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ハルフブキが舞う季節に  作者: しろちゃんまま
episode羽留(高校生)

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2/21

2

名前を間違えてた所を修正してます。

今日は1年生の寮生で集まって課題を一緒にする事になった。

実は寮生は早めに来ている事もあり、クラスも知っているので同じクラスのメンバーで課題に取り組んでいた。

「はぁちゃん知ってる?4月になったら男女ペアで色んな課題やコンテストの作製も一緒にするらしいよ。」

晶ちゃんが言う。

「そうなんだぁ。同じ寮生だったらいいなぁ」

私が言うと同じ寮生の岸本優大(きしもとゆうだい)くんも私の肩を叩きなが言っていた。

「俺もこのメンバーの誰かなら助かる」

「優くんなら誰でも大丈夫じゃないかな?フランクだし。話しやすいし」と私が言うとニコッと笑って八重歯が見えていた。

「先輩達も仲良かったらしいけど、入学前からこんなに仲良くなるのは珍しいらしいよ!本当に気が合うメンツでそろったんやね。」南さやかちゃんが言う。

中学時代、風吹しか話す男子っていなかったから分からなかったけど、皆、話しやすくて楽しいし、他府県から来てるから育った環境も違って逆に私には合ってたかもと思った。


「ねえねえ。はぁちゃんはどうだった?」

本岡菜那(もとおかなな)ちゃんが聞いてきた。

「ごめん?ななちゃん……聞いてなかった」

「全然大丈夫だよー中学時代の私服はジャージ?ちゃんとした服?って話だよ!男子達は家ではジャージやったらしいよ。」

「ジャージが楽だったしなぁ。」

大ちゃん、優くん、佐々木蓮(ささきれん)くんのイケメン3人組が言う。

「でも……3人はオシャレに着こなしてたんだろうね。これだけかっこよかったら。ジャージもオシャレ服に格上されてそう。」

私が言うと。周りの皆も爆笑している。

私が「え?え?」と言うと、晶ちゃんがお腹を抱えて言う。

「さすがはぁちゃん。天然炸裂じゃん!本当に可愛い子め!!」

ハグしてほっぺたスリスリしてくる。

「ずるいぞ!晶ちゃん!」

「そうだ!はぁちゃんは皆の癒しだろ!独り占めするな」

「同室の特権でしょ?」

フン!!と腕を組んで晶ちゃんが言う。

なぜか笑顔なのに涙が出てきた。

「どうしたの?はぁちゃん。」菜那ちゃんが驚いて言う。

「ごめん。こんなに仲良くなった友達っていなかったから嬉しくて。」

「泣かないで~俺達は友達なんだから、はぁちゃんも気にせず頼ってな」蓮くんが言う。

「ありがとう。じゃあジュース買ってきて笑」

「いきなりパシリかーい!!」

皆でゲラゲラ笑う。

本当に楽しい。

皆ですると課題もサクサク解けて言った。

大ちゃんは中学時代学年3位に入っていたらしく、教えるのも凄く上手かった。

「いっぱい、聞いてごめんね!!!ありがとう。分かりやすかった。」

「俺で良かったらいつでも聞いてな。」

ニコッと笑ってくれた。

「お礼にこれあげる」

アンパンマンの棒付きキャンディをあげると凄くよろこんでいた。

「ダダンダン好きなんだよね……」

「俺は赤ちゃんマンかな」

「確かに可愛いよね」

アンパンマンの話でここまで盛り上がれるのは風吹以来だった。

中学に入ってからは周りの目が気になってなかなか風吹と話が出来なかった。


「おーい。はぁちゃんマン。お昼食べにいこーや」

「なに?はぁちゃんマンって笑」

「アンパンマン好きならはぁちゃんマンだろ?」

「意味わかんない笑」

皆との時間が充実しているし、寮生は部屋に行けば会える、今まで、LINEにはイタズラなメッセージも多かったから自然と見なくなっていた。

だから風吹からメッセージか来ていたことも気づいていなかった。

入学式当日を迎えた。私が通う。高校はデザイン科、以外にもメイクアップやなど専門の科がなので基本私服だった。

入学式、卒業式だけ学校指定の制服を着ることになっている。

入学式が終わって寮生皆で集まって写メを撮ることになった。

その時に初めてLINEが着ている事が分かった。

開いてみると、風吹だった。

【羽留いつこっちに戻ってくる?高校入学前に一緒に買い物行かないか?】

【羽留?体調でも悪いの?】

【もしかしてブロックされてないよね?既読つかないし……】

電話がかかってきた。

着信者は風吹だった。

「もしもし?」

「羽留、LINEずっと未読だったから心配してたんだよ?」

「ごめんね。見てなかって……」

「それはいいや!俺、高校の玄関前にいるんだけど、羽留どこのクラスなの?式の時も新入生代表で挨拶してる時に見回してみたんだけど、羽留がどこにいるか分からなくて……帰りに久しぶりに二人で遊びに行こうよ!」

どう答えようかなやんでいたら声が聞こえる。

「ふ、ぶ、き~早く一緒に行こうよ」

藍良ちゃんの声が聞こえてきた。

「風吹?早く行こーぜ。誰と話してるんだ?」

「いや。俺は……」

「風吹ごめん。私、風吹と同じ高校じゃないの。」

「え?だって試験受けたじゃないか。」

「もう1つ受けてたの。だからそこにはいないんだ。内緒にしててごめん。」

「早くぅ。風吹行こうよ。羽留ちゃんならまた今度でいいじゃん!!!」

「はぁちゃーん。はいチーズ!」私の肩に腕を回して大ちゃんが自撮りで撮ってきた。

「ちょっと!!!大ちゃん変な顔になった。もう1回」

「いやいやこれはこれで可愛いから大丈夫だって!」

頭をぽんぽんしながら他の子の所にも行っていた。

電話口からドスがきいた声が聞こえてきた。

「羽留……誰?いまの男」

風吹が怒ってるなんて珍しいなぁって思っていた。

藍良ちゃんの声が聞こえたから誰かが藍良ちゃんと話しててヤキモチ妬いてるのかもと思った。

「さっきのは大誠くんだよ~同じ寮生でクラスも一緒なの!凄いオシャレでかっこいい子だよ。」

初めて仲良くなった男友達の話が出来たので私は大ちゃんのいい所をいっぱい話した。

「ふーん。楽しそうだね。それじゃ」

ブチっと電話が切れた。

藍良ちゃんにでも呼ばれたのかな?と思って携帯をカバンに入れて皆の所に行った。

「さっき神妙な顔してたけど大丈夫だった?」

大ちゃんが心配した顔で言った。

私の事を心配して見に来てくれたみたんだと思い胸の中が温かい気持ちになった。

「大丈夫だよ!幼なじみにここの学校に来る事内緒にしてて説明してた所だったんだ。」

「そうだったんだ。」

「幼なじみには悪いけど、私たちははぁちゃんがこの学校に来て一緒に勉強したりできるの嬉しいよ」

晶ちゃんや奈那ちゃんが来て話してくれた。

他のクラスのメンバーともLINE交換できた。

通い生もいるので皆でまたご飯に行く事になった。


部屋に戻ってきて晶ちゃんが言った。

「はぁちゃんってもしかしてその幼なじみが好きだったの?」

私はびっくりしてむせてしまった。

「なんで?わかったの?」

「やっぱりそうかぁ。電話とったときのはぁちゃんが嬉しそうだったし、声のトーンも違ったもん。」

私は顔が熱くなってきた。

「実は小さい時から好きなんだ。」

「私も実は幼なじみが好きなの。一緒だね。」

「晶ちゃんも?私の幼なじみは他に好きな人がいててその子も多分、風吹の事が好きで……」

「風吹くんって言うんだね。私の幼なじみは侑くんって言うんだけど、侑くんにも好きな人がいるんだ。でも思うのは自由だよ。好きな人いても頑張ろう!またはぁちゃんと話したい。いい?」

「うん!私も晶ちゃんと話せて嬉しい。また話そう。」

ベットに入ってからまた恋バナに花を咲かせていた。

私と晶ちゃんは共通点が多くて、幼なじみは隣に住んでいて、片思い、他に好きな人がいる、高校は別。

ここまで共通な所があった。

私は晶ちゃんに実はいじめられていた事を話す。

「なにそれ?意味わかんないよね。その藍良?が傷ついてるから何?こっちも体と心傷ついてますけどって話だよね?でも風吹くんかっこいい!そんなんされたら好きになるね。かっこいい男の子って思わせぶりな事しすぎだよね?」

そうなんだよね。

風吹はナチュラルに思わせぶりな事する。

いつも私を守ってくれて。最近までも「俺が羽留を守るから」って言ってた。私が好きになるのは自然の流れって晶ちゃんに言って貰えて安心した。

いじめの事も私にも悪い所あったのかな?って思った

りしたけど晶ちゃんは真剣に聞いて違うよって返事くれて嬉しかった。

涙あり笑いありの夜だった。

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