表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハルフブキが舞う季節に  作者: しろちゃんまま
episode羽留(高校生)

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

24/32

24

彼女の羽留と喧嘩してしまった。

分かってる。

俺が独占欲が強すぎる事……

でも……どうしても嫉妬が止まらなかった。

羽留は夏休みに実家に帰ってきてから部活の日に毎回弁当を作ってくれていた。

でも、課題に宿題に忙しそうで……

疲れも出ていた。

俺が激しく抱いてしまうのも原因だったけど……

可愛い羽留を見ていたら止まれなかった。

その日は激しく抱いた後に疲れて寝てしまっている羽留をベットに寝かせて、自分の部屋に帰ってきて【明日は弁当大丈夫だよ】とLINEを送った。

少しでも羽留を休ませたかったから……


朝、羽留からOK!!というスタンプが着た。

いっよりかなり遅い時間だった。

よく眠れたみたいで良かった。

【今日も一日頑張ろう】と返事を返した。


「おーす!風吹!めっちゃ笑顔じゃん!彼女といい事あった?」

「そりゃあ、いい事だらけだろ?あれだけ可愛いんだから」

本人は気づいていないが、羽留は見た目が凄く可愛い。性格も可愛いけど♡

笑顔なんて……もうたまらん♡

「俺の彼女が可愛いのは前からだろ?何を今更」

「おー惚気かよー」

「羨ましいぜ。全く」

「ぶっちゃけ、あっちはどうなんだよ??」

「あっちって?」

「分かってるだろ?体の相性だよ!!」

答えるのも面倒だったが、また聞かれるのももっと面倒だったから答えた。

「最高だよ。」

さらっと答える。

今まで一緒にいて羽留と合わなかった事なんて一度もない。

本当に可愛くて最高の彼女だ。


昼休憩になったが、羽留から返事は、無かった。

また、課題してるのかな?

俺はパンを片手に羽留の写メを眺めていた。

午後からの練習もこれで頑張れそうだ。


「うほっ相変わらず可愛いな♡はるちゃん」

「……」

横から盗み見られたのも腹立つが、写メがエッチした後にとった艶のある顔の物だったから嫌悪感でいっぱいだった。

「風吹の彼女じゃなかったら紹介してもらうのに……」

は?!

てかもし、付き合ってなかっても紹介しねーよ!!

俺にとって羽留は大事な(ひと)だから。


部活が終わって校門で純と会った。

「風吹!一緒に帰ろーぜ!」

「おう!」

純と一緒に帰ってると角から人が曲がってきた。

見ると……羽留だった。

俺は驚愕した。

なんで?

俺とのデートじゃないのに?

あんなに可愛い格好してるんだ?

LINEの返事がなかったからてっきり家にいるものだと思っていた。


だけど、羽留は……可愛いメイクと髪型をして可愛い格好で、俺の好きな笑顔で笑っていた。


もう止まらなかった。

「今日誰と会ってたんだ?」

自分でも低い声でしゃべっていた。


俺ってこんなに低い声が出るんだな?

でも……止まらなかった。

寮の先輩って言ってた。

男?女?

聞けばいいのに……

声が出なかった。

口を開いたらもっと嫉妬でいっぱいになりそうだったからだ。

突然羞恥心でいっぱいになった。


自分でもびっくりした。

なんで、弁当いらないって言った?

祭りまで会わないでおこうなんて言った?


毎日返事がなかったら寂しいだろ?

自分で自分の首を絞めてどうするんだ?

俺は自分を殴り飛ばしたい気持ちでいっぱいだった。


案の定、羽留からは【わかった】とだけ返事が来た。

いくら優しい羽留でもここまで言ったら怒ってしまうだろう。

帰りに純とその彼女と、一緒に買い物に来た。

羽留への仲直りのプレゼントを探しに来た。


「東堂くん真剣だね……」

「彼女と仲直りしたいんだろ?」

純と彼女が話している声を聞き流しながら俺は羽留へのプレゼントを選んでいた。

可愛いもの好きの羽留が気に入りそうな物が見つかった。


「まずなんで喧嘩したんだ?」

「俺が嫉妬したからだよ……」

「でも!それだけ彼女の事すきだって事だよね?」

「羽留ちゃんに伝わってたらいいけどな」

「……」

「こらこら!純くん!大丈夫だよ!東堂くん」

「ありがとう。」

慰められるのがかえって辛かった。


家に着いてから携帯を見ると羽留から連絡が来ていた。

あの日から連絡がなかったから……

嬉しかった。

開いて……愕然とした。

【こんな感じで会っても楽しくないから祭りを辞めよう】

祭りで仲直りしたかったのに……

どうしてこんな事に……

すぐ隣にいるから会いにいけばいいのに……

それも出来なかった。


祭り当日になった。

モヤモヤする気持ちを解消するために外へ出た。

羽留のお母さんがいた。

「おばさん」

「ふぶくん。祭り行くの無くなったみたいね?」

「あぁ……そうなんです。」

「又、お盆前には帰ってくるからね。」

「は?!お盆?」

「あれ?知らなかった?昨日帰ったのよ」

「そうですか」


俺は頭にドカーンと衝撃を感じた。

帰った?

寮に?

俺に何も言わずに?

嘘だろ……

お盆ってまだ2週間ちかくあるのに?

どうしたらいいんだよ……


寂しさでいっぱいだった。

羽留は俺と別れたいのか?

そんなに嫌だったのか?


また家に入ってベットに横になった。

どうしよう……

何とかしなければ……

でもどうやって?

こういう時に遠距離って困る。

俺は頭を抱えた。

でも悩んでても仕方ない。

俺は家を出て買い物へ出かけた。


庭に準備をしていく。

母さんも帰ってきた。

「風吹!何してるの?」

「羽留と仲直りするための準備してるんだ」

「へえ?ロマンティックね」

「これで許して貰えればいいけど……」

「まぁ!頑張りなさい」

黙々と仕上げていった。


夜になって庭に作っていた物たちに灯りを灯した。

「ごめんね。」

「愛してる♡」

色とりどりのキャンドルで言葉を作った。

それを羽留に写メで送った。

ボイスメッセージも送った。

「羽留。ごめんな。俺とのデートじゃないのに可愛い格好してるのが嫌だっただけなんだ。それだけだったのに嫉妬して嫌な事いっぱい言ってごめん。LINEも本当は毎日欲しい。お弁当は羽留がしんどいなら無理しなくて大丈夫だよ。だから俺の事許して欲しい。本当に愛してるんだ」

1時間たっても返事がなかった。

またボイスメッセージを送る。

「羽留。本当はごめん。別れたくないんだ。」

2時間後

「羽留愛してるよ。こんな俺でごめん、」

知らない間に寝てしまっていた。

携帯の着信音で目が覚めた。

誰か分かっていなかったが寝ぼけて普通にとった。


「風吹ごめんね。大好き♡」

着信者を、2度見してしまった。

羽留だった。

俺の大好き♡な羽留だった。

「俺も大好きだよ。」

電話口から可愛い声が聞こえてきた。

「よかった。風吹怒ってもう許して貰えないかと思った。」

「そんな訳ないじゃん。俺は羽留が好きすぎて仕方ないんだから!俺こそ嫉妬してごめん。独占欲強すぎて困らせてごめんな」

「ううん。風吹の嫉妬嬉しい。今度からはちゃんと話し合おう?」

「うん。」

「勝手に帰ってごめんね」

「本当にそれはダメだよ!今度から喧嘩しててもちゃんと言ってな」

「わかった。てか金曜日にいた女の子誰?」

「ああ……純の彼女だよ!」

「純一くんの?」

「純の彼女が今度ダブルデートしたいって言ってたよ」

「わかった!」

羽留といっぱい話せて良かった。

お互いに思っていた事を話せて意外と悩んでた事が離せば簡単に解決する事だった。

お盆までは長いから今週の土曜日から帰ってきてくれることになった。

やっぱり夏休みは一緒にいたいもんな。

「土曜日帰ってきたら日曜日の試合の応援きてくれないか?」

「わかった♡」

羽留が来てくれるだけでも嬉しいのに応援まで……

たまらない。

嬉しくぎてニヤケそうだった。

「羽留♡大好きだよ。」

「私もだいすき♡おやすみ!風吹♪」

「うん。おやすみ!羽留」

今日はいい夢見れそう。

羽留と仲直り出来て良かった。

今度から胸の中に秘めずにちゃんと話そうって心に決めた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ