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第12話 東京の戦い

 

 4時31分、竹芝埠頭からの部隊は霞が関に到達した。


 しかし、彼らの目標は皇居と総理官邸、いや、皇族と内閣だった。


 竹芝からの部隊の指揮官、ケン・ホッユウ少佐はMST12装輪装甲車の1台に乗ってインカムを通じて全将兵に言った。


「総員に通達、これより坂下門から突入する。以上」


 部隊は速力を上げ。、目標へと向かった。




 ケン・ホッユウ少佐率いる部隊は坂下門から部隊が突入せんとする。


「ん?」


 坂下門はしっかり閉じられ、前方には警視庁の四角張った装甲車が待機していた。

 

 どうやら警視庁から早速増援が皇居に届いたようだ。 


「砲撃せよ」


 ケン少佐が命じると、空挺戦車の砲が射撃をする。


 警視庁の輸送車が吹き飛ばされ、一部が炎上しながらお堀に落ちる。


「そのまま門も吹き飛ばせ」


 ケン少佐の命令によって、坂下門が吹き飛んだ。


「突入せよ!」


 前方にいた空挺戦車が炎上した輸送車の一部を押し出し、やはりお堀に落とす。


 そして、空挺戦車と装甲車の群れが皇居に突入する。


 皇居での戦いが始まった。





 ケン・ホッユウ少佐率いる皇居突入部隊は、坂下門から部隊を突入させた。


 入城後、吹上御所へと進撃すべく、皇居を前進していく。


 



「降車!」


 吹上御所前に止まった部隊は、装甲車から兵士たちを降ろし、吹上御所に突入させていく。


 皇居突入からここまで、何ら抵抗はなかった。


 質素な御所の入り口から突入する前に、兵士のひとりがSR08ロケットランチャーを構え、入口に向けて発射した。


 入り口にいた敵を一掃したと判断した将兵たちは吹上御所に突入していく。


 突入後、慎重に侵入していく将兵たち。


 しかし、


「撃て!」


 皇宮警察官のひとりが命じた。入り口周囲に配備された皇宮警察官たち数人がMP5サブマシンガンで亜連陸軍空挺将兵たちを倒していく。


 構造を知った皇宮警察官たちが、入り口の制圧に巻き込まれるのを避け、その少し離れたところに配置し、攻撃を仕掛けた。

 

 結果として慎重を期して突入した空挺隊員への攻撃に成功する結果となった。


「機関銃で制圧しろ!」


 機関銃をもった兵士たちが銃撃していく。兵士たちは撃たれ、倒れ、或いはけがをう者もいながら、後退していく。


「いいか、目標は天皇と皇后だぞ」


 ケン少佐は改めて部下たちに言い聞かせ、部下たちは返事をした。


 しかし、実のところ、手探りだった。


 吹上御所の全貌は結局つかめず、天皇皇后両陛下はどこにいるか、確証が持てなかった。


 行き当たりばったりな作戦だな。


 ケン少佐は自虐的に笑った、


 他の部隊も似たようなものなのだろうか? 





 そういう意味では首相公邸に突入した部隊は目標がどこにいるか、はっきりしていた。


 首相公邸前には警視庁の装甲車と輸送車数台が横一列に待機している。


 そこに空挺戦車3両の一斉射撃。各車2,3発撃ったところで、全車炎上した。


「降車!」

 

 指揮官のミン・エイカ大尉が叫ぶと、各隊員が装甲車から降車し、炎上した車両の横を合間を縫って、官邸に突入していく。


「いいか、鈴木首相がいるのは地下危機管理センターだぞ!」


 ミン大尉がそう叫ぶ。


 と、エントランスに突入した将兵たちが、吹き抜け構造で2階からエントランスに向けて射撃があった。


 慌てて外に引っ込む将兵たち。、


「ロケット! 2階の警備隊員たちに撃ちこめ!」


 SR08個人携帯型対戦車ロケットランチャーをもった隊員たちがエントランスに前進し、ただちおに2階全般に向けて放っていく。


 銃撃が沈黙していく。


 空挺隊員たちが突入していく。


 と、エレベーターと、封鎖された階段が見えた。


 ミン大尉が地下につながる二つの入り口が閉鎖されたと理解した。


「爆破班!」


 精鋭の工兵たちがプラスチック爆弾と特殊な工具をもって、この分厚いドアを吹き飛ばそうとする。


 他の空挺隊員たちは周囲を警戒した。


 

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