張っているだけなのに……

情けなくなってきた。


あの男の先輩も純粋に後輩に教えてるだけだったのに……

俺はため息をついた。


「そろそろ出よう」

「もういいのか?風吹」

「ああ」


俺は店を後にした。


本屋に寄って定食屋の前を通りかかった。

羽留と先輩が横並びに座って食べていた。

羽留が凄い可愛い笑顔だった。

ギリギリと歯を食いしばった。

あの可愛い顔は俺だけのモノだろ?

なんであんな顔で笑ってるんだ?

俺だけじゃなかったのか?

嫉妬でいっぱいになりながら帰路についた。


羽留が好きなコロンをタオルケットに吹きかける。

それを抱きしめてベットに寝転がった。

こういう時の遠距離は辛い……

だからって別れるとかはない……

羽留が他の男のモノになるなんて耐えられない。

今はこのタオルケットで我慢する。

抱きしめてタオルケットにキスをした。


「羽留……会って抱きしめたい。キスしたい」

俺の胸のモヤモヤは大きくなる一方だった。


羽留からLINEがきた。

可愛い内容。

♡がいっぱい。

羽留も俺の事好きなのは分かっている。

でも……

羽留の好きの大きさより俺の方が遥かに大きいと思う。

だって羽留はそこまでヤキモチを妬かない。

俺はすごい束縛強いけど、羽留に嫌われたくないから隠してるだけだ。

本当は誰とも話して欲しくない。

でもそんな事言ったら絶対……確実に嫌われるから言わないだけ。

だって羽留を失うなんて耐えられないから。


俺と羽留は赤ちゃんの時から一緒だ。

小さい時から一緒にいるけど、俺が羽留を好きだと認識したのは保育園の時。

羽留が運動会のダンスで他の男とペアを組んだ時……

その時に感じた黒いドロドロした感情……

あれ時に俺は羽留の事を大好きだと認識した時だった。

誰にも触られたくない。

笑顔を向けて欲しくない。

俺とだけいて欲しい。


そんな感情がグルグル脳内を支配していた。

でも……

それを出さなかった。

それは羽留に嫌われたくなかったから

ただ……それだけだった。

羽留に嫌われたら生きていけない。

辛くて死んでしまいそうだからだ。


羽留は自分の魅力を分かってない。

顔はもちろん可愛いが、声も可愛い、体はエロい

どれだけ俺を夢中にさせるんだ。

どれ位俺を好きにさせれば気がすむんだ。

俺は羽留に夢中なんだ。

保育園の時からずっっっと羽留だけに夢中なんだ。


中学の時のよそよそしさ

高校が離れてしまったこと

本当に辛かった。

今付き合ってても、心配で仕方ない。

羽留を奪われたらどうしよう……

そればっかり考えてしまう。


羽留の事信じてない訳じゃない。

それだけ俺の彼女が魅力的だからだ。

可愛い

離したくない

ずっと一緒にいて欲しい。


後、2年……

後2年我慢したら同棲したい。

ずっと羽留と一緒にいたいんだ。


今日の映像がリプレイされていく。

嫌だ……

羽留が他の男に笑いかけるの……

本当に嫌だ。

こんな黒いドロドロ知られたらどうしよう?

それで嫌われたらどうしよう?


気付たら22時になっていた。

凄い寝ていた。

最近試合があったりして練習もハードだったから疲れてたみたいた。


帰ってから風呂には入ってたから台所に降りて何か食べようと思った。


母親がまだリビングにいた。


「風吹!よく寝てたわね。声かけても起きなかったなら今からご飯温めるから座ってなさい」

「ありがとう。」

温まったご飯を食べていく。

空腹は満たせても心のドロドロは無くならなかった。


LINEを開いた。

羽留から今日した事が送られてきた。

俺は……

頭が働いてなかったんだと思う。

無意識に送っていた。

【寂しいから高校卒業したら同棲したい】


送った後に気づいた。

削除を送ろうと思ったのに既読がついてしまった。

どうしよう……

頭が追いつかない。


携帯を裏返しにおきひとまず夕食をたべた。


電話の着信音がなった。

羽留に設定している着信だった。


恐る恐るボタンをおす。


羽留の声が聞こえてきた。


「風吹?」

優しい声だった。

「もしもし」

「LINE見たよ。寂しい?」

「寂しい」

本音だった。

いつも近くにいた大好きな女の子がいなくなった世界は俺にとって黒一色だった。


「私も寂しいよ。卒業したら同棲しようね♡」

甘い澄んだ声が聞こえてきた。

左耳が甘く疼く。

大好きだ♡

「羽留、大好き♡」

「私もだよ♡」

色々喋って、歯を磨いて寝た。


次の日、羽留を見かけた。

実習?って聞いたのにフリーって言われた。

じゃあなんであの先輩と一緒にいるんだ?

フリーでも一緒って……

羽留の言葉を遮って遠い席へ行った。


やっぱり羽留の好きは俺と一緒じゃない!


夜に羽留が会いに来た。

俺はついに嫉妬を爆発させてしまった。


キスをして胸を揉んでクンニしてとにかく気づいたら激しくついていた。

羽留の顔は涙でいっぱいだった。

「ごめん!風吹……違うの!本当に……違うの……いやっあァァァ」

聞こえてたのに……

無視して自分の欲望を優先してしまった。

事が終わって、膝の上に羽留を乗せていた。

俺は振られてしまうかも……

後悔で胸が押しつぶされそうだった。


羽留と目があった。

手がちかづいてくる。

ビンタされるかも。

情けないが目をつぶっていた。


温かい柔らかな物が唇に当たった。

甘いキスをしてきた。

え?!

頭が混乱してきた。

「風吹~大好き♡嫉妬して激しいのびっくりしたよぉ。もう!どんだけ私の事好きなの?もっと触って♡」

怒った顔でも、嫌悪した顔でもなかった。

甘く優しい顔だった。


「激しくしてごめん」

目を伏せていたら羽留がいった。


「大好き♡激しくても大丈夫♡久しぶりですぐいっちゃう。もっとキスして♡」

無我夢中で貪った。

熱塊もどんどん大きくなった。

またする。

甘い甘美な声が左耳に広がっていく。

大好き♡

羽留……ずっと一緒だよ。

こんな可愛い子が俺の彼女……

最高♡

「気持ちよかった。」

「私も♡」

時間は18時だった。

この時点で3回はしていた。

虚ろな羽留の目とあった。

顔が近づきまたキスが始まった。

耳元でもう1回♡と聞こえた

もう我慢出来なかった。

無我夢中で羽留を愛していく。

それに羽留は答えていく。

果てた。

「風吹♡最高……大好き♡絶対大学入ったら同棲しようね♡」

夢心地だった。

羽留をホテルに送っていった。

今日の夜は楽しい気持ちで眠れそうだ。



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