85話 やりすぎ
私たちはファシーノの位置情報が映っているタブレットを見て入るホテルを予測し始めた。
「この辺りのホテルに入るはずだ、だがその付近のホテルは3つある……どうしたらいいのかな」
「私はこの3つあるうちの遠いホテルに張り込みますわ」
「メルクール頼んだ、桜はどうする?」
「うーん、美味はどうする?」
「私は3つの内この近くもなく遠くもない場所に行きたいね」
「分かった、私は近くのホテルに行ってみる」
こうして私たちはホテルの前に張り込み、スキャンダルをすっぱ抜くことにした。
(しかしこの感じ週刊誌の人がいるなぁ……どうしたものか)
その時変装したファシーノと国会議員がこちらに歩いてくるのが見えた。
(まずい、もう来たのか!?いや今の私はごく一般人のような服をしている、スマホを片手に持っていたら歩きスマホをしている一般人に見えなくないか)
私はスマホを取り出し、スマホを操作しているような感じを出した。そして二人が私の隣を通り過ぎると私は振り向いた。
(とりあえずはバレなかったよな……カメラであいつを撮影すると)
私は通り過ぎた二人にカメラを向けた、すると道の途中の植え込みからカメラのレンズ部分がにゅっと生えてきた。
(やっぱり居たのね、でもカメラの先は国会議員だ……いやちょっと待てあのカメラの向きは……)
カメラの向きは何故かファシーノを捕らえていた。
(もしかしてファシーノの服がぴっちりだから仕事よりもプライベートを優先したのか!?だとしたら許さんぞ)
私はスマホを持って歩きながら植え込みに手を突っ込んだ。すると出てきたのは禿げているおっさんだった。
「……どうも」
「女の子のケツを写真に収めて何をしようとしていたのかなぁ……?」
私は静かに腰のカバンからハンドガンを取り出した。
「いい?女を食い物にするな……」
「はいぃぃいい!!」
私はおっさんを逃がし、一瞬でスマホを構えた。それと同時に国会議員が後ろを振り向いた。
「気のせいか……?」
「もー行きましょ?」
「そうだな……」
その時のファシーノはなんだか国会議員に甘々でさすがサキュバスと言えた。
(ホテルに入っていった、この光景を写真に収めるか)
私は二人がホテルに入る光景を私は写真に収めた。後はファシーノと合流するだけだが……
「マスター、写真を撮ったので送ります」
「分かった、ファシーノと合流してくれ」
数十分経ったがファシーノが戻ってくる気配は無かった。私は嫌な気配がして無線を聞いた。すると盛っている音声が微かに聞こえていた。
(……見事にタガを外してる……まぁ奴を気絶させてから出てくるだろう)
無線から笑い声や攻める声が微かに聞こえ、1時間後、しっぽりと搾り取ったファシーノがホテルから出てきた。
(ここで合流だとまずいな、少しだけ遠くで合流しようとジェスチャーするか)
私はファシーノにジェスチャーで遠くで合流しようと伝えた。そしてホテルから数百メートル離れたところでファシーノと合流した。
「ファシーノ……」
「どうしたの?」
「盛っている音声が無線から聞こえてきていたが……もしかして」
私はファシーノの下半身を見た。
「あらやだ、もちろんやったわよ。だけど子供が出来ないように対策してたから大丈夫」
「はぁ……」
私は少しだけ呆れていた。
「サキュバスってのはそう言う切り替えが出来るの。だから恐れることは無いのよ」
「そうか……なら急いで喫茶店に帰ろうか」
こうして私はメルクールと桜に終わったと無線で言い、私たちは喫茶店に戻ったのだった。しかしファシーノが何故か上機嫌でよかったと思うのは私だけなのだろうか……?
最後まで見てくれてありがとうございます。
少しでも続きが気になる、それか面白ければブックマーク・評価・いいね・感想・レビューをお願いします!




