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真っ赤なドレスと純白のフランベルジュ  作者: 猫こんた


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91話 平和の崩壊

翌日、私とメルクールが同時に起き上がった。


「あら、おはようですわ」

「おはようメルクール……鼻水出てるよ」

「はながたれましてよ」


メルクールは水銀の鼻水をたらしていた。


「わぁぁ!?!?水銀が垂れてるぞ!?汚いなぁ!?」

「仕方ないですわ」


メルクールはティッシュで鼻水?を出し、それをゴミ箱に入れた。


「毎朝こうなりますわ……」

「水銀が付いたティッシュをそのまま捨てていいのか……?」

「いいと思いますわ」


私は外の景色を見た、すると街の人たちが慌ただしくなっていた。


「一体何が起こってるんだ?」

「どうしましたか?」

「メルクール、なんだか普通の人たちが慌ただしいんだけど……」


明らかに街の人達の動きが異常で何かに追われているような感じがしていた。


「もう朝か……?」

「マスター、外の様子が変なんです」

「寝起きから一体何事なんだ……?」


マスターも外の状況を見るとテレビを黙ってつけた。


「おおう、メディアも政府叩きをしてる……」

「これは昨日の依頼の影響か」


テレビではメディア叩きを主な軸として国民に伝えていた。


(あの爆発音を聞いて野次馬が集まったのか、そして野次馬がヴァンパイアの事を撮ったのか……?)

「ネットの声を見てると今日は営業しない方がいいかもな……」

「どうして?」

「ドゥーロたちが突撃している映像が出回っている、この映像は恐らくヴァンパイア肯定派の感情を爆発させるかもな」

「確かにそうですわね」


そして私の携帯に一通のメールが届いた。


「メールが来た、ちょっと見てみる」


私はメールを見た、どうやら教会のシスターが私宛にメールを書いているようだった。


「教会のシスターからのメールが来てた、へぇ……」

「なんて書いてあったんだ?」

「教会がピンチだから助けに来てって書いてある」

「なるほど、今は喫茶店を営業している暇じゃないな……」


その時メルクールは声を出した。


「でもヴァンパイアは昼間能力を出せませんわ」

「そうなの!?」

「そうですわよ」


マスターは思いっきり頭を叩いた。


「一体どうしたものか……」

「私、人間だけど?」

「そうだな、だが一人で大丈夫なのか?」

「大丈夫、だって私は暗殺の血統だからね」


こうして私は教会の一大事にハンドガン一つで向かったのだった。そして私はヴァンパイアの完成形を見てしまうのだった。それは明らかに非人道的で元々人間で作られたのにこれほどまでに非人道的だとは私は思わなかったのだった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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