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ハルフブキが舞う季節に  作者: しろちゃんまま
episode羽留(高校生)

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夕食はBBQなので先輩たちと寮母さんの手伝いをしていた。

「キャベツいっぱい切っといてね。」

「はーい!」


私は2年生の茜先輩とキャベツをひたすら切っていく。

帰省している子もいるけど3学年合わせて60人はいるからとにかく沢山切っていく。

晶ちゃんは腰がまだ痛いので部屋で休んでいる。


「めっちゃ切ってる」

「動画とったげる!」


焼き係の先輩達が炭で黒くした顔でやって来て私達の動画を撮ってる。

「先輩達の顔の方が映えますよ笑」

茜先輩が言う。


「めっちゃ黒いやん」

他の先輩たちが笑いながら言ってる。


「羽留ちゃんのキャベツ切ってる姿もなかなかやって!」

「こっちの方が可愛いくて映えるな」

「確かに!」

「先輩達、からかわないで下さいよ!」

頬を膨らませて言ってみる。


「いやいや。今年の1年生は男女共に可愛い子が多いからな。今年の女装、男装コンテストは寮生が優勝しそうだな」

「なんですか?それ」

「女装、男装してコンテストするの!服も自分達でデザインするのよ」

「へぇ( ¯∀¯ )楽しそうですね。」

「女装は大誠とかにさせよか?男装は晶ちゃんだな」

先輩達は各々(おのおの)楽しそうだ。


「デザインする人、作る人、メイクする人、ヘアセットする人の4人ぷらす女装、男装する人、計5人のチームで競っていくの!結構楽しいよ」

「へぇ。面白いですね。茜先輩もした事あるんですか?」

「私も去年、したよ!先輩達の技術聞いたり見たり出来るから勉強になるよ。」

「私も参加したいです( ´˘` )」


肉がどんどん焼けてきた。

外で皆で食べるのは凄く楽しかった。

先輩達と色々話せてよかった。


「そういえば羽留ちゃん幼なじみの彼とはどうなったの?」

「実は告白して付き合える事になりました。」

「よかったじゃん!写メないの?」

私はデートの時に二人で撮った写メを見せた。

「どれどれ?ちょっとっっめっちゃ男前!」

「うわぁ。かっこいい」

「こんなかっこいい幼なじみがいたら好きになるよね。」

「なになに?羽留ちゃんの彼氏かっこよすぎだな」

「いつから?」

「ホヤホヤカップルじゃん!」

「羽留ちゃんも可愛いからお似合いだな」


先輩達が褒め讃えてくれる。

何か照れてしまう。

風吹は子供の頃から可愛いくてかっこいい自慢の幼なじみだったから褒められて嬉しい。

でも、先輩達は、私の事も風吹と同じ位褒めてくれた。

風吹の横に並んでも恥ずかしくないように私も自分磨きをがんばるぞー


ご飯終わって部屋に帰ってきた。

途中で晶ちゃんもご飯を食べに来ていた。

私はお風呂に入ろうと準備をした。

電話がかかってきた。

藍良ちゃんだった。


「私の彼氏を誘惑しないで!」

出ていきなり言われる

「私の彼氏って風吹の事だよね?風吹と藍良ちゃんって付き合ってないよね?風吹から聞いたよ。嘘つくのは良くないよ。」

「は?!風吹と付き合ってるのは私よ。あなたこそ勘違いじゃない」

「分かった。」

もう話したくなかったので電話を切った。

風吹に電話をかけた。

「もひもひ?」

「何か食べてた?」

「今、姉ちゃんの家の近くで祭りがあって屋台の食べ歩きしてるんだ。」

「ごめんっ!」

「いいよーどした?寂しくなっちゃった?」

「……ぅん。寂しい。風吹にぎゅーってしてもらいたい。」

「可愛いなぁ。6日に近く通るから寄ろうか?抱きしめたあげるよ。」

「ぇぇ?悪いよ」

「父さんに聞いてみるよ。」

「無理ならいいからね。」

「分かった。じゃあまた連絡するな。」

「うん!」

風吹と話したお陰で藍良ちゃんから言われた嫌な気持ちは吹き飛んだ。

お風呂に入ってくる。

寮生のOB達がお金をだしてくれてかなりお風呂は綺麗だ。

ミストサウナもある。

私はミストサウナがお気に入りで、毎日でも入りたい位だ。

お風呂にもはいって気分リフレッシュする。


部屋に戻ると晶ちゃんがベットに横になって侑くんと電話していた。

可愛い顔で話してる。

私まで笑顔になる。


私の携帯も風吹からLINEの連絡が来ていた。

【羽留!寄れる事になったよ。父さんが会社に呼ばれてそれが終わるまで会えるんだけどどうする?】

【私も会いたいから大山駅で待ち合わせでもいい?】

【分かった。】

【6日楽しみにしてるね♡】

【俺もたのしみ】


きゃーん♡会えるなんて!凄い嬉しいよぉ。

顔がニヤケちゃう♡


「はぁちゃんいい事あった?」

「分かる?」

「彼氏に6日会える事になって♡」

「良かったね(*^^*)」

「うん!晶ちゃんはどうだった?」

「明日、侑くんが迎えに来てくれる事になったの!」

「良かったね!!!」


お互に見合わせた。

優くんに晶ちゃんが行けなくなった事を伝えると皆。色々用事が出来て行けないからまたの機会に遊びに行くことにした。


菜那ちゃんから廉くんと二人でデートすることを聞く。

実は……菜那ちゃんも入学から蓮くんの事が好きらしい。


6日になった。

9時に大山駅に風吹と集合した。

「風吹7時にはこの駅に集合な!」

「了解!」

「あれ?おばさんは?」

「もうちょっと姉ちゃんの所で泊まるらしい。」

「そうなんだ」

「どこ行く?」

「水族館に行きたいんだけどいい?」

「いいよー」


水族館行きのシャトルバスがあるのでそれに乗って行った。

アシカやペンギンやイルカショーを見る。

水族館自体久しぶりだったので凄い楽しかった。

写真もいっぱい撮った。

お昼を食べてまた大山駅へ戻ってきた。

次は、ゲームセンターで遊んだ。

公園へ行き、ベンチで少し座って休む。


「水族館すごく久しぶりだから楽しかったな」

「風吹も?私も久しぶりで楽しかった。」

「そういえば何か嫌な事あったの?」

「なんで?」

「ちょっと考え込んでる時があったから」

少し考え込んでやっぱり話す事にした。


「風吹が私の事すきでいてくれるのはわかってるの……」

「うん。」

「だけど……他の女の子達が風吹の事、好きで……」

涙が出てくる。

「うん……」

「私がいない間に近寄ってきたり……勝手に彼女のフリしたり……するのが……嫌なの」

涙が目からぽろぽろ落ちる。

「でも。俺は羽留だけだよ。」

風吹が優しく背中を、撫でてくれる。


「わかってる……分かってるけど本当は藍良ちゃんが……風吹の彼女って皆から思われるの本当は嫌だったの。」


「そうだよね。俺も嫌だったよ。」


「風吹は悪くないのに……わがまま言ってごめんなさい」


風吹はキスしてくれて抱きしめてくれる。


「俺、いい事考えたんだけど!」

風吹が笑顔で言った。


「なに?」

「俺の物を羽留が持って、羽留の物を俺が持ってさっき撮ったプリクラも貼ってさ。そしたら羽留が彼女って皆わかると思うんだけど……どうかな?」

私の物を風吹が持つ?

「結構、私の持ち物かわいい系が多いけど……風吹、友達からからかわれたりしない?大丈夫?」

「からかわれるのは一瞬だから……気しないよ。羽留が近くに感じるし。」

「わかった♡」

「この鏡とかいいんじゃない?俺のと交換しよう!」

この鏡は私の好きな熊の絵がプリントされていた。

対して風吹のはシルバーの無地の物だった。

さっき撮ったプリクラを貼る。

風吹が持つ物には、私が風吹のほっぺたにキスをして【羽留の物♡】って書いた物を、私が持つ物には、風吹が私のほっぺたにキスをして【風吹の物♡】って書いた物を貼った。


後、100均でビーズを買ってお揃いのキーホルダーも作った。


「3ヶ月これでお互い頑張ろ!もし寂しくなってり不安な事があったら我慢せずに二人で話し合おう?」


「うん!ありがとう。風吹。私、頑張る。」

「頑張りすぎたらだめだよ!わかった?何かあったら俺に必ず話してね。」


もう1度風吹と抱き合った。

晩御飯を食べに定食屋さんに入った。

風吹と食べたら何でも美味しい。

手を繋いで大山駅へ向かう。

後ちょっとでバイバイだと思うとまた涙が……

ぎゅーと抱きしめ合う。


「父さんからだ。迎えにきたって。行こっか」

「うん。」

「羽留ちゃん!帰るね。離れてるけど気にせずおじさんやおばさんを頼って貰ったらイイからね。」

「はい!風吹会えて良かった。お互いがんばろうね!」

「うん!羽留又ね!LINEするから」


私は車が見えなくなるまで手を振った。

寂しいけど頑張る!

お守りも貰ったし。

風吹を近くに感じれる夜だった。



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