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真っ赤なドレスと純白のフランベルジュ  作者: 猫こんた


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77話 まともに営業ができない

翌日、私とマスターが一緒に喫茶店に向かっていると酷い光景を目にした。


「なんじゃこれ……」

「落書きをされてる、誰だこんなことをしたのは」


壁や窓ガラスにペンキが塗りたくられており人間未満や差別人種と落書きされていた。


「何が人間未満だ、この落書きを書いた奴はいったい誰なんだ」

「マスター、とりあえず落ち着いてください」

「犯人を見つけないと気が狂いそうだ……」


マスターは汚れた壁を見ながら拳を握った。そして今日は臨時休業にしてこの事を調査し始めた。


「すまない、今日は臨時休業にしてくれ」

「どうしてですか?」

「喫茶店の壁が落書きされていた、そんな場所で食事はしたくないだろう。だからその犯人を突き止める」

「突き止めれるんですか?」

「正直難しいだろう。だが他の人と協力すれば特定は簡単にできると思う」


するとマスターは私にこんな無茶ぶりをしてきた。


「ドゥーロ、例のニートヴァンパイアを訪れてくれないか?」

「分かりましたがどうしてニートと協力するんです?」

「いいから行ってみてくれ、恐らく彼は有益な情報を渡してくれるはずだ」


マスターはそう言ってサンドイッチを渡してきた。


「よろしく頼む」

「分かった、行ってくる」


私はどうしてニートヴァンパイアに頼むのか分からず、廃病院に向かったのだった。


(どうしてニートに頼むんだ……?役に立たないはずだけど……)


そう思いながら廃病院に向かっているとちょうど食べ物を置く人を見かけた。


(おっと、もうすでに食べ物を頼んでいたか。だけどここまで配達してくれるデリバリーサービスの機械凄いな……)

「おーいニート、デリバリー届いてるぞー」


私はニートヴァンパイアを呼び出した。


「うぅ……持ってきてくれないか?」

「はいはい、わかりましたよ」


私は食べ物を持って声のした部屋に入った。


「これってパソコンの部屋だよね?」

「そうだ……実は俺はパソコンをハッキングするのが得意なんだ。ネットの友人Sと一緒にハッキングをやってるんだ」

「そのネットの友人Sって誰か知らないの?」

「ネット上でしか会話をしたことないからなぁ……」


その時マスターが言っていたことをやっと理解した。


(もしかしてニートだから機械をいじるのが得意と踏んだのか……)

「ねぇ、ちょっと頼み事いい?」

「いいぞ、代金はそのサンドイッチな」


こうして私はニートヴァンパイアに頼みごとをしたのだった。そしてこの街の監視カメラを一瞬ハッキングしてデータを奪い取るのだった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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