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ハルフブキが舞う季節に  作者: しろちゃんまま
episode羽留(高校生)

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13

風吹が帰ってから連絡くれると言ってくれて凄い嬉しかった。

しかも……。

女子達……特に藍良ちゃんの前で言ってくれたのが凄く嬉しかった。

遠いだけで不安も大きくなるけど、嬉しさも大きくなる。


部屋でまったりして待ってると風吹からLINEのテレビ電話がなった。


笑顔の風吹が画面に出てきた。

お風呂上がりなのか髪が少し濡れていて首にタオルがかけてあった。


「は……」

風吹が何か言おうとしたのを遮っていた。

「かっこいい~風吹♡」

「え?」

「かっこいいのは分かってたけど今日の風吹、とってもかっこいい!!」

恥ずかしそうに下を向いて口をむにむに動かしていた。

「ありがとう。羽留も可愛いよ♡」

「ありがとう。でも今日は女子の前で私の事大好きって言ってくれて嬉しかった。離れてたら言葉って大事だね。風吹が私を好きなの伝わってたけど、特に藍良ちゃんに伝えてくれて良かった。ずっと風吹を当たり前の様に独り占めしてるの嫌だったの……幻滅した?」


下を向いてたから分からなかったけど、風吹はくすくす笑っていた。

見ると……。目が垂れ下がった笑顔の風吹がいた。

「幻滅する訳ないじゃん。本当に素直の羽留かわいい。もっと嫉妬して欲しい。俺もうれしい。」


顔が赤くなってるのが分かる。

手で顔を覆いながら、隙間から見る。

「ん?どうした?」

「あのね?実は6月10日の金曜日ね創立記念日で休みで、お父さんが木曜に迎えに来てくれる事になってて。良かったら金曜日か土曜日会えないかな?日曜日の朝には帰ることになってて」

「両方会うのはだめ?金曜日終わる時間言うから放課後デートしようよ♡土曜日は部活ないから1日遊べるよ。日曜日は俺も部活あるからお見送り出来ないんだ。ごめんね」

「ううん。2日も会えて嬉しい。ありがとう♡風吹。大好き。会えるの楽しみにしてるね」

「うん。それじゃおやすみ♡」

手を振って、電話を切る。


テレビ電話って顔を見れるからやっぱりいいなぁって思った。

キュンキュンしすぎて手が震えちゃう。

早く風吹に会いたい♡そして、強く抱きしめて欲しいって思いました。


毎日の課題に補修に宿題に毎日が慌ただしくすぎて言った。

実家に帰る前日になった。

私はお父さんに電話をする。

「パパ?明日なんだけど、何時位に来れそう?私は5時には、終われるよ。」

「パパも有休とるから5時には迎えに行けるよ。」

「わかった。じゃあ明日気をつけてきてね。」

「明日。ママは用事があるから晩御飯は外で食べて帰ろうね」

「はーい!!」


当日の朝になる。

私は風吹にLINEを送る。

【早く会いたい。勉強頑張ろうね。】

ガッツポーズをしている写メも送った。

朝から普通科目のテストがあったのですぐに教室に入りテスト勉強をしていた。


私の写メを見て風吹がニヤニヤしていたのはまたの話♪

「はぁちゃん!テストどうだった?」

「何とかなったかも……」

課題が多い私達ですが、普通科目もある程度の成績がないと進級できないので皆、結構本気です。

「大誠先生にお世話になってます!」

クラス皆でジュースやお菓子を渡す。


「感謝して下さい」

という大ちゃんの顔は元気がなかった。


「大ちゃんどうしたの?」

「実は彼女と喧嘩しちゃって」

「珍しらしいね」

大ちゃんと彼女は小学生から付き合ってるので4年の付き合いらしい。大人しめの彼女みたいであまり喧嘩もないみたいだが、どうしたんだろうか?

皆で心配する。

大丈夫だよ!!と笑っているが顔は悲しそうだった。

二人で課題に取り組む間少し聞いてみると……。

私との関係を疑われたみたいで、それが原因で怒ってしまったらしい。

滅多に怒らない彼女が怒ったのと今まで欠かさなかったお休みのテレビ電話も昨日は無視されたらしく、テンションが下がっていた。


「彼女に嫌われたらどうしよう」

今にも泣きそうな大ちゃんの顔を見てどうにかしてあげたいと思った。

私は休み時間に風吹にLINEして事情を話、私たちがゴールデンウィークのデートで撮ったプリクラの画像を大ちゃんの彼女さんに送っても大丈夫か聞いてみる。

風吹から

【大丈夫だよ!大誠くんの彼女の誤解がとれるといいね。】

と返事が来たので大ちゃんにのLINEに送って彼女にも送って貰った。


彼女からも疑ってごめんと電話がかかってきた。

私にも代わって貰って、私がどれだけ風吹の事を好きか話をした。

彼女さんとも、打ち解けた。

大ちゃんの彼女の詩織(しおり)ちゃんも遠距離恋愛になって不安で爆発してしまったみたいだ。

私と話せてよかった。と言ってくれた。

大ちゃんも詩織ちゃんと仲直りできて凄く嬉しそうだった。


学校が終わり、校門を出てお父さんが来るのを待つ。

ぷっぷーとクラクションがなった。

「お疲れ様。羽留!!」

「お疲れ様!パパ」

実はお父さんは単身赴任中だったのでかれこれお正月からあってなかった。

5ヶ月ぶりの娘を見て言う。

「羽留!風吹くんと付き合ってるって聞いたよ。小さい頃から風吹くんの事好きだったもんなぁ。良かったな」

「ありがとう!パパ」

「今日何食べようか?」

「うーん。久しぶりにお寿司行きたいかも」

「了解!アプリで予約しといてくれ。」

「はーい!」

学校友達の事や課題の事などを話していく。

普通科とはまた違う雰囲気に父親もすごい興味津々に聞いてくれた。

「羽留が楽しそうでよかった。本当は高校から寮なんて反対だったんだけど、一生懸命頑張ってるみたいでパパも応援してるからな。大学も関西に行くのか?うん。今の所考えてる大学は関西だよ。」

「そっかぁ。大学は家から通えるかと思ったんだが残念だな」

寂しそうな父親の姿をみて、家の近くの大学もまた調べる事にした。

回転寿司屋さんに着いた。

風吹の高校の近くだった。

もしかして風吹に、会えたりして?って思っていたら……。

駐車場で風吹に出会った。

部活が終わって帰るところみたいだ。

私は声をかける。

「おーい!!風吹~」

笑顔で手を振ると風吹がこっちに近づいてきた。

友達や先輩もいたみたいで、こんばんはと挨拶をした。

「彼女~可愛いじゃん!」

とこつかれていた。

恥ずかしそうに笑っている風吹はまた新鮮だった。


「今からご飯?」

「うん!今日お母さんいないみたいでお父さんと帰りにご飯食べに寄ったんだ」

「そっかぁ。また帰ったら連絡するね」

「うん!またね~風吹も気をつけて。」

手を振りながら店に入っていった。


「風吹くんか?」

「うん。部活の帰りみたい」

「そうか。よかったな」

お父さんも嬉しそうだった。

久しぶりの回転寿司でテンションが上がる。

基本的に寮のご飯なので回転寿司に行く機会がなかった。

風吹とのデートもカフェとかが多いから何か新鮮だった。

おなかいっぱい食べて家に帰ってからお風呂に入った。風吹から連絡が、来ていたのだがそのまま眠ってしまっていた。


朝気がつくと。

風吹から【疲れてたんだね。お疲れ様。今日5時に学校近くのコンビニで待ってて欲しい。気を付けてきてね】とあった。

了解!!のスタンプを送る。

風吹と初めての制服デート(私の高校は制服ないから私服だけど……)にウキウキしていた。

風吹の生制服姿が見れるなんて……

キャー。と叫びたいのを必死で堪えながら待ち合わせ時間までを自分の部屋でそわそわしながら過ごしていた。

少し早めに出てきてコンビニで待っていると。


「なぁなぁ。今日風吹、彼女が迎えに来るらしいぞ!」

「あの!手鏡の彼女だろ?」

「嬉しそうだったな?」

風吹の話をしていたので聞いてしまっていた。

肩をポンポン叩かれて見ると笑顔の風吹だった。

「いこっか!」

手を繋いで、いざ!デートへ♡

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