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真っ赤なドレスと純白のフランベルジュ  作者: 猫こんた


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76話 漢は背中で語る

依頼場所に無事にたどり着き、ここまで護衛してくれた男の人に礼を言った。


「本当にありがとうございました!」

「おう、それでここに何の用なんだ?」

「ここで人をヴァンパイアに変えてるらしいんですよ」

「なるほどな、俺はここで待っておいた方がいいか?」

「帰ってもいいですよ」

「いいや、帰りの時はどうするんだ?」

「確かに帰りの時に革新派が襲撃をしてくるかも……帰りもお願いするよ」

「分かった、ここに待機しておく」


男の人が依頼場所の前で待機すると言って建物に背中を向けた。


「それじゃ、入るよ」


私たちが建物の中に入るとアラームが鳴り始めた。


「へぇ、だいぶ用意周到になってるのね」

「そうですわね、とりあえず水銀と飛ばしておきますわ」


メルクールは監視カメラに水銀を飛ばして機能停止にさせた。そして私たちは武器を持って敵と遭遇していいように警戒を高めていった。


(これはヴァンパイアの培養カプセルなのか……これを壊したらダメな気がする)


私はヴァンパイアに変わる前の人間を探した、するとすやすやと眠る声が廊下に響いてきた。


「これって人の声だよね」

「そうですわね、行きましょうか」


私たちは人の声が聞こえた場所に向かって走った、するとそこに居たのはボロ衣服に身を包んだ女性たちだった。


「扱いがむごいな……」

「ええ、とても人のやる事じゃないわ」

「どうするの?」

「この鍵を壊す、この人たちが起きたら何が起きたか分かるだろう」


メルクールは水銀を鍵に垂らして壊した。その時政府軍の奴が現れた。


「侵入者!排除する!」

「うわぁ!来たぁ!?」


メルクールは水銀の盾を作った、だがメルクールの顔色が少し悪くなっていた。


「メルクール大丈夫か?」

「ええ、少し水銀を出しすぎましたわ」

「私と美味がついてるよ」


私はハンドガンを構えて水銀の壁が無くなると一瞬で政府軍の頭をぶち抜いた。


「よしっ、完璧」

「とりあえず敵がこのまま現れない事を祈りますわ」


そして私たちは全ての檻の鍵穴を破壊して培養カプセルの前に立った。


「多分だけど破壊したら駄目だと思う、このパネルを操作して培養カプセルを機能停止させたらいいと思う」

「ならドゥーロがやってほしいですわ」

「わかった、やってみる」


私は培養カプセルのパネルを操作して機能停止させて培養カプセルの扉を開けた。


「とりあえず逃げるか」

「そうですわね」

「うおー逃走劇だー」

「っとその前にこのヴァンパイアを外に出してっと」


私は培養カプセルに捕らえられていたヴァンパイアを安全な場所に移動させてから培養カプセルに銃弾を撃ち込んだ。


「これで使えないでしょ」

「そうですわね」


そして私たちは建物を後にするのだった。そして帰りの時にも保守派と革新派の争いに巻き込まれたのだった。


「帰りもこうなるのねぇ~」

「仕方ないですわね」

「うおー!逃げろー!」


そして私たちはくねくねとした道を通りながら喫茶店に帰ったのだった。そしてこの私たちの動きによって保守派の人たちがヴァンパイアの製造現場にカチコミに行くという行動が見られ始めるのだった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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