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真っ赤なドレスと純白のフランベルジュ  作者: 猫こんた


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70話 腕力

私たちは各々依頼場所に向かった。私と同行するのはタコとシリウスだった。


「そのタコ足は一体どうなってるんだ?」

「知らなーい、でも生えてる根元は見たことある」

「どういう感じになってるんだ?」


シリウスは興味本位でタコの触手の根元を見た。


「皮膚がこのタコ足に変異してるのか……」

「いやーん、シリウスのえっち」


タコはシリウスに触手の根元を見られているのが恥ずかしいようで残りの触手をわさわさと動かしていた。


「それで私たちの仕事はヴァンパイアの退治だっけ」

「そうだな、それで依頼場所はここのようだけど……」


私は依頼場所に建っている建物を見た。


「明らかに心霊現象のスポットだよね」

「幽霊出てくる?」

「出てこないけどヴァンパイアは出てくる」

「そのヴァンパイア捕まえてみたいなぁ」


私たちは建物に入っていった、中は廃病院のようで人の気配がなぜかあった。


「誰かいますか?」

「人の気配はあるが声は無い……」

「幽霊さん!?」

「いや幽霊ではないでしょ……でも人の気配があるのは確かなんだよな……」


私たちは一部屋ずつドアを開けていった。明らか荒れている部屋もあれば比較的マシな部屋もあった。そしてとある部屋の扉を開けた時……


「ウギャァアア!!」

「シリウス!?」

「幽霊ぃぃいい!!」

「本当に幽霊でたー!?」


タコが走ってくると幽霊の腕を触手で絡めとって体を浮かした。


「ウワァァ!!助けて!!!何もしないから!!」

「幽霊がしゃべったよ?」

「シリウスとタコ、こいつはヴァンパイアだ。白い布を纏っているがこれは布団だ」


タコがヴァンパイアを話すと頭の布団を外した。


「どうしてここに……?」

「ここにヴァンパイアがいるから対峙してほしいと言われたんだけど……何してたの?」

「こっそりとテレビを見てました……食事はデリバリーです……」

(あれ、これって久々に見る無害のヴァンパイアじゃないのか……?)


その時テレビに視線を向けると井戸が写っていた。


「ヒッ」

「来るぞ……」


テレビの映像が怖くなり私とヴァンパイアはぎゅっと抱き合った。


「ヒィィイィ」

「……二人とも何してるのよ」

「幽霊だ―」


タコは怖い物を見るのも苦じゃ無いようでテレビを見ていた。そして帰り際にこう言った。


「念のため言っておくけど人間に危害は加えないでね」

「分かった、それじゃテレビの続き見てくる」


そう言ってヴァンパイアは部屋に戻っていった。


(これって調査完了って事だよね……?)


私たちは喫茶店に帰りマスターにこの事を言った。


「無害ならいいだろう……そう伝えておく」

「でもあのヴァンパイア無害すぎてニートかと思った」

「ニートヴァンパイアか、まぁ面白そうとは思うな。お疲れ様」


私たちは家に帰り、風呂に入るのだった。



その同時刻、政府軍は私たちの捕縛を諦めようという決議をしていた。


「ではこの者たちをこれ以上追うのを止めましょうか」

「ああ、これ以上軍需品を無駄に失うのは駄目だ」


こうして私たちの攻撃が一旦止むことになるがヴァンパイアの製造やサキュバスの製造を続けるのだ。それを止めるのが私たちの役目なのだ。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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